ksさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.6

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知らない者同士が歩み寄り、ぶつかり、何を望むのかを知るまでが丁寧に描かれた約2時間に胸が締め付けられた。
ラッセルは穏やかな諦観の裏、グレンは枠組みへの反発の陰にそれぞれ怒りを滲ませる。ラッセルは「そ
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.1

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海や氷、美しくも荒々しい様をロマンティックなキラキラ一切ナシでガツンと味わわせてくれる硬派な作品。
少女の成長譚としても全力で応援したくなる。途中あわや全員北海で遭難かというパートは「生きてこそ(19
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.6

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何もかもどん詰まり人生対定年を認めたくない悪あがきの出会いで生まれた契約殺人。
冒頭から始終「なんでそこで外すかなぁー??!」のお約束ガックリオンパレードはもれなくブラック(ひたすらにブラック)
フレ
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.5

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「我々は変わらざるをえない」という台詞を合図に始まるまで幻のひととき。
四人それぞれが抱く「夢」が浮き彫りになる源には、あまりにも強力な父の力が在る。予想では誰も生きて金の川から帰らないだろうと思って
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.0

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ボヘミアンラプソディを見て、ラミ・マレックの出演作を見たくなったのでパピヨンを。

フランスから仏領ギアナまで流刑、さらに本土からサリュー諸島のうちひとつデビルズ島へ収容されたものの脱獄を果たし、ベネ
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天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.3

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「天国でまた会おう」原作とはラストが異なると事前に知ったので、原作を読まずに映画を見た。上下分冊するくらい長い小説を2時間におさめるのはかなり大変そうだし、端折ったところも多いんだろうな。
映画の結末
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村の靴職人(1923年製作の映画)

3.5

トーキョーノーザンライツフェスティバル2019にて鑑賞。

日本語字幕付きサイレント映画で、柳下美恵さんのピアノ劇伴生演奏つき。初めての体験。

フィンランドでは老若男女知らぬものがない国民的サイレン
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

モノクロ静止画を繋いだ短編映画(30分)
第三次世界大戦が起きた。放射能に覆われた現在を蘇らせるべく、捕虜となった男はある実験に利用される。円が繋がるラストが見事(静止画の淡々とした積み重ねが恐怖を増
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昔々、アナトリアで(2011年製作の映画)

4.3

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すっかり日も暮れた草原を3台の車がゆく。殺人容疑者を連れ遺棄された死体の捜索にきた警察官、検察官、検死医、発掘作業員ら。

トータル2時間28分。事態が一煮立ちするのが大体1時間半くらいのところ。
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影裏(2020年製作の映画)

3.4

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他人の影をのぞくなど一体どうすれば出来るのか。
日浅が今野を刺したあの言葉には苛立ちと、影を読もうとするならば救難信号が含まれていたというべきか。
そもそも今野に目隠しをしたのは日浅の方で「見えていな
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セカンドベスト/父を探す旅(1994年製作の映画)

3.8

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孤独な郵便局員が心に傷を抱えた10才の少年を養子に迎えようとする。しかし徐々に関係を築いていた2人の前に、出所した少年の実父が現れ…。

主人公グレアムとジェームズはそれぞれ深く傷ついた過去を持ってい
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.2

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正直笑いのツボが合わなかったらどうしようと思ってましたエクストリームジョブ。
全然心配なかった。へっぽこドタバタ刑事コメディ(張り込みが主)好きなら一度見て損はないと思う。出だしの突入シーンから「あっ
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.8

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友人かつ人生の師でもあったフランクを失った私立探偵のライオネル。
記憶した言葉をもとに、ライオネルはフランクを殺害した黒い影へと迫る。
ジャズ、とりわけトランペットの音色は煙色の美しさ。ライオネルとロ
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.5

ひとりは未来の希望を掴むため、もうひとりは過去の苦しみを振り切るために逃げ出した。
ひとの幸せを他人が決めるおかしさ。
友達は自分で選べる家族だから、ザックとタイラーは川岸に並んで座る。劇中何度か登場
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スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

