あきさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あき

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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

1.0

究極の胸糞映画。
ワンカットとかそんな技法どうでもよく感じてしまうほど、全編通して不快感以外なにものでもない。
自分の主義主張の正当性に酔いしれて実際行動に起こしてみてその結果にパニックに陥る典型的な
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アジャストメント(2011年製作の映画)

3.0

昔の童話はどれも王子様と結婚してめでたしめでたしで終わるけど、それが本当の“幸せ“なのか、と言われて久しいけど、そんなオールドスタイルで来たかと思った。
男女の恋愛感情にとって、“時“は残酷で、時間の
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.2

実話に着想を得た作品。
宗教に基づく価値観及び倫理観から発した一方的な蔑視感情は、本人に罪悪感もない上に、その行為を誇りに思う家族や逮捕後の民衆の圧倒的な支持に得体の知れない薄気味悪さを感じた。
そし
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ロストケア(2023年製作の映画)

5.0

“堕ちたことのない人が、安全地帯から綺麗事を言うな“
先日観た「茶飲友達」もまさにそうであった。
堕ちたくなくても、はまりこんでしまった者たちの心の叫び。そして現実に目の前にある地獄。
絆は、呪縛でも
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.2

確か上映時に映画館で観たはずだけど内容ほとんど覚えてなくて、ここ最近のアメリカでの竜巻被害の報道を受けてBS録画を放置してたことを思い出して視聴。
27年前の映画にしてはCGがあまり違和感なくリアルに
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

レビューでは評価あまり高くないけど、前2作(ゴジラ、ウルトラマン)に比べたらぼくはこっちのほうが俄然面白かった。内容に触れるわけにはいかないけど。
でもマスクを脱いでライダースーツを着た主役の池松壮亮
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.7

この映画を観ながら、「万引き家族」(2018)を思い出していた。
社会のレールからこぼれ落ちてしまった人のセーフティネット。
ぼくはマナが目指した世界にすごく感情移入したし、でも「万引き家族」同様、そ
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ブルドッグ(2003年製作の映画)

3.5

嫌いじゃない。
逆に、いつも通りのアクションをかますヴィン・ディーゼルだったら途中で観るの止めてたかも。
ストーリーの展開はあるあるなのかも知れないけど、でもこれくらいがちょうどいい。
でも現実的には
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エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.5

「エンド・オブ〜」シリーズ三部作一作目。
この第1作を観ると、今ではよくある設定になってるとは言え、「ダイ・ハード」がいかにコロンブスの卵だったのかを改めて思い知る。
ド派手なアクションとスピード感。
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

2.5

戦争映画は単なるアクション映画と割り切って観るようにしている。実話ベースだと言われても。
別に平和主義者を標榜するつもりはないけど、戦争はどれだけ自分たちの正義を前面に押し出そうが、そんな正義は手前勝
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リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)

3.8

肉体的ハンデを持った女性と社会的ハンデを負った男性。
そのふたりの関係性が物語の展開が進むに従って優位性が逆転していく流れが、この映画のストーリーそのものの展開と相まってずっと緊張感が続いて最後まで楽
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アウトバーン(2016年製作の映画)

3.0

なんで“バート・レイノルズ“なの?
若い頃で見てみても似てない🌀
てか、ニコラス・ホルトはマッドマックスの印象なのか、やっぱり狂った感じの車の運転が似合う。
アンソニー・ホプキンスはキャラ的にレクター
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ファースト・キル(2017年製作の映画)

2.5

銀行強盗のほうが子どもにいろんなキヅキを与えられるしっかりした人間性があるという🌀
でもアメリカ映画って、警察モノは金が絡むものだと決まって退職後のお金問題で警察自体が暗躍するものばかりすぎないか😅
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.3

この映画は、ポスターに惑わされてはいけない。
本筋は、全然違うところにある。
エゴと愛情の線引きの難しさ。
鈴木亮平くんがとにかく切なくて、劇中何度も不覚にも涙が溢れ落ちた。
そして、あの突然シャット
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

5.0

ヤバすぎる😱
人生でこんなに手汗かいて、あまりの恐怖に何度も座席からお尻が飛び上がり、恐怖に耐えられなくて“うぅ〜っ“って声が漏れた映画はない💦
上映中ずっと怖すぎてお腹に力入りすぎて観終わってお腹痛
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.5

部外者が後から批判するのは簡単だ。
一 Don’t second guess an operation from an armchair.

