picaroさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

picaro

picaro

映画(512)
ドラマ(22)
アニメ(0)

マルコム&マリー(2021年製作の映画)

3.8

マルチエンディングのシミュレーションゲームで最短バッドエンディングに突き進みがちな私は終始緊張感を強いられ、疲労困憊だった。そういう意味ではスコアが低くなってもおかしくないんだけど、映画とか小説の評価>>続きを読む

クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.5

コズモポリスがわりと好きだったので、せっかくの無修正、新宿まで手すりも吊り革もバーも絶対掴まない気合で行ってきました。

いや、コズモポリスは全然親切だったよね…。もう「性欲が強い!」「フェティシズム
>>続きを読む

ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏(2019年製作の映画)

3.2

以前購入した輸入盤がドイツ版で英語字幕すら入ってないという残念さで、しかしどうしても見たかったから字幕なしで2回見たけどようわからなかったやつが上陸。ありがとう。

民政官と蛮族の少女の関係性が結局よ
>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.4

ゾンビものの続編てどうしても人間vs人間になってしまうので、「やっぱりなぁ」って感じでそれは残念だったんだけど、その残念さをカバーするにあまりある痛快さ!!!気持ちいい!主人公側の登場人物が全員かっこ>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.6

身体能力たけえええええ!!!!!
私が今まで見た中でもトップレベル。ただ感染したかどうかがすぐ判明するので侘び寂びがない。そしてスピード感と引き換えに「どいつが生き残るのかな?!」というどきどきわくわ
>>続きを読む

グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.8

ニューヨークの下層を描いた作品という理解で良いのかな…?兄弟愛の話かと思ってたんだけど、それは単に犯罪動機としてできるだけ共感をえることができるものして設定されただけな気がした。知らんけど。作品中で描>>続きを読む

コズモポリス(2012年製作の映画)

3.8

こういう作品はわかったふりをして観るに限る。そしてなんとなくの雰囲気を楽しめれば良いと思うのです。完全に理解しないと好きと言ってはいけないわけではないのです。(言い訳)

この作品はロバート・パティン
>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.6

わりとああいう「こまけえことはいいんだよ!」系の映画好きなんだけど、テネットの後遺症なかなか深いな…なんだか物足りなく感じてしまった。

CovidとBLMが来なかったらもう少し楽しめたかもそれない。
>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

こんなに美しいラストシーン他にあったかなぁってくらい。あと、館を出る場面ではどわーっと泣いてしまった。

炎のイメージもあって、前半は怒りをばしばしと感じていたんだけど、だんだんそれだけじゃないんだと
>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」(2019年製作の映画)

-

例によってシアターライブはスコアなしです。

詩を読んだり聞いたりすると脳のわりと広範囲が言葉とその世界に持っていかれる上に、字幕を必死で読んでいたので舞台をあまり観れなかった…。

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.9

いやなんかもう英語が全然わからなかったので好きか嫌いかって話にしかならんのですが、好きです。ラストとか最高で震えました。

登場人物ほぼ2人きりで白黒で何言ってるか全然聞き取れないし字幕もわからんとな
>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.0

ドランさんに普遍的な物語描かせるの想像以上にやばかった。
ドンヴァンが割とノットフォーミーだったので、観る前ちょっと緊張してたんだけど要らん心配だった。

言ってしまえば「キスひとつであそこまで引っ張
>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.7

もっとファンタジーっぽいかと思ったら母親の設定は意外と世相を反映したリアルなものだった。アクションシーンが長くて痛いなぁと思ったけどあえてなんだろうな。戦う女の子。母親も。いわゆるエンパワメント作品だ>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.9

テネットを観て「私の知っているパティンソンではない…。」(キングしか知らないけど)と不安になって視聴。良かった、期待通りのパティンソンさんだ。(テネットのパティンソンさんが期待外れだったわけではありま>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

気づいたらパティンソンさんばかり見ていた。噂に違わず難しかったので途中で脳が理解を放棄したようだ。

賛否両論らしいですが、私は結構好きです。いや途中でついていけなくはなったけど。ストーリーが入り組ん
>>続きを読む

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.7

訃報に接して視聴。
70年代の話なのに「こういうおじさんまだ全然おる…」という絶望に包まれてしまった。

娘さんとのストーリーが好きだな。無視しちゃだめだって、現在進行形で大事な教訓。

インターステラー(2014年製作の映画)

3.9

好き嫌い以前に、クリストファー・ノーラン監督は唯一無二の才能なのであと124年くらい映画を作ってほしい。

色んな人物のストーリーが盛り込まれているけれど、1番印象深いのはトム。トム・アット・ザ・ファ
>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

単純に面白かった。ピザ屋のとこが好き。

私は10代をあまり遊ばず過ごした勢だけどかといって成績が良かったわけでもなくあんな友達もいなかったので、多分この映画には「いるけど映らなかった人」なんだろうな
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.0

