SFアクション的な要素もあった1作目と比較すると、アクションは極端に少なくなり、SFミステリーというべき、謎解きが主になっている。
絶賛された1作目の世界観は見事に踏襲されており、それ自体が見所>>続きを読む
★1986年、2001年(ディレクターズカット)に続き3回目の鑑賞★
いくつものバージョンがある「ブレード・ランナー」。「ファイナル・カット」での主な変更点は、①「幻の高画質の特撮シーン」と言われ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
★1986年に続き2回目の鑑賞★
大ヒットし、賞レースでも勝利を収めた1作目から4年の歳月をおいて製作された続編。主演のジーン・ハックマンはそのむさくるしい外見に関わらず、その間に性格俳優として押>>続きを読む
50歳を超えたあたりから、老後をどう過ごすか、妻がいなくなった時の生活はどうなるか、などの考えを避けられなくなってきている。
それを身をもって実感している主人公のベン(デ・ニーロ)が前向きに生きて>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
ユダヤ系イギリス人で、潜在的な人種差別と偏見の感をぬぐえなかったハロルドと、宣教師の道を選びつつ競技との両立に悩むエリックという二人のオリンピックに向けての過程が>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
1961年に実際に起こった麻薬密輸事件をベースにした硬派な刑事アクション映画で、アカデミー5部門受賞(作品、監督、主演男優、脚色、編集)。
元々アクターズスタジ>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
公開当時、アメリカではウーマンリヴ運動により女性の地位がだいぶ確立されていた時代。その時代において美しいがガサツで専業主婦として3人の子供を育てるエマ(ウィンガー>>続きを読む
私は基本的にドラマ系の映画が好きなので、冒頭からのそんな訳ないじゃんという描写と展開から、この映画は、例えば私にとって評価の低い「ライフ・イズ・ビューティフル」と同様、御伽噺としか捉えられない状況と>>続きを読む
★1988年に続き2回目の鑑賞★
1作目はアクションシーンは極めて少なくホラーに分類される作品だったが、監督がキャメロンになったこともあって娯楽アクションに変貌した。
しかし、前作とのつながりを>>続きを読む
キタノブルーと言われる映像の色調、全般的なセリフの少なさといった北野映画の特徴が良く感じられる作品。また、久石譲の音楽も非常に美しく、印象に残る。
その中で、一つの事件に翻弄される元刑事とその家>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
SFホラー映画に分類されつつも、前半の未知の天体に降り立つまでにかなり時間をかけられているため、7名の搭乗員の個性とそれぞれの人間関係が非常に丁寧に描かれることに>>続きを読む
実際の戦闘機を使った重低音から始まる冒頭から「デンジャー・ゾーン」が被さる。そして、トム・クルーズ登場!もうこれだけで、かつて「トップガン」に魅了された熟年世代のハートも鷲摑み。
そして本物の戦闘>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
36年ぶりに鑑賞して改めて感嘆するのが、チャップリンのパントマイムとコメディ場面の高精度。まさにドタバタ喜劇の手本というか、日本でいえばのちにドリフターズが確立し>>続きを読む
★1984年、1988年に続き3回目の鑑賞★
わずか1日ちょっとの出来事を描いており、その展開の拙速さが気になるものの、「チキン・ラン」まではジミーの魅力もあって見どころがあるが、それ以降が急にだ>>続きを読む
★1984年、1988年に続き3回目の鑑賞★
私にとって肉体上の精神的影響を最も受けたのはブルース・リーだが、芸術上の影響はジェームズ・ディーン。
学生時代から愛読しているのは「ジェームズ・ディ>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
本作の内容が、実在した人物とほぼ史実をベースにしているというのがまず驚くが、破滅に向かっていくストーリーでありながら、冒頭からの「雨にぬれても」をバックにした女友>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
★1985年に続き2回目の鑑賞★
社会派の巨匠、シドニー・ルメットのキャリア・ハイを過ぎた中期の、地味な作品なのだが、「十二人の怒れる男」「セルピコ」「狼たちの午後」といった名作にも劣らない緊迫感>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
