学生の時以来見た。劇場では初めて。
セルとデジタルの程よい馴染み具合が絶妙で
スチームボーイがデジタルデジタルしてたのが
気になったのを思い出した。
大友克洋はやっぱりデジタルだと
どうにも雰囲気が出>>続きを読む
中身ゼロでここまで
バカやってくれると正直好き。
ドラマなぞに興味ゼロというスタンスに好感。
ただデカい生き物が
ギャーギャー暴れてるだけで
それなりに面白いという事実。
途中からあれ猿の惑星見てる?>>続きを読む
まさか映画館で見れるとは思わなかった。
心のベスト10 第1位は
こんな映画だと思う。
このレビューはネタバレを含みます
予想はしていたけど
悪は存在しない(=存在する)みたいな
生と死が混在する森を舞台にした
矛盾性と両義性の哲学的映画。
傷(痕跡)こそが生と死の両義性の
象徴であろう。
生と死、自然(生き物)と人間、>>続きを読む
時に輪郭をなくしてただの色となったり
時にしっかりと輪郭を織りなし
顔の表情さえハッキリする
抽象と具体を自由にいったりきたりする
キャラクター描写が素晴らしく
そこには奔放性と美しさがある。
背景と>>続きを読む
久々にこんなつまらない映画見た。
世界を股にかけてこんな邦画作る意味とは
一体なんなのだろうか。
MVをよく監督してる人なのに
やたらと手紙をセリフで
読ませるのはなぜなのか。
こんな単純な内容だから>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
クローネンバーグ系かと思っていると
手痛いしっぺ返しを食う
びっくりするほどの正統派映画。
他人と自分の世界の間にひかれた
境界性にまつわる物語であり、
その境界を超えたものに訪れる罰。
ものを生み出>>続きを読む
労働に勤しむ人々のミシンの手捌きが美しくて
そこに監督はまず映画を見たのではないか。
時に被写体になる人々が
カメラを意識する場面もあるが
ほとんどカメラは透明人間の視点のような、
そこにただいるもの>>続きを読む
ホラーというよりかは
ブラックダークファンタジーの趣き。
黒沢清のCUREと小津の風の中の雌鶏への
衒いのない引用にビビるなど。
ただエクソシスト3ぐらい
ハサミはもっと大きくしてほしかった。
抑圧に>>続きを読む
申し訳ないけど全く心に響かず終わった。
あの時こうしていたらどうなっていたか
みたいなことぐちぐちぐちぐち
未練がましく男が言っていて
うるせえわとは思った。
あとそういうことは台詞で言ったら
全て台>>続きを読む
この監督の今までの集大成感があった。
家族や家の「呪い」を描き続けてきた
監督だからこそのラストは
やはりグッときてしまう。
ただ「家族の呪い」と台詞として
言わせてしまうのはどうなんだとは思ったし>>続きを読む
他人という得体の知れない何かについて、45分。
ある作家がこの世には愛が溢れていて
だからこそ繋がりあえる他人は
素晴らしいと説いたとしても
黒沢清はこの世には不安、恐怖が溢れていて
だからこそ他人は>>続きを読む
分裂、接続(擬態)の映画で面白すぎる。
しまいには画面自体が分裂(スプリットスクリーン)を始める。
見るもの、見られるものでメインキャラクターを変えるのも上手い。
見る・見られる、この関係性も一種の分>>続きを読む
「アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録」の
監督の新作ドキュメンタリーということで見た。
今回も不謹慎ながら当たり前のように面白い。
ただ再現Vが結構多かったりで
もはや世界まる見えでやってそう>>続きを読む
ロリコンプレスリーもとい男の支配からの脱却。
ソフィアコッポラのお家芸な居場所の物語。
要素はロストイントランスレーションと
全く変わってない気がするけど、もはや作家性。
ここまでくると基本的な設定が>>続きを読む
推し活って俯瞰でみれば
信頼関係の双方向のコミニュケーションゲームと
個人的には思う。
どちらかが裏切ればそのゲームは終わる。
ただゲームといえどされどゲーム。
そこにどれだけ本気(ガチ)になれるかが>>続きを読む
あらゆる点でとにかく強くて最高。
自己肯定感爆上げソング「YEPPI YEPPI」が
坂本龍一が音響周りを監修した
映画館で聴けるとは思わなかった。
爆音映画祭にて上映希望。
ここまで合わない映画は久しぶりだった。
というかこの監督と多分色々合わない。
随分前に見た同じ監督の別作品も
周りの評価は高かったけど
良さが個人的には全くわからなかった印象。
