ラヴ・ストーリーとして私の最も好きなこの映画を1989年以来、13年ぶりに観てみた。
公開当時全く話題にならなかったが、次第にファンクラブなども出来、カルト的な人気さえ誇るようになった。
装>>続きを読む
鑑賞は85年、97年に次ぐ3回目だが、3時間46分という完全版を観たのも、また、映画館で観たのも今回が初めてである。とにかく贅沢な映画。上映時間もさることながら、砂漠という特殊な環境で流れるゆったり>>続きを読む
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現代のアメリカの病的な部分を代表的に描き出している。最もまともなのは、常にデジカムをまわし、なんでも記録にとどめる変人と見られ、ヤクの売人である隣人の息子か。彼だけは物事の本質をわかっているようだ。>>続きを読む
私が今最も信頼するイーストウッド監督作品であり、他の作品と同様、衝撃的な題材を扱っていながらも、決して感情的にならず、冷徹に観客に考えることを要求する内容だろうとかなり期待していたのだが、平凡な内容>>続きを読む
デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウというアカデミー賞受賞俳優の起用、巨匠リドリー・スコット監督で、2時間37分という長尺でありながら、スピーディかつ重厚な展開で飽きさせることはない。
しかし>>続きを読む
強迫性障害を持ったヒューズは、晩年は奇人としての生涯を送り、表立って燦然と歴史に名を残した人物ではないものの、特に航空機にかけた執念は、その目を見張る発展振りに大きく寄与したはずであり、彼のエネルギ>>続きを読む
このような青春映画の場合、自分の青春時代と重ね合わせる部分があるか、ヒロインが自分好みかというのが大きく評価に影響する。
アカデミー助演女優賞候補になったケイト・ハドソン演じるペニー・レインは確か>>続きを読む
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ぬるい。ぬるすぎる。まず人類の運命の“調整”をする組織。組織の存在を知られたのは、調整役が居眠りをしてしまったからだし、デビットが秘密を知ってしまっても、口外しないことの口約束のみで釈放。居眠りした>>続きを読む
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以前鑑賞したことがあり、今回は結果がわかっているため,それまでの話の導き方に面白みや正確性があるかということを重点的に見たような気がする。
結果,かなりおかしな感じがする。だいたい,登山パーティ>>続きを読む
話の展開は予想通りで特に目新しいことはないし、本作でブレイクした名子役ダコタ・ファニングの確かに上手いけど、上手すぎの泣かせ演技もちょっと過剰な気もするが、主役のペンをはじめ、周りを固める俳優人が芸>>続きを読む
1943年7月に実際に決行されたヒトラー暗殺計画「ワルキューレ作戦」の顛末を史実にかなり忠実に再現。
正直、実際の決行日より前の部分は平凡な出来。というのも主人公のシュタウフェンベルク大佐があれ>>続きを読む
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ロボットの操縦は極度に脳に負担がかかるため、二人以上一組で脳を共有しロボットと同化することで操縦できる。
始めの20分程度はその設定と怪獣との戦いでなかなか面白いシチュエーションだなと思って観て>>続きを読む
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ハイクラスの女性が一般男性に惚れるという展開は、「ローマの休日」や「ある日どこかで」が有名だが、前者はラストは王女が元の立場に戻って現実に引き戻され、後者は時空を飛んでの辛い別れ。その点本作は、主>>続きを読む
外見はそのまんま宇宙人だが、地球暮らしが長いため、下品で不良で完全に世慣れたポールとの珍道中は定番的だが、スピルバーグが自身のネタの時に声のカメオを出演をしていたり、ポールを捕らえようとするボスが「>>続きを読む
口から下が生身であることからそこを撃たれたら終わりだとか、突っ込みどころはあるのだが、ロボコップと、悪役軍団との戦い以外にサブストーリーはほとんどなく、疾走感のあるストーリー展開はそれを感じさせない>>続きを読む
娘がさらわれるまでの展開はなかなかスリリングなのだが、そのあとは主人公が多勢に対して暴れまくり、まぁ、ピアース・ブロスナン以前の007映画と同じように相手の銃弾は当たらない、一人で何十人も殺傷という>>続きを読む
話はドキュメントタッチで、遅々として進まないビンラディンまでの捜索を丁寧に描く。まさに執念の追跡であるのだが、ラストの潜伏先への潜入の段階での高揚感はない。殺害までの約10年間は世界各地でテロが勃>>続きを読む
現007ジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグ主演なので、そのうち記者であるミカエルが無双の暴れっぷりを見せるのかと思いきやさすがにそんなことはなく、本作の主人公は題名通り、ルーニー・マーラ演>>続きを読む
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LIFE誌のスローガン、「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」さながら、人生の危機に直面し、思い切って世界に飛び出すウォルターの行動自体はそれなりのメッセージ性があるのだが>>続きを読む
大きな出来事はない、それを期待してはいけない。それでも、気持ちのいい、ほっとするような雰囲気がとても心地よい。
感心するのは、キーパーソンとなる登場人物が10人程度いるのだが、どの人物も短い登場>>続きを読む
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サム・チルダースという実在の人物の体験談をベースとしたストーリー。世界のどこかでこのような惨状が続いているという事実に人間の愚かさを感じずにはいられないが、映画としてはなんとも焦点の定まらないもの>>続きを読む
いくらやくざの世界とは言え、一般市民の暮らす世界でバンバン殺人が行われ、警察も全く動かないというように現実味が薄いが、要はこの作品は北野武一流のエンターテインメントと思えば、脚本は良く練られているし>>続きを読む