くるぶしさんの映画レビュー・感想・評価

くるぶし

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ぼくの小さな恋人たち(1974年製作の映画)

3.7

大人になって思い出す、セピア色の少年時代をそのままパックしたよう。
リチャード・リンクレイター監督の6歳の僕が大人になるまでに非常に近いものを感じる。
6歳の〜が今の瞬間を切り取るというアプローチに対
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.3

愛に溢れた本当に素晴らしい映画だった。
色々あったDCEUのみならず、それ以前の不遇だったDC映画・ドラマまでをも全てを救い、愛で包み込んでくれた。

監督・脚本家がとにかく素晴らしい仕事をした。ただ
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春の女神(1934年製作の映画)

3.5

初期ディズニーを観て回ってると後世のディズニー作品のオマージュ元が不意に出てきて面白い。
今作はファンタジアの悪魔が山から出てくるとこの元ネタっぽいのがあった

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

続編前に予習。もう何度見ただろうか。映画という枠でコミックスをレペゼンしていることをこれ以上なく発揮した名作中の名作。

美術の調和の取れたアンバランスさは感覚的にマインドゲームにも通じる。映像のトリ
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.9

息が詰まる。鬱。萎える。観ててほんとにしんどい。
犯罪者側の環境をよくもまあ生々しいキショい温度感で描いたもんだ。

何が嫌ってこんな人見たことあるから。それも思い返せば結構身近に。こんな共感はしたく
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

正直“映画”としての作りは甘いけどエンターテイメント・アトラクションとしてこれ以上ないくらい面白かった。めーちゃくちゃ楽しかった。
エンドロールで耳馴染みのあるあの音楽達を聴きながら楽しかったな〜と浸
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

GotG大好き!!!3を観ることで1・2・ホリデースペシャルの解像度が高くなる。もう一度1・2・ホリデースペシャルを観ると3がより一層心に響く。そしてまた1から観たくなる。つまり永久機関。

行動を共
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RRR(2022年製作の映画)

3.9

終盤2,30分はずっとニコニコでした。
ザックスナイダーの300的な漢のバイブスに愛憎入り混じる駆け引き、それらを全部持ってくナートゥ
アカデミー賞で話長い奴をナートゥ踊りながら退場させるくだりは爆笑
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

普段アイドルオタクもやっているのでルフィが公演中の舞台に上がったときは流石に「ぉあ⁉︎」ってなった。
それくらいライブの演出が没入させるようなものだったと思います

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.6

岩手でわんこそば食ったとき思い出した。
製作陣がニコニコで僕のお椀akaオタクの願望に蕎麦を入れ続けるもんだから腹ぱんぱん

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.2

アー...サイコー...
ガーディアンズのグルーヴに
クリスマスのワクワク感が最高にマッチしていて多幸感に溢れた極上の45分だった...ケヴィンベーコン...

スピンオフ的立ち位置の作品に感じるが
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レッサーパンダを抱きしめて(2022年製作の映画)

-

レッサーパンダが刺さったなら必見レベル。より解像度が上がって楽しめます

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.1

エッグい作品だ、、、思わずディズニー+で配信されている50分弱のドキュメンタリーも見てしまった、、、そして配信開始日に観てたのに纏まらなくて寝かせすぎた、、

ピクサーらしさもありながら全く新しい表現
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.8

クレしんは家族愛にフォーカスした作品が多いが、今作は友情がテーマ。

いつも通りのアホらしさの中にいつかはきっと離ればなれになってしまうんだという物哀しさがある。
そうなっても乗り越えられるのが本当の
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.2

は~つまんなかった。

久々にハリウッド感アツアツもりもりのクソ映画浴びてととのった。

監督の過去作調べたら観たこともないビミョいのばっかなのな~。なんでこんな大作を実績ほぼなし監督にベットできるの
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.2

今年1位出た。前田敦子サイコー!!伊藤万理華サイコー!!千葉雄大サイコー!!!

