★1988年に続き、2回目の鑑賞★
老道化師カルベロが精神が原因で脚が動かなくなったバレエダンサー、ケリーを力づける数々の名言が、この映画の白眉。
また、親子以上に歳の違うカルベロを愛するケリー>>続きを読む
物語導入部は、戦時中を舞台にしていることもあり「風立ちぬ」風の、現実に軸足を置いた作品かと思ったが、途中から、眞人の冒険・成長物語の様相を呈してくる。
私は宮崎駿作品以外のジブリ作品はほとんど観な>>続きを読む
★1987年に続き、2回目の鑑賞★
ジーン・ケリーは肩幅が広くて腕が長く、小柄ではあるがダンスはとてもダイナミック。
現代のダンサーと比べればそりゃスピードやキレでは負けるのだろうが、優雅さや気>>続きを読む
★1988年に続き、2回目の鑑賞★
「どれだけ誘惑に勝てるかでその人間の価値が決まる」
この言葉には初見時にとても感銘を受け、その後の生き方に少なからぬ影響を受けた名セリフである。
一方で、2>>続きを読む
★1987年に続き、2回目の鑑賞★
約35年前に観た時から、私は「ミツバチのささやき」より本作の方が好きだったのだが、今回の再視聴でもその気持ちに変わりはなく、まぎれもなくスペイン映画の傑作だと思>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ある出来事を複数の登場人物に語らせる手法は『羅生門』的でもあるし、視点の違いにより真実を浮き彫りにする進行は『運命じゃない人』や『ミセス・ノイズィ』などにも観られ、語り口は特に目新しくはないのだが、>>続きを読む
★1987年に続き、2回目の鑑賞★
1970年代のカンボジア内戦に関する「ポル・ポト政権」とか「カンボジア難民」などのニュース言語は、私の小学生時代にはよく目にしていたもので、カンボジア内戦は初見>>続きを読む
★1988年に続き、2回目の鑑賞★
チャップリンが共同創立したユナイテッド・アーティスツで製作・配給され、多数のエキストラ、大掛かりなセット、特撮などに当時としては多額の製作費が投じられ、スケール>>続きを読む
端的にいえば、ブランシェット姉貴を堪能する映画。
本作は一般視聴者感覚でいうと主に3つの欠点があると言える。
一つ目が尺の長さ(158分)。クラシック音楽の専門的なやり取りがかなり長く、長尺>>続きを読む
★1988年に続き、2回目の鑑賞★
1962年発表の原作は舞台劇にもなり、そこで演じていた何人かの俳優がそのまま本作でも演じていて、主要な精神病患者10人や看護婦長などそれぞれが達者な役者なので見>>続きを読む
★1988年に続き、2回目の鑑賞★
今ではよく使われる、物語の時間的配列を再構築して主人公の人生を浮かび上がらせるという手法を始め、パン・フォーカス、長回し、ローアングルなどの多彩な映像表現など、>>続きを読む
★1988年に続き、2回目の鑑賞★
正直、歳をとればとるほど感情が動かされづらくなる内容だと思うのだが、ストレートな表現は子供心に響くのだろうし、一曲だけずば抜けて心に残る名曲「虹に彼方に」ととも>>続きを読む
★1987年に続き、2回目の鑑賞★
端的に言うと、長年勤めてきた銀行から突然解雇された男が、車いす生活の妻と幼い子供を養うため、ハイミスの女性を言いくるめて金を引き出させて殺害し、その金で株式投資>>続きを読む
デヴィッド・ボウイが保管していたという様々なジャンルのアーカイブから選りすぐった未公開映像と数々の名曲で綴ったドキュメンタリー映画
私にとってボウイは、洋楽好きになり始めた1983年に発表した>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
本作で明確に主張されている主題は「自分の感じたことをそのまま伝えろ」ということだと思うので、従来通り、本作についても自分の思ったことを赤裸々に書く。
端的にいうと、自分勝手に生きてきた中年肥満男>>続きを読む
★1993年に続き、2回目の鑑賞★
併映された10分程度のデジタル修復版製作のドキュメンタリーが本作の数奇な経歴を紹介してくれたので、より一層本作の理解を促し、15年後になぜ全く同じ脚本で稲垣監督>>続きを読む
★1991年に続き、2回目の鑑賞★
1969年。嗜眠性脳炎で動作機能をほとんど失った20名に、開発されたばかりのパーキンソン病向けの新薬を投与し、一時的に覚醒させたという実話がベース。実験的投薬を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
どうも本作はコメディに分類されているようだ。確かに内容的にはコメディという分類でおかしくないと思うのだが、「スリー・ビルボード」を監督した舞台出身の監督というだけあって、非常に硬質で緊迫した空気感の>>続きを読む
