何とも不思議な雰囲気の映画である。冒頭のトラヴォルタの街を闊歩するシーンやダンスのシーン(特にライン・ダンス!)など、洗練されてなくて、なんだこの緩い雰囲気は?と妙な気持になる。
とはいえトラヴォ>>続きを読む
★1991年に続き2回目の鑑賞★
本来、監督のトルナトーレはこちらの版で公開をしたかったようで、「劇場公開版」と比較し、トトの壮年期のエピソードを中心に約50分間のシーンが追加され、「劇場公開版」>>続きを読む
★1982年に続き2回目の鑑賞★
2時間45分という上映時間の数字は長いという先入観を持たせるし、最近のスピーディな展開に慣れた観客には実感としても長く感じると思う。
しかし、逆に、豪華キャスト>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
正義感溢れる弁護士アーサーの、不正なく真実を追い詰めようという清い姿勢にいたく感動して、36年前に鑑賞した時の評価は5。
しかし、パチーノがスーツにコートで走っ>>続きを読む
★1990年2回に続き3回目の鑑賞★
タイムトラベルは1885年に行って帰ってくるだけなので、パートⅡのようなタイムトリップ特有の楽しさはないし、舞台が西部開拓時代なので1955年を舞台としたパー>>続きを読む
本作製作時点ではまだシリーズ化が決定しておらず、本作で終わりとの設定で作られているので、寅次郎の母親を巡る話などのサイドストーリーが充実していてパターンにハマらない中での展開が興味深い。
子供の頃>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
★1990年に続き2回目の鑑賞★
まずは、レイ・リオッタ(ヘンリー)とジョー・ペシ(トミー)のド嵌り感が映画の質を上げている。
リオッタは睫毛が長く麗しい目元をしていて、当初はあまり暴力沙汰は好>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
★1985年に続き2回目の鑑賞★
当時は斬新だった、監督であるエリア・カザンも創設者の一人であるアクターズ・スタジオ出身のマーロン・ブランドの演技を堪能できる作品。
本作は当時のハリウッド作品>>続きを読む
★1991年に続き2回目の鑑賞★
スティーブン・ソダーバーグ監督のデビュー作であり、カンヌ映画祭でグランプリに輝くとともに主演のスペイダーは男優賞を受賞。ソダーバーグ監督の十八番ともいえる群像劇は>>続きを読む
★1989年に続き2回目の鑑賞★
小気味よいテンポと凝った脚本はパートⅠ同様。パートⅠと同じ役者がほぼ継続していることで違和感なく成功したパートⅠの各場面上でのマーティやドグの絡みが楽しいし、継続>>続きを読む
シリーズ48作目で渥美清が実際に出演した最終作で、浅丘ルリ子がマドンナを演じる4作目となる。
渥美清はこの頃肝臓がんに侵されており、その姿が痛々しい。ほぼ歩く姿はなく、あってもたどたどしいし、話す>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
★1987年に続き2回目の鑑賞★
テリー・ギリアム作品としては比較的わかりやすい内容なのだが、彼の作品の売りでもあった映像的な奇抜さは、正直、今観ると特に特撮シーンは陳腐な印象を受けざるを得ない。>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
本作は、描かれた時代が19世紀末なので、現代の感覚からは夫人の描き方に古めかしさを感じるのは否めない。確かにポーラは結婚したグレゴリーの言いなりで行動できないでい>>続きを読む
★1989年に続き2回目の鑑賞★
この題材、出演者の顔ぶれと演出面をとってみると軽薄な映画という印象になるのは必然で、それはある程度否定はできず、重厚な内容の作品の方が好みの私にしてみればなかなか>>続きを読む
撮影当時(2017年)、70歳を超えていたレジェンド達、デニーロ(74)、パチーノ(77)、ペシ(74)は頑張ってはいる。しかしホッファの鮮やかなりし活動時期である1960~70年代に彼自身は50代>>続きを読む
★1987年に続き2回目の鑑賞★
1987年の1回目の鑑賞時の評価は2。この低評価の最大要因は間違いなく、瘦せぎすの浅丘ルリ子にまるで魅力を感じなかったことだと断言できる。しかし、今観返すとそれ以>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
プロでもない4人の海賊の行動は統制も取れてないし粗雑。一方で貨物船には海賊を迎撃できるような武器は備えていないし、乗組員も戦闘の経験はない。
そのような状況下での相対する2組の駆け引きや行動はスピ>>続きを読む
★1980年、1982年、1985年2回に続き5回目の鑑賞★
香港映画の枠にしかとどまらない「怒りの鉄拳」から、ローマロケの敢行により世界に目を向けた「道」を経て、米国資本で製作費も大幅アップとな>>続きを読む
★1989年に続き、2回目、初めての映画館観賞★
山本周五郎の8編の短編からなる「赤ひげ診療譚」のいくつかの挿話を組み合わせて一つのストーリーとし、撮影に1年半をかけた黒澤明入魂の1作。本作での凝>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
なぜ脱獄犯のリンゴは保安官にも騎兵隊にも平然と見逃されているのか。臨月の女性をがたがた揺れる駅馬車に乗せるか?しかも子供が生まれたその日のうちに再度乗車。リンゴの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
チェーホフの「ワーニャ伯父さん」の戯曲とそのセリフがサイドストーリーとして何度も出てくることもあって、とてもセリフを大事にしている映画で、その言葉の持つ意味の深さで紡がれる3時間は非常に濃密で緊張感>>続きを読む
第11作「忘れな草」の続編。本作はほぼほぼ「とらや」と柴又でリリーとの話が進んでいく結果、寅さんの奔放性はあまり前作のようには感じず、リリーと向き合うことによる寅さんの愛情、優しさを色濃く描くことに>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
なかなか奇抜なアイデアで、今の映像技術なら本設定も上手く生かせるので鑑賞中は興味が尽きない。
オチもさもありなんということで良いのだが、このようなアイデア勝負の映画ではありがちな雑な展開にも気づい>>続きを読む
★1984年、1985年、に続き3回目の鑑賞★
前作「ドラゴン怒りの鉄拳」と比較するとあらゆる面で映画としてレベルアップ。
香港映画初のローマロケも、特にコロッセオのシーンで有効に使われているし>>続きを読む
★1990年に続き2回目の鑑賞★
時代は1900年代初頭頃だろうか。イギリスの海辺の田舎の風景(撮影は仏ノルマンディーらしいが)や平均的な家庭の屋内の装飾や構造、蠟燭の光や画的な構図は文学的な魅力>>続きを読む
無音場面が多く、逆にそれだからこその緊迫感がすごくて、また、高圧ボンベを持ち歩き武器としても使用するシガーを演じるハビエル・バルデムの佇まいもシルエットもインパクトが強烈で、淡々と進む物語なのだが全>>続きを読む
★1986年に続き2回目の鑑賞★
マドンナが寅さんと同じ流れ者という設定であるため、いつもの、寅さんが美しい女性に惚れて振られてという定番とは異なった内容が軸にあり、その分物語が深いものになってい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
端的に言うと、良い発想・素材により期待をもたせてスタートしたが、その土台から広げられず、しかも曖昧なラストになってしまった残念な作品。
「適正者」と「不適正者」に分けられた社会。「不適正者」の苦>>続きを読む
★1983年(映画館)、1985年に続き3回目の鑑賞★
中学生の時、映画館で鑑賞(「ドラゴン危機一髪」と「アメリカン・ブルーパーズ」(まったく記憶に残ってないが、アメリカの珍プレー集だったみたい)>>続きを読む
★1990年2回に続き3回目の鑑賞★
映画が唯一で最大の娯楽だった時代。その熱気の描写が丁寧で映画の持つ力を如何なく表現し、無邪気に笑えるシーンも数多く、一方、ヒロインのエレナはとっても美しいし、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ソダバーグ得意の群像劇に錚々たる俳優陣が出演しており、この面々を想像すると華やかさを感じるのだが、予想もしない展開にいい意味で驚かされる。
回想シーンでの出演はあるもののパルトロウは早々に感染して>>続きを読む
満男役の吉岡秀隆の目をむくような奇妙な表情と良い子ちゃんすぎる娘との会話の気持ち悪さが最後までぬぐえない。
また、私は満男と泉の物語が描かれていた本シリーズは1作も観ておらず、二人のストーリーの土>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭から未知の飛行体が出現し、ルイーズが召集されて異星人(「ヘプタポッド」と名付けられる)の言語の解析を行うところまでの描写はなかなかに緊迫感がある。
そして、解明した結果として、異星人には時間と>>続きを読む
キューブリック作品は