ボーンシリーズはスパイものの中でも突出して面白くて色褪せな
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.5

いわゆる“議論“が展開されて結論を得ているとは言え、ひとりの人間どころか民族ごと虐殺することに疑問を挟まずそれを前提として“手段“を淡々と議論していることが恐ろしい。
でも、この当時のユダヤ人排除と、
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.5

あまりにシュールでコメントがとても難しい。
アイコンとしてヒトラーを持ち出すこと自体、かなり挑戦的以外なにものでもないけど、
難民問題始め、世界的に情勢が流動的なうねりを年々増していく中で、それに反比
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ワイルドカード(2014年製作の映画)

2.0

うーん、やっちまってるなぁ。
この一言かなぁ。
あらすじに書かれている”凶悪なマフィア”からほど遠く弱過ぎ小物すぎなイタリアンマフィアに拍子抜けだし、
それ以上に、サイラス役の若者のこの作品における存
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交渉人(1998年製作の映画)

3.9

公開当時から観たいと思いながらタイミング逃し続けて23年越しでやっと視聴。
事件の設定とか煙が出るほど擦り切れるまでに使い古されてるパターンで、アメリカの警察というとこれしかないのかよって感じだけど、
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.5

戦争を始めるのも”政治”であり、終わらせることができるのも”政治”だ。
でも馬鹿げたイデオロギーの妄想に取り憑かれた権力者が自分の偏執狂的な価値観に拘る以外の視野を失い引き際を図ることさえ放棄し、それ
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.1

午後ローにて。
何度も観てしまう映画ってそれほどないのに、
しかも思い切りB級でストーリーの深みなんてさらさらないのに、
いやほんとこれ、放映されるたびに必ず観てしまうクセになる映画だ😅
シリーズ全部
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

4.0

この事故の原因として安全より工期とコストを優先した会社に責任があるのは論じるまでもないとして、
米国きっての大会社がそういう判断になったのは、事故の時点ですでに工期を2ヶ月近く遅らせてしまっている中で
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ある男(2022年製作の映画)

4.8

心を抉られまくった映画だった。
人は、その人の境遇や社会的地位、見た目など目に見えるもの、知ることができたものでその人をカテゴライズし判断し決めつける。
目に見えないその人の心の内や人間性などまるでそ
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万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

すごく切ない。どう言葉を選んでいいかわからない。
類似作品として”Gone Baby Gone(米,2007)”の設定を思い出したけど、本作の掘り下げ方の深さは圧倒的だ。
この家族が永遠に続くわけがな
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

All is Well
なんて素敵な魔法の言葉なんだろうと思った。
ボリウッドって、ある意味都合良すぎてしまう展開もあるけどとてもピュアで、作品についてわかったような品評を無意識にしてしまってることが
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ランボー(1982年製作の映画)

2.5

実はランボー全シリーズ(5作品)通して今まで興味がそそられなくて1作品も観たことがなくて、原題が”ランボー”じゃないことさえシリーズ第1作公開40周年を記念したBSでの放送を録画して観るまで知らなかっ>>続きを読む

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.5

どんでん返しモノって、途中から”あ、これは”ってたいてい気付いてしまうものが多いけど、これは予想してなかったから、やられた!っ思った。
男臭さ満載の男vs男の対峙の陰でそりゃズルいわ!って思ったけど。
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ミュージックボックス(1989年製作の映画)

4.0

最後にこのタイトルである理由を知り戦慄する。
その時の主人公の気持ちを思うと心が張り裂ける。

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.0

胸熱。
弾圧抑圧されてもこれだけ宥和の精神で国民をまとめ上げる人格者が実在したことは南アの人々にとって永遠の誇り。
そしてその想いに対して忖度なしの大舞台で結果を出す選手たちの努力に敬服。
何度観ても
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食人族(1981年製作の映画)

2.5

直近に観たのが「ハンニバルライジング」でカニバリズムが続いちゃったけど決してそういうのは趣味じゃない😱
R18+なのに公開当時(1983)中学生だったのに親とではなく友達と劇場で観れたのも時代を感じる
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ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)

2.5

ハンニバルの象徴的な行為であるカニバリズムは、先天的精神異常の場合は別として、民族的慣習の場合と宗教的、主義的に後天的に変質する場合もあって、本作は後天的変質の側面から描いているけど、カニバリズムほど>>続きを読む

13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

3.5

創作物だとまず死なない設定の者が死んでしまったり、”そのフリこの人死ぬ前フリだな”と思った人が死ななかったりする忖度のない実話ベースのこの物語は、その意外性と先が読めないのがやはりリアルで、フィクショ>>続きを読む

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.5

とても難しいテーマをはらんだ映画だ。
結末だけ見れば、パートナーが去った判断は理解できるし、モーガンフリーマン等の取った行動も道義的には正しい。
でもぼくは、”人は絶対変わらない”と去って行ったパート
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.0

幡ヶ谷バス停事件をモチーフにしたこの映画。
正直、見ていていろいろキツかった。
実際に起きた事件にしてもそうだけど、ホームレス始め”自分より下”に見立てた者に対する容赦ない攻撃は、正義感を履き違えたネ
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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.5

まさにボリウッドで、ベタだけど胸高鳴る熱いシーンの連続にいろんな思いを馳せるこの映画が、実話ベースなのが驚き。
格差と階級差は出自と元来の家庭的裕福さから必然的に存在するのではなく、それを無意識に無条
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