45分我慢したけど途中>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ミアゴスに強制的に射精させられる
主人公に象徴されるように
本作はSFに見せかけた男性性の映画。
この島では「男らしさ」から逃れられない。
男らしく振る舞うために
偽りの自分自身を作り、葬る主人公。>>続きを読む
「家族」という呪いを
ブラックコメディとして描いていて面白い。
家族制度の解体、そして個人主義へ。
家族に乾杯とかいう番組をやっている
家父長制万歳な日本では
まず理解されない気もするが、
U-NEX>>続きを読む
オッペンハイマーが個人的に良かったので
こちらも改めて公開時以来見直してみたら
ある種、歪な変な映画で面白かった。
いきなり何かが舞っているシーンから
スタートするように過程等なく
いきなり映画は始ま>>続きを読む
原作未読だけど
色んなSF作品の要素がパッチワークのように
これでもかと組み合わせられていて
正直胃もたれしてしまった。
70年前近くたっても参照され続ける
「幼年期の終わり」の凄さを思う。
破滅だけ>>続きを読む
35mmにて。
水溜りに映る波紋から始まる。
そこには波紋という結果のみが映されている。
波紋を生じさせる原因は映されていない。
宮崎駿のような矛盾性を抱え
見えない何かに導かれ見えない何かに恐れ
苦>>続きを読む
フレーム内フレームとか痕跡とか
映画を志していることは伝わるけれど
いかんせんつまらない。
予算があまりないのだろうが
この手のテーマなら一つぐらい手の込んだ
大掛かりな仕掛けが見たかった。
あのちゃ>>続きを読む
ジェニファーローレンスのガチ感に
終始圧倒される100分。
車が奪われるシーンから始まるように
ひたすら奪い奪われるだけで
物語が進む気持ちよさ。
回想シーンがありそうでなかったのも良かった。
前にし>>続きを読む
恋の呪縛(byつんく)ならぬ、愛の呪縛映画。
人生における
愛を与え与えられの相互作用について。
愛を与えるものがいなくなり
その均衡が崩れたことによって
主人公は次第に暴走していく。
与え与えられの>>続きを読む
序盤の扉のダイナミックな倒れ方で
ジョニートーを勝手に連想したり
カサヴェテスが示した
転倒は愛してるのサイン(notドリカム)を
勝手に見出しするものの
とにもかくにもベランダから突然やってきたり>>続きを読む
脚本マイクホワイト。
いつものイルミネーション作品らしく
キャラクターをいかに動かすかしか
考えていない内容で良き。
地上と空の2つのシチュエーションで
脱走劇できるのは鳥だけでしょう。
「落下」の用>>続きを読む
色々てんこ盛りの内容で
あきらかに日曜のこの時間に
見るべきじゃなかった。
さらにはガンガン動き回るカメラに
かなり過剰な味付けの演技も加わり
全部あわさってどっと疲れた。
これまた回想で物語が
あっ>>続きを読む
犬が走り出すと映画も走り出す。
犬を「痛み」に寄り添ってくれるバディと捉え、
そこにアンチヒーローものを絡めた一種の発明。
原作あるんじゃないかというぐらい
キャラクターや設定が上手くて痺れる。
正直>>続きを読む
「チーム友達」案件。
大人と子供(といっても高校生だけど)、
そして現実とゲーム。
主人公の周りにいる大人たち(家族)は
基本的にほとんど全員が
様々な現実に追い詰められ
孤独に疲れ切っている。
この>>続きを読む
まず音で怖がらせるのではなく
驚かせるのはホラーではない。
横のカップル(特に男)は4DXか?
というぐらいに飛び跳ねるレベルで驚いていて
その後のデートが勝手に心配になった。
斉藤由貴が出てきたあた>>続きを読む
やはりシリアスなガイリッチーは侮れない。
敵が味方に、味方が敵に、優勢が劣勢に、
攻めが逃げになどなど色んなものが
突然反転していくあやふやな世界で
たしかであり信じられるのは約束であり絆。
下手と上>>続きを読む
共産主義とファシズムとロボットと友情。
色々内容詰め込みすぎ感あり。
空が舞台のはずが全然その舞台設定が活かされておらず残念。
ラストは鉄腕アトムっぽくもありびっくりした。
友達友達いうので
最近狂っ>>続きを読む
多摩ニュータウンという
いわば「時代」を象徴する街を舞台に
過去に想いを馳せたり
未来に想いを馳せたりそして今を感じたり。
多摩ニュータウンはいわば時代性が幾重にも重なる
時空が歪んだ空間なのである。>>続きを読む
早稲田松竹にて35mm。
自分の居場所を求めて
1人の若い女性が彷徨い続ける映画。
歴史映画としては見るべきじゃないと思う。
美術、衣装、小道具が何より圧倒的。
十数年ぶりにみたけど
正直中身は全然覚>>続きを読む