ほぼ4つの部屋だけで起こる密室会話劇だが、人間の嫌なとこ、愛しいところの解像度がとんでもなく高く奥行きと広がりが凄まじ
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

古き良きB級み溢れるモンスターパニック
正直お話薄いし短すぎて色々と描ききれていない部分があるがまあまあ楽しめた。

待望の実写化のワーウルフとエルサ。正直どっちもびみょいかもな~
ワーウルフは今作の
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モービウス(2022年製作の映画)

3.7

アメスパ3匂わせがSonyからあったので熱くなってずっと見送ってたが観てみた。

SSUはガーフィールドのスパイダーマンがいる世界線ってことだったらめちゃくちゃアツい。モービウスいいキャラだしヴェノム
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.9

学生時代、朝の読書の時間にたまたま図書室で手に取った純文学のよう。
難しいが読み進めてしまう妖艶な魅力がある。読後感はまさに上質な本を読んだあとのようだった。

なんとも形容し難いがシルクのような滑ら
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エスター(2009年製作の映画)

3.6

有名ホラー映画巡りの一環で鑑賞。
最初はビビらせ方が一辺倒かつ大味だなあと感じたが
途中サイコスリラーへと転じたあたりから段々ノれてきて楽しく見れた。

しかしながらビビらせという点においては終始演出
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.9

ビリーワイルダー監督✖️ジャックレモン✖️シャーリー・マクレーン
大名作「アパートの鍵貸します」の黄金トリオが集結。
夜の大人の街が舞台だけどとても上品で上質なコメディだった。

アパートの鍵貸します
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

3.8

ハリポタのあいつらの同窓会
みんな大人になってたし「いい思い出」としてあの頃を語らう姿に得も言えぬエモさ・感慨深さを感じた。
ハリポタ好きは観るべき

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.8

相変わらずアクションが頭おかしくて面白かった。
U-NEXTで見たけどクライマックスの一部のシーンだけシネスコからIMAX画角に急に変わって臨場感が物凄かった。

いきなり画角が広がると思いっきり視界
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.9

めちゃアホだけどそんなところが好き。序盤の人命軽視展開めっちゃ笑っちゃった。

ジェームズ・ガンの作家性とスースクが見事にマッチしていて前作を大幅に、いや無かったことにするくらい大変素晴らしい作品だっ
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.9

トランプを選んでしまった米国民、トランプに負けてしまった民主党、トランプに頼ってしまった共和党全方位に剣を突き立てバッサバサ切って行く無双系ゲーム。

ボーリングフォーコロンバインやキャピタリズム等ム
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.7

ハリポタシリーズの余韻で見てるだけなので別にそこまで熱量高くないけど
ナギニがどちゃくそにタイプで思わず見返した。

170本目

運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.8

伏線につぐ伏線。エグい。
あやとりの最後の方くらい複雑だけど美しくわかりやすい群像劇に思わず膝を打つ。
100分未満の尺もとてもグッド

人に薦めて一緒にウワーってなりたい作品でした

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.8

泣きつかれた。しんどい。なぜか結構序盤から泣いちゃった。
オールタイムベストトップ5に入った。

こんだけ泣かせるのに全然感動ポルノ感や説教臭さを感じなかった。
スティーヴン・チョボスキー監督は小説家
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.6

ナイトメア・ビフォア・クリスマスの監督のストップモーションアニメ。
作家性ビンビンでホラーっぽさの中にキュートさも垣間見える造形美は大変素晴らしい。

映像がとにかくよい。庭のとこの演出まじで好き。
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.6

不思議な映画だった。ドキュメンタリー・ケイパー・青春・クライムサスペンスなどなど様々なエッセンスが見たことない比率で融合していて新感覚。

このくらいの年齢までの無敵感と
自分は何者でもないことに徐々
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.1

これデビュー作って、、、、、何が何でも紛れもない天才。
しかもこの作品作ったときタランティーノまだ29歳っていう、、、

密室劇だが全く飽きない。会話が面白すぎる。脚本の時点で台詞がめちゃくちゃ面白い
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.7

ウェス初期の作品で今と比べるとまだウェスみは薄い方か。
そこを期待して観ると少し違うかもだけど、話はおもしろかった。
どこかに欠陥のある人間たちの群像劇。それがとても愛しくてまた会いたくなる。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.7

デパルマ監督らしいクライマックスへのエモさ・テンションの持って行き方が大変素晴らしく話が進むにつれ心拍数が上がってしまう。

ケヴィコスもデニーロもまじで絶品だった。

FAKE(2016年製作の映画)

3.9

これほどまでにタイトルの力が強く作品があっただろうか。
観る前にジャケ写で見た「FAKE」とエンドロールで映し出される「FAKE」の文字。全く同じだけど何もかも違う。

「FAKE」というタイトルは最
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.5

テリーギリアム監督の現実と空想との見境がつかないような演出がとても好きで、今でも好きな監督と聞かれたら名前を挙げる。
しかし今回はちょっと難しいというか乗り切れなかった。

テリーギリアムが何年も、何
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