朝陽が昇るにつれて窓から徐々に差し込む光が少女をこの世界にゆっくりと写し出していく冒頭のショットだけで、この映画は見る価値がある。日の出を見る時も思うが、太陽の動きって人間が直感的に知覚出来る最小限の>>続きを読む
時代が偉人を産み出す訳で、結局誰かが原爆の父になっていた。映画で語られない部分までは知らないがJ・ロバート・オッペンハイマーも災難な人生であった。2度と、この悲劇を生まないためにどうするべきなのか。
今現在、一体どれほどの組織、個人がこの大川小学校を上回る防災意識を持っているのだろうか。3.11直後、最近であれば能登半島地震直後、多くの人が防災を高く意識するようになったけど、当時を知る人がいなくな>>続きを読む
心の余裕によって世界の見え方は変わる。どんなに晴れた日でも、木漏れ日を見れない時もある。そして自分にしか見えなかった美しい場面を見る時もある。
原作読んだこと無いから詳しくは知らないけど朝井リョウはマイノリティ側とか主人公側だけでなく、マジョリティ側とか主人公と対立する相手側にも焦点当てて掘り下げようとしてるのがいい。今回であれば稲垣吾郎とか>>続きを読む
原発の恩恵を誰よりも受けているのは原発の町の町民ではなく、原発から離れた都市部の人間なのは間違いない。町民はお金貰ってるって言ったってそれは考えられる選択肢の中で最悪の交換条件でしかない。町民が一番欲>>続きを読む
監督の愛が伝わる映画。人間とカメラから生み出される熱量はまさにイナズマ級。この雷に運良く当たってしまった人は最高の後遺症を背負ってくことになる。