菅藤浩三さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

フレディマーキュリーの伝記映画なので、彼のバイオグラフィー(性的嗜好のほかに人種や宗教、ゾロアスター教のパールシーだったのね)を知っているとより深く楽しめます。ちなみに11月24日(土)はフレディの命>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.2

広瀬すずの透明感が全然出てないのは広瀬すずの無駄遣い。かといって、広瀬すずの成長に寄与した作品でもないし。最後の最後でタイトルの意味がわかるという複雑さは、小説向けではあっても映画向けではないな、是枝>>続きを読む

Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

3.5

 ドキュメンタリー構成の記録映画で、興行用ではない。が坂本龍一をずっと見てきたファンにとっては、東日本大震災後にガンになった坂本龍一が何を考えてどういう行動をしているかにダイレクトに接することができる>>続きを読む

アイ,ロボット(2004年製作の映画)

2.5

アシモフ小説が原作らしいが、黒幕含めたしかに古典的な設定ではあった。ウィルスミスがロボット嫌いになった理由が中盤にわかるが、もっと最初からわかるようにしないと、周りに比べただの偏屈野郎にしかみえなくな>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.0

アカデミー賞の授賞基準がわからなくなった問題作。主演男優賞はじめ5部門の授賞していながら、デート向けでもないし家族向けでもない、興行用というよりもっぱらDVD向けにしか思えない観客を遠ざけるつくりっぷ>>続きを読む

ペイチェック 消された記憶(2003年製作の映画)

3.5

ストーリーを知ったうえで見たほうが、より楽しめる映画です。私は映画を見た後ネットであらすじを見てようやく登場人物の行動が得心できましたから。一見ゴミにしか見えないアイテムを十二分に利用して危機を脱出し>>続きを読む

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

2.5

TBS日曜劇場だったらよかったのに。小説を事前に読んでたから次々に起こる理不尽な危機とそれを打開する主人公の活躍を堪能できたにもかかわらず、映画では各エピソードにせいぜい10分くらいしか避けていず(か>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

3.0

マーベルコミックシリーズは見慣れていず、CGアクションは蟻の動き含めて普通な印象。もっとコミカルな悪役仲間にフィーチャーしたほうがよかったかも。マイケルダグラスはやっぱいい俳優だね

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.2

台詞回しと言い冒頭からの展開と言い、素晴らしい青春映画でした。
 今は亡きロビンウィリアムスがアカデミー助演男優賞、マットデイモンとベンアフレックはなんと俳優としてでなく20代で脚本家としてアカデミー
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

視るなら10代せめて20代が望ましい。50歳近くになってみても楽しめはするんだけど学生時代真っただ中の時に視たほうがストーリーを堪能できると思う。タイムリープと入れ替わりってSFはアタマが柔軟でないと>>続きを読む

最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方(2014年製作の映画)

3.0

邦題が似たタイトルの映画がたくさんあって、まずは混同しないことが大事かな((´∀`))
 熟年恋愛がテーマでコメディが混じって少し性的描写もあって、日本ではまず作られない作品ですね。マイケルダグラスと
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

画面に似合わない70年代ディスコミュージック(アバとかドナサマーとかグロリアゲイナーなどなど)がずっと流れ、やたら明るいマットデイモン。日本では’’ひとり鉄腕ダッシュIN火星’’と呼ばれていますが、ポ>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.5

女優は真木よう子・尾野真千子どちらもよかった。母親はあえて樹木希林でなくてもよかったかな。リリーフランキーてあんないい味の俳優だったんだ。助演男優賞には納得。かたや福山雅治ではなー、感情移入しにくいん>>続きを読む

帝一の國(2017年製作の映画)

4.0

イケメン祭りと言われながらも、男性の目からもすっげー面白かったよ。マイムマイム事変とか普通にクスリ笑えるし。学校での拍手の止み方など様式美を徹底したのがよかったね。翌年の生徒会長選は蛇足。あの部分だけ>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

長澤まさみの一皮むけた演技が、広瀬すずの垢抜けなさが(成人前の原石をみるよう)、大竹しのぶすら端役にとどまる贅沢な配役が。そして何よりも、登場人物の日常生活を彩る、鎌倉の四季折りの景色、ローカルな食べ>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

2.5

藤原竜也にはクズさせなきゃもったいないよ。仲村トオルに比べ、伊藤英明の演技がいまひとつ。いかにも’’どんでん返ししますよ’’という展開で期待が大きすぎたわ

野生のエルザ(1965年製作の映画)

5.0

60年代のアフリカケニアを奇麗に撮ったイギリスの名作。カメラワークが抜群にいい、登場人物も少なくストーリーも単純ですが、初っ端のライオンの子供のかわいいことかわいいこと。エルザが成長した後も、イボイノ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.2

ロケ地がロシア・ドバイ・インドというスケールのでかさ、エレクトリカルツールをふんだんに使ってるところ、ホテルの階違いを使ってだますストーリー、全体としては007超えたのではないか。MIシリーズの中でⅡ>>続きを読む

るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

4.0

なんで藤原竜也を起用したか、たっぷり堪能しました。キングギドラ並みの強さ。逆に福山雅治はいなくてもよかった気が。殺陣多いですねこの映画

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.5

1作めだと思ってみたから、映画化2作めだったのね。登場人物の紹介もないし、話自体はいまひとつわからなかった。なのでアクション映画として堪能。ブレイクダンスが得意な佐藤健を主役にしたのはあたり。今のとこ>>続きを読む

北のカナリアたち(2012年製作の映画)

2.5

主演が吉永小百合で、監督が阪本順治で、原作が湊かなえ’’往復書簡’’で、カメラマンが木村大作で、役者陣が松田龍平・満島ひかり・宮﨑葵・小池栄子・柴田恭兵・仲村トオル・里見浩太朗とテンコ盛り、そりゃ日本>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

 R12指定ですが、純文学ながら映画化して成功した作品ではないかと。池脇千鶴が一番魅力的に撮影されている作品。
 健常者上野樹里と障がい者役の池脇とのビンタしあいと台詞の斬りあいが映像ならではで緊迫感
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