てっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

てっちゃん

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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.0

こいつはすごい!
非常にコンパクトにまとまっている(86分!)にも関わらず、最初と最後の繋がるような粋な演出、不穏でじめっとした雰囲気も良くて、次々に起こる不可思議な現象と深まっていく謎、グロ描写が徹
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.6

お盆休み何を楽しみにしましたか?と言われて、笑顔と大声で『サイコゴアマン!』とピースして答える準備をしてたくらいに本当に楽しみにしていた作品。
ほんで結果的には、あのですね、最高な作品だったわけでして
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.7

レリック(遺物)というタイトルのついた本作だけど、なんだか雰囲気良さそうなホラーじゃねえの?感があったので、そわそわしながら劇場へ。

結果的には、雰囲気がどんよりしてて、物悲しい感じで、怖くはない系
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.8

この作品といったら、ジェームズディーンさん。
ジェームズディーンさん初観賞したかったので、それならばということでこちらを鑑賞。

まずはこれに触れておかねば気が済まないので書きます。
ジェームズディー
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ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

3.8

なんかジャケからして、これ良い映画だなって伝わるやつありますよね。
そんなのが伝わってきたのが、本作です。

物語は、すごくシンプルなもの。
主人公のウォルター少年が、財産目当てで叔父さん(2人)の家
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ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

3.5

難解映画、意味不明映画と名高いこちらを鑑賞。

おそらくは哲学的な思考やキリスト教の話みたいなことがあるのだろうけど、そういうものは分からないので、芸術的な映像と独特な構図を楽しみつつも、親子について
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ボイス -深淵からの囁き-(2020年製作の映画)

3.8

夏やん!ホラー観たくなるやん!熱は冷めることなく、むしろ1人で観るのことに対して、抵抗あるだけだったのかと乙女なおっさん心に、おえっとなりつつも、気になっていたこちらを鑑賞。

いやあ、完成度高いです
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.8

『スクエア』でとても印象に残るなと感じていた監督の作品をようやくのこと鑑賞。

ああいう作風だったので、観るのに躊躇うというか勇気がいるので、今日は週末だ!とりあえず嫌なこと忘れましょ!となる唯一、勇
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.0

デヴィッドリンチ様の御作品を観たく思ったので、神々しいオーラを放っているこちらを鑑賞。

リンチ様なので、当然こちらが理解しようとしても無駄だとは分かっているけども、本作の仕掛けというか物語には混乱が
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.8

紳士淑女の皆さんは、青春という言葉を聞いてなんと反応するのでしょう。
若者の皆さんは、青春と聞いてなんと反応するのでしょう。
そんな、青春なんぞやボーイミーツガール作品の本作です。

非常に分かりやす
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不滅の女(1963年製作の映画)

3.9

さあさ、アランロブグリエ監督作品です。
難解だけども特異な映像体験と夢と現実を行きかうような作品ってイメージのある監督さんですよね。
本作はそんな監督の処女作品とのこと。

処女作と甘くみていたら、そ
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ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

3.8

やっぱりこういう一筋縄でいかない変な作品が好きだなと思った作品でした。

人間の野性と理性が垣間見れてる瞬間をフォーカスしており、その境目が曖昧であるとも感じた。
その境目は、その日の感情だったり体調
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.8

ダルデンヌ兄弟を感じたい欲がたまったときとはどんなときだろうかと思い、考えを巡らせた結果、次へ進みたいときではないかという結論に至った。
いろんな次へがあるわけだけど、今回は鬱蒼とした気分を考えたかっ
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箱の中の女 処女いけにえ(1985年製作の映画)

3.5

これには手を出さないでおこうというものってありませんでしょうか。
例えば、ギャンブルだったり、深夜のラーメンだったり、そういう類のものです。
私にとってソレは「日活ポルノ」だったわけです。

エロいか
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.8

なんか良さそうやんで選んで観てみたら、なんやこれ掘り出し物見つけたやんけってなる感じの作品。
メジャーにはなってないけども、実はすごい実力持ってる反面、ひっそりと自分を主張するようなタイプ。
嫌いじゃ
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インポッシブル(2012年製作の映画)

3.8

ちっちゃいトムホくんが出演していると知っていたのと、ユアンマクレガーさんにナオミワッツさんが出演しているみたいだし、内容の方もかなり骨太だという噂をどこかしらで聞いたので、それは観なければと思っていた>>続きを読む

アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

2.1

皆さま、ウォータースライダーに刃が設置されていてそこを通過した人間がばらばらになりまっせ。って映画観たいと思いますでしょうか?

思いませんよね。
でも敢えてそこに僅かな期待(くだらない、エロい、しょ
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ケス(1969年製作の映画)

4.2

ケンローチ巨匠の初期作品。
巨匠作品を観たくなるのは心が汚れているとき、汚れかけているとき。
まさに今がその時じゃい!ってわけでこちらを鑑賞。

巨匠らしく社会派作品の真髄をいく作品づくりは、このとき
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.7

エズラくんが出てるし、なんか好きなそうな感じやん、なんか面白そうな噂聞くやんってことでこちらを鑑賞。

ティルダスゥイントンさん演じる主人公エヴァがケヴィン(エズラくん)を出産する前、出産後、物語の終
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.2

待ちに待った作品だったので、わくどき気分で劇場へ。

始まった瞬間に思う、「あ、これ好きなやつや」。
そこから思う、「これはなんなんだ」。
中盤で思う、「意味が分からん」。
終盤で思う、「意味が分から
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

実は私、アベンジャーズシリーズを劇場で観るのが初めてでして、いつものオープニングのロゴのやつが始まると、きたきたきたきた!っと大興奮。
そこからは、基本前のめりで鑑賞。
やっぱりね、大画面で大音量で観
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

設定がええやんってなって気になっていたし、最近のホラー観たい欲も解消されずなのでこちらを鑑賞。

ホラー作品ではないです。
家族愛作品ですらあります。
もちろんみんな大好きな、びくっ!は洩れなくあるの
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.5

これは好きなやつ!と直感が訴えてくるようなことありませんでしょうか。
本作がその訴えたきたやつです。

ジムジャームッシュさん最高。
個人的にこういうの好きです要素が、ばしばしと当て嵌まっていき、物語
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.3

ホラー系を観ましょうね観たくなるよね気分が高まりに高まっているので、気になっていたこちらを鑑賞。

うん、あまり怖くはない。
うん、あまり面白くはない。
うん、書くことはあまりない。
この日本語の"あ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

大御所重鎮安定感印の傑作作品と名高いこちらを鑑賞。

可能性について考える、将来のことについて考える、周りの人について考える、大切な人について考える、過去について考える。
こんな感じの印象を持ったわけ
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.8

テーマが明確にあって、明確すぎるが故に刺さる人には、いきなりぐさりくるし、徐々に変化していく物語だから徐々に刺さる人もいるだろうし、妄想壁の強い人には既視感があるだろうし、映画の世界に飛び込みたい人に>>続きを読む

ヴィジット(2015年製作の映画)

3.8

この時期のせいなのかホラーものが観たくなる今日この頃。
なにを観ましょうかねってなって、こちらを鑑賞。

いやあ腰を抜かしたし、小粒紳士を自称している私ですが「うわ」と文字通りの悲鳴をあげた次第であり
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ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー(2008年製作の映画)

4.0

いよいよこのシリーズも最後ということで、気合を入れて挑みます。
喉の調子をはちみつ湯を飲んで整えて発声練習をして、うむ今日も悪くないな、と1人頷き、新調したタキシードに袖を通して、鏡を見て、自分自身に
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ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.6

僕もダイスキー、君もダイスキー、気になるあの子もダイスキーでお馴染みホドロフスキー翁作品を観たいんじゃい!ってなったのでこちらを鑑賞。

あれ?翁にしてはパンチ力に欠けるぞと思ったくらいに、翁の中でも
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.6

珍しく無性にホラー作品が観たくなって、どうせ観るなら怖いもの(わーぎゃーするやつも好きなんだけど今回はアホなしのやつ)を観たくなったけど、1人では嫌だったので(やっぱり怖いもんは怖いのよ)、巻き込み鑑>>続きを読む

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.4

これはなかなかに好き嫌い分かれるし、寧ろ「なんかよう分からんかったけどなんかアート的な感じやったな」っていうふわりとした返答もくるでしょうな作品。
私の場合は「青春ストップめんどくさい主人公作品」とい
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.9

正直、期待していなかったけど「これはええわ」って作品に出会えたときの嬉しさは格別もの。
そんな気持ちになったのが本作です。

主人公役には、ジョセフゴードンレヴィットさん。
この方のイメージ通りの役柄
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パピヨン(1973年製作の映画)

3.8

脱獄物としてその名は聞いていた作品だったが、なかなか観る時間が物理的になく、なんでこんな時間がないんだ!と発狂する日々を過ごしていたが、人間諦めることも大事やで、と思い始め、こうして人間はダメ(無気力>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

何事においてもメリハリは大事であり、映画を観るにあたってもそれは変わらないと思ってるので、いろんなジャンルの映画をバランスよく観ようと心掛けている(単純に観たい映画がありすぎるのと映画を観るような時間>>続きを読む

トロメオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.7

トロマ作品を観たくなる時期というのは、人生に迷い込んだときだと思っており、それゆえにひっそりと1人で楽しみたいもの。
そして1人で笑って、首を傾げて、なんの時間だったのだと自問自答して、こういう人生も
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.8

キメキメ作品。
いやあ久しぶりにちんぷんかんぷん、我が道いくスタイルの作品でして、カルト作品と名高い本作ですが、鑑賞後は「疲れた、、、よう分からんけどなんかすごいのみたぞ!すごかったんだよな?」と自問
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