映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネの生涯を俯瞰したドキュメンタリー映画。彼がどのように成長し映画音楽に足を踏み入れるようになったかは端的でわかりやすいし、その後の映画音楽に携わるようになってからの>>続きを読む
★1987年に続き、2回目の鑑賞★
1930年代前半にアメリカ中西部で銀行強盗や殺人を繰り返した実在の強盗団の主犯格であるボニー・パーカーとクライド・バロウを描いた作品。それまで映像として描くのは>>続きを読む
★1987年に続き、2回目の鑑賞★
宛先が明かされない手紙をしたためる母親、養蜂家だが学会らしきところにも出かける父という、言ってみれば子供目線的には何をやっているのかわからない大人の世界は曖昧に>>続きを読む
★1987年に続き、2回目の鑑賞★
ホフマン主演、チャールズ・ダーニング、ビル・マーレイなど脇役もその筋の確かな俳優を配し、監督自身も俳優としてなかなかの芸達者ぶりを見せる。
女装したマイケルと>>続きを読む
★1984,1987,1988年に続き、4回目の鑑賞★
学生時代、わずか4年の間に3回鑑賞したほど衝撃を受けた作品。ロシアンルーレットの戦慄、日常も精神も簡単に破壊する戦争の無常さなどが、美しいギ>>続きを読む
★1985年、1987年に続き3回目の鑑賞★
リックの店の黒人歌手が歌い、効果的に使われる「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」や、ボギー演じるニヒルなリックのきざなセリフ群が有名な古典的ラブストーリーの>>続きを読む
★1989年に続き2回目の鑑賞★
もとはテレビ映画として製作され、後に16分が追加されてスピルバーグ初の劇場公開作品となった本作は、撮影期間たったの16日、テレビ映画なので製作費も抑えられている中>>続きを読む
★1991年に続き2回目の鑑賞★
本作はフェリーニの自伝的要素も強い作品と言われている。
現実と妄想の世界を行き来しつつ自身の精神的内面を深掘りするという、その後かなり製作されるそのような内容の>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
本作の鑑賞は36年ぶりになるが、原作であるデュ・モーリエの小説を6年前に読んでいたので、あらすじはほぼほぼ先読みできる状態で鑑賞。
ヒッチコック作品としては珍>>続きを読む
★1984年に続き2回目の鑑賞★
ダーティ・ハリー・シリーズも軌道に乗り、それ以外の出演作も軒並み大ヒットを続けていたイーストウッドが、当時の恋人のソンドラ・ロックを相手役に、仲良しのジェフリー・>>続きを読む
冒頭の戦場シーンや息詰まる狙撃戦の描写はとても無情感と緊迫感がある。また、狙撃の名手である主人公ザイツェフを素朴で純粋(実際どういう人物だったかは知らないが)に演じたジュード・ロウの演出が、映画全体>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
★1984年に続き2回目の鑑賞★
1作目が大ヒットしたことを受けて製作されたものと考えられるが、続編だけど内容は変えなくっちゃいけない、その変えた部分の出来が悪い、という、2作目の呪縛というものが>>続きを読む
★1984年に続き2回目の鑑賞★
撮影中に中皮腫を患っていることが判明したマックイーンの、トム・ホーンの厭世的な人生観に共感したのか、製作総指揮まで受け持ってまでの打ち込み方はなんとなくわかるのだ>>続きを読む
ストーリーは少々都合の良い展開が目に付くのだが、そもそも御伽噺的な内容であるためあまり目くじらを立てる必要はないし、そのような映画はお手の物であるハルストレム監督の起用が間違いなく成功している。
>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
アル中夫婦二人の行く末というシチュエーションでは話の振れ幅はかなり狭まるのだが、それでも本作の、特に中盤以降の緊迫感は半端ない。
その原動力は間違いなくジャック>>続きを読む
★1984年、1986年に続き3回目の鑑賞★
1984年、1986年(「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」との2本立て。2本で7時間弱という映写時間。若かったなぁ)以来、36年ぶりの鑑賞>>続きを読む
アメリカでは酒姦パーティが頻繁に行われているのかもしれないので、7年前の出来事ってそう簡単に忘れるのかという違和感はとりあえず素通りしたいところだが、でも、30歳の時に23歳の頃の記憶が簡単になくな>>続きを読む
80年代に洋楽マニアだった私だが、同時代に「ストップ・メイキング・センス」というヒットアルバムを発表していた、おしゃれでインテリ系の雰囲気のあるトーキング・ヘッズというグループに全く魅かれなかった。>>続きを読む