★1985年に続き2回目の鑑賞★
実在した人物を題材にした小説(事実とは異なる部分も多いらしい)の2回目の映画化となるが、実態としては1951年の舞台化作品の映画化であり、シャムの国王は舞台と同じ>>続きを読む
カンバーバッチはダニエル・デイ・ルイスを彷彿とさせる癖のあるカウボーイを好演。
確かな役者と広大で美しい風景、表現しすぎない演出でありながら徐々にフィルの性癖を描いていくことで、あまり起伏のないス>>続きを読む
★1991年(パートⅢとして)に続き2回目の鑑賞★
「パートⅢ」は観ているものの30年以上前なので大筋の内容以外は記憶にない。今回の「最終章」はかなり編集され、アル・パチーノもダイアン・キートンも>>続きを読む
★1983年、1990年に続き3回目の鑑賞★
「ゴッドファーザー・サガ」の2回と合わせて、実質5回目の鑑賞。映画館で観たのは2回目。4Kリマスター版。
周りの人たちの信頼と尊敬を勝ち取っていくヴ>>続きを読む
★1983年、1986年2回、1990年に続き5回目の観賞★
これまで4回鑑賞しているのに加え、「ゴッドファーザー・サガ」を2回観ているので、実質7回目の鑑賞となる。たぶん全編通して最も多く観た>>続きを読む
一応アイルランド紛争をベースにはしているものの、それによって隣人たちが惨いことになるとか、その結末がどうなるかを描くことに力は注がれていない。
また、ロンドンで働いている父親像も曖昧なままで、はっ>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
実際にケニアで撮影された、人間のちっぽけさを感させるような広大な風景をゆったりと俯瞰させて見せる中、ストリープ演じる主人公カレンと多く接するのはたったの3人で、大>>続きを読む
かなり波乱万丈のボクシング人生が描かれているが、実在したボクサーをモデルにしており、ほぼ史実に忠実な内容。
1930年代前後のボクシングなので、近代ボクシングと比較するとフットワークやスピード感な>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
1929年に発表されたドイツ人レマルクの「西部戦線異状なし」をハリウッドが映画化。そのため、ドイツ人が主人公でありながら英語を喋るという違和感はあるが、当時の映画>>続きを読む
信じがたいが、1961年にロンドン・ナショナル・ギャラリーにて実際に起きた名画盗難事件をベースにしている。
その事件の顛末が本作の主軸にあるのだが、長男とその恋人、パン工場でのパキスタン移民とのや>>続きを読む
話の筋は「CODA あいのうた」や「遠い空の向こうに」とほとんど一緒で、ぱっとしない高校生が、理解ある高校教師の助言を受けながら家庭的ないろんな障害を克服して才能を開花させるというもの。
そこに新>>続きを読む
★高評価の方には申し訳ありませんが、私は体質的に受け入れられませんでした🙏★
オリジナルの1961年版を観たのは高校生だった1986年で、その時の評価は1。
歌と踊りには見所はあるものの、1時間>>続きを読む
★1984年に続き2回目の鑑賞★
反体制的な内容で救われないラスト、というのが当時のニュー・シネマに共通する内容だが、本作もその系譜に連なるもの。
主人公ルークの、厭世観を漂わせ、どのような信念>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
前半の博と櫻が一戸建てを買おうとする下りでの寅さんのセルフはあまりに人の気持ちを踏みにじるものでひどすぎる。さらに詫びも入れずにまた風来坊の旅に出るので寅さんの人>>続きを読む
★1989年に続き2回目、初めての映画館鑑賞★
私は小学、中学とも地元の公立学校に通ったが、そこでは様々な資質を持った、様々な家庭環境下にある子供たちがいた(貧しいシングルマザーの子もいれば、片親>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
もともとヘミングウェイ作品には登場人物の生きざまをその一生の流れや関係する人物との関わり合いを含めて表現するという特徴があり、その内容は映像化するには不向きである>>続きを読む
障害のある家族、仲の良い両親、最後は自身の才能を開花させてハッピーエンドというストーリー(一番似ているのは「ワンダー 君は太陽」かな)はストレオタイプで何ら目新しいものはなく、正直先が読めまくりで、>>続きを読む
アンジェラの、娘を惨殺された悔恨の念や、捜査が進まないことに対する鬱屈した気持ちからのメッセージ掲示の心意気も、世相を慮って何をしないのでは自分自身が納得いかないという気持ちも良くわかる。
自身の>>続きを読む
完全に確立した寅さんシリーズのパターンに沿った内容。
とらやでひと騒動からの旅先でのひと悶着。マドンナ登場からの寅さんの失恋。非常にコンパクトにまとまっていて、ストーリーにもマドンナにも、マドンナ>>続きを読む