これ、原作があってそれを映画化しました、だったとしてもだいぶすごいのに、どう考えても映画化を前提として書ける脚本じゃないでしょ…。監督が自分だから良いけど、他の人だったら卵投げられてんぞ。脳みそどうな>>続きを読む

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.0

昔の映画を観ているような感覚でした。

美しい画と美しい精神を撮りたかったのかな、と思いました。

ディア・ホワイト・ピープル(2014年製作の映画)

3.4

これはアメリカ文化を知らないと半分も分からない感じなんだろうな〜ということはわかった。すなわち、私には表面的な意味しかわからなかった。例えば「チキン食べる」って出てきたら「チキンを食べるんですね」とし>>続きを読む

ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

3.0

個人的に評価ポイントが全く見つけられなかった。主人公の背景がだいぶヘビーなのでなんかものすごく全体のバランスが悪く感じた。
でもブリットマリーの笑顔は素敵だった。

グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

3.8

ストーリーは確かにあらすじに書かれているものだけど、実際は3人の人間の生き方に関するオムニバス、といった感じ。3本の短編を観たような気分でもあるし、それらが絶妙に組み合わさって1本の映画になっているか>>続きを読む

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.2

足元不安になる感じのストーリーは好みなんだけど、わりと展開がありきたりで、もっと足元ぐらつかせて欲しかったのにもったいないと思いました。
不安感を煽る効果音もいかにもでベタで、冒頭からそれでだいぶ冷め
>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.8

面白かった。ただ過激さで売るのは違うと思う。そのせいで「期待外れ」とか言われるのはもったいない。

殺害シーンをほぼスキップせずに描いてるから、あっちから回り込んで車出して門扉閉じて…みたいな行動が追
>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.7

設定面白いのに2時間に収めてるのがもったいない気がしたけど、ブッカーにもナイルにも数話に渡って苦悩されても困るから、逆に2時間作品で良かったのかもしれない。

いやほんと設定が面白くできてるー。続きは
>>続きを読む

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.5

当然のことだけど、映画というのは誰かにもしくは何かにスポットライトを当てなくてはならなくて、その外にいる人物もしくは事柄に関する描写が雑になるのは仕方がないことです。

それでも私は子供達の扱いがひど
>>続きを読む

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.7

韓国映画はパラサイトしか観たことがないのでなかなか登場人物の名前が覚えられなかったりしたのですが、人間関係自体はそれほど複雑ではなかったので大丈夫でした。

だいぶドラマティックなストーリーなんだけど
>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

なぜ大規模公開にした。
アダム・ドライバー主演だからってむちゃしやがって…。

いや大好きだったけど。
セリフがどれも気が利いてて面白くてクスクスしちゃう。去年ヴェネチアに行った時に観ようと思えば観れ
>>続きを読む

アドリフト 41日間の漂流(2018年製作の映画)

3.8

はーん
ははーん

サム・クラフリンの話を始めると例によって止まらなくなるのでそれ以外の感想を書きます。

水圧がだいぶ強いので、普通に体力が奪われます。あとちょっと酔う。
そしてつよい女性をみるのは
>>続きを読む

13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

3.6

黒人差別を奴隷時代の名残くらいにしか思ってなかったので勉強になった。

でもちょっと偏っている気がするのでスコアやや抑えめ。抑えめだけど今このタイミングで観るべき作品だと思う。

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.0

すごい絶妙…。めちゃくちゃ面白い。狙いすぎてて鼻白むこともなく、ちゃんと面白い。アシの裏をこちょこちょくすぐられる感じ。
登場人物がすごく人間臭くて、でも人間じゃないからそれだけで可笑しい。良い奴ばっ
>>続きを読む

バハールの涙(2018年製作の映画)

3.4

ゴルシフテさんがパターソンとまるで別人で驚いてしまった。

映画として面白いかというとちょっと違う。戦地にはこういう女性がいるのだというインフォメーションとしては、バハールのカリスマ性によって成功して
>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.8

映像はほとんど一人称で、妻はキラキラと、街はぼんやりと、ビールは美味しくも不味くもなさそうに描かれる。まるでパターソン本人になった気分。

だから決して退屈ではなかった。

ユナイテッド ミュンヘンの悲劇(2011年製作の映画)

3.8

サム・クラフリンが出ているだけでスコアが甘くなるのはよくあることだから気にしないで欲しい。

ミュンヘンの悲劇については概要しか知らなくて、本作に出てくる名前についてはまったく存じなかったのですが、最
>>続きを読む

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.0

美術さん頑張った!けど、よほどあのアスリートの造形が気に入ってたんだろうなぁ、むっちゃ推してくるなぁって。

話がそこで終わるということは、単純にゾンビを撮りたかったんだろうなぁ。そういう意味では成功
>>続きを読む