4.0

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約30年前の作品だけど、どこかにあってどこにもない世界の話なので古さは全く気にならない。
赤い砂漠と突き抜ける青空の強力なコントラストにまずやられる。
希望が現実となるかわりに引き受けなければならない
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

3.9

2019年12月とあわせて2回見てる。通常版は動画配信で。
こちらを先に見たため通常版は体感が超速でした。スカッシュのラリーみたいな感じ。尺的にも一番馴染むのが完全版。

ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

4.5

複数回鑑賞(計4回)
舞台はトビリシ。ジョージア民族舞踊の踊り手として日々レッスンに励むメラブ。舞踊団の補充メンバーとしてバトゥミからやってきたイラクリに、メラブは自分のポジションを奪われまいとライバ
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.8

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4DX。初回鑑賞は2019年5月。

2019年公開時、たまたま潜水艦映画がかぶってて知り合いに「空母いぶきに行くのか?」と言われた。違います。
ジェラルド・バトラーが不思議な経歴を持つミラクルセクシ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.3

シアーシャ・ローナン(ジョー)とても素敵な演技をする俳優さんだ。いっぺんで好きになった。
ジョーとはライバルみたいな関係のエイミー役、フローレンス・ピューもいいよね。
二人とも自分の意思をしっかり持っ
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マイル22(2018年製作の映画)

3.0

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「小包」を護送機に乗せるために市中を移動する間、銃撃と爆破による攻防戦に「報告者」の独白を挟む演出法が好きでした。
現在と未来の視点をクロスさせるのいいですよね。イコ・ウワイスの柔術的アクションが鮮や
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剣の舞 我が心の旋律(2019年製作の映画)

3.7

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わずか一晩で書き上げられた【剣の舞】にこめられたハチャトゥリアンの思いとは。
彼の故郷アルメニアの素晴らしい景色や民族虐殺に刻まれた歴史など、音が生まれる背景がいくつも重なり「ガイーヌ」は初演を迎える
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版(2018年製作の映画)

3.9

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初回はIMAX完全版で見た(2019)
イェーガー大佐「男対男 この執着がすごい2019」大賞です。

こちらはディレクターズカット版(完全版よりさらに長い)ですが、感想は一本にまとめておきたいので記
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.0

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総合格闘技チャンピオンのヨンフ(中央)はとあるきっかけから悪魔祓いの助手を務めることに。バチカンから来たアン神父(ポスター右)とヨンフが闇の司教(左)に立ち向かうオカルトアクション。ヨンフとアン神父の>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.8

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韓国1994年。
経済成長とともに大きく変わろうとする中、まだ二本の足で跳ね回る子供時代真ん中にいるウニ。
家族による暴力や抑圧が描かれる場面では、自分の子供時代が蘇り息苦しくなる程だった。
ウニに寄
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火の馬(1964年製作の映画)

4.0

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視聴可能な時間が4時間くらいしか取れず、2回目が見られなかったので、そのうち円盤を買おうと思う。
強烈な色彩、自然と人の生命力が正面衝突している山村の暮らしぶりに目が釘付けになってしまった。
カラーと
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

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アイデアと技術の革新が、映画を「音の芸術」にまで高めた。映画の音、構成要素をひとつひとつ紐解くと本当に「オーケストレーション」あるべき場所で鳴る、その瞬間に鳥肌が立てば成功と話すミックスダウンエンジニ>>続きを読む

マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

3.8

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犬のマロナが考える幸せは「ほんのちっぽけなこと」
人間の幸せと犬の幸せは違う。そのことに人間はどれほど思いを巡らせているだろうか。相手の生を尊重するには?と問いかけられる。
マロナがマノーレを思い出し
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.2

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誰かへの許せない感情を抱えている人には強く衝撃の走る映画だろうな。
でもそれを上回る物語の魔法がすごくて……劇場を出てふいに涙がこみあげそうになるのを我慢するのが大変だった。

有名なテレビ番組の司会
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