太田康裕さんの映画レビュー・感想・評価

太田康裕

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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

原作未読(というか日本語版出して…)

悪くない。悪くは無いんだけどね…。
というのが見終わった感想。
18歳と36歳を演じたシュー・グァンハンはどちらも違和感なくて(実年齢いくつよ?)と不思議になる
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.5

午前十時の映画祭14で。

これまたもう何度観てるかしれない作品。
オードリーのちょっぴりおバカででも必死に生きててそんな繊細なお芝居や歌など魅力全開でそこを堪能した。

日本人描写に後年、監督は「後
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.0

IMAXレーザーで。

しかしこれ前作でも言うたのだが「コング×ゴジラ」であってもはやゴジラ(友情出演)みたいなのはなぁ…。
いや、ハリウッド製作だしアメリカ代表でコングメインにしたいならしたいで良い
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異人たち(2023年製作の映画)

4.5

映画を観るようになって30年以上になるのだけど、初めて全く評価が出来ない映画に出会った。
いや、出来が悪いとかそういう話ではない。
作中の様々な要素に一々自分を重ねてしまって、その結果ラストまで観ても
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭14で。

ショーン・コネリーやっぱスゲーな。

以上。



という映画。
前半は全く出てないし、アクションだってハリソン・フォードの方が多いのに見終わるとショーン・コネリーの印象が
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

IMAXレーザーで。
さすがに3時間は長いという気もするが、中盤のトリニティ実験シーンは恐怖を覚えるほどだし、会話劇が中心ながらグイグイと観ちゃう。
公聴会と聴聞会という2つのラインとそこに割り込む回
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.5

難しい、けれど誰にも関わる「生きる」ことの哲学的テーマをよくもまぁこんなに噛み砕いて、なのに楽しい映画に仕立てたもんだと感動した。

ただ、音楽家が主人公ならもっと音楽が物語と絡んで(ミュージカルのよ
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭14で。

この手の映画の感想は「面白かった」で良いんだとは思うし、前作以上にぶっ飛んだ展開を一気に駆け抜けるスピルバーグたちの手技はやはり凄い。

ただ、やはり今の視点でも観ちゃうの
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭14で。

前回は4DX版で観て楽しかったのだけど、やはり4DX特有のノイズが気になったのでそれが無いと快適。

で、気付くのはインディ・ジョーンズと言えば!という有名シーン実は本編と
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ良かったのだが、ふと「マディソン郡の橋」に対する(数日間会ってただけの女がひたすら男を思い続けるなんて男視点のファンタジー)って批判を思い出し、ならばこれ(女視点のファンタジー)だわなと、>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で。

物語はかなりザクザクと進むのだが、あまり多くない登場人物と時間経過の見せ方の上手さで観客が置いてけぼりを食らわずに済む。
雰囲気の悪くなった村をバベットの料理が仲介するそのスト
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で。
食わず嫌いしてきた西部劇なのだけど、見終えて驚いた。
こんなにも切ない話なのか。
保安官として良かれと悪と戦って来た主人公に誰も協力しない哀しさ。
なんとなく「勧善懲悪」な物語だ
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で。

いやー面白い。
他人から受けた「エイリアン2」にしても本作にしてもキャメロンの「2」を作る手腕には感嘆する。
新型のターミネーター出すことで観客へのサスペンスと恐怖を倍増させつ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で。

今見ると時代的にも予算的にも「頑張ってる」シーンが多い。
で、そのなかで人間の眼球を機械にする事が難しかったんだろうが、正面から捉える時には顔全体が作り物になる。
ただそれじゃ
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.5

ストーリーは良いし俳優部も実に良い。

のだけど…
恐らく照明とカメラ、ポストプロダクションの問題なのだがロケ撮影時の背景が妙に今っぽくて違和感が残る。
実話を元に憧れの偉人と心で会話しながら「兵器」
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

4.5

すげードキュメンタリーだった。
恐らくついてる明確な「ウソ」は一つ。

老人ホームで虐待が行われているらしいと潜入するスパイは最新デジタル機械を使う事が覚束ない。
潜入した老人ホームでは入居者一人一人
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親愛なる君へ(2020年製作の映画)

4.0

レインボー・リール東京のスケジュール合わず、一般公開で。

見終わって思うのは(何もあんなに主人公に色々背負わせる事ないじゃないか)だった。
過去の罪を背負い、その事で家族の生活を背負いそしてまた罪を
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.5

メチャクチャ良かった。
以上。


それ以上言葉重ねても仕方ないほど良かった。
舞台版は2010年の来日公演で見て心をガッツリつかまれた。
その後オリジナルキャストであるリン=マニュエル・ミランダ主演
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バケモン(2021年製作の映画)

4.5

これはニッポン放送「笑福亭鶴瓶・日曜日のそれ」に送って採用された感想。
基本的に別媒体で採用された場合、ここのレビューは新たに書き下ろしてるんだが、このレビューが自分でもけっこう気に入ってて、これ以上
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

4.5

僕にとってこの人出てるなら安心して観てられるっていう保証書のような俳優さんの一人がコン・ユなんだけど、本作も面白かった。
映画としての第1階層にはアクションを置き第2階層に生命をめぐる幾つもの倫理を見
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シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭で。

キューブリックの得意とするシンメトリーな画面構成とか完全なる美的センスが、まぁ禍々しいこと。
元々僕はキューブリック作品はあの完璧さがどこか苦手だったのだけど、ホラーに落とし込
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世紀の終わり(2019年製作の映画)

4.0

レインボー・リール東京2021で。
#RRT2021

【あらすじ】
バルセロナで偶然出会ったアルゼンチン人とスペイン人の男性二人。一夜だけに見えた男たちの関係は、20年にわたる壮大な愛の記憶を呼び起
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ソク・ソク(2019年製作の映画)

4.0

レインボー・リール東京2021で。
#RRT2021

【あらすじ】
退職が間近に迫ったタクシー運転手のパクと、すでに引退しているシングルファーザーのホイ。二人の出会いが長年抑制し続けてきた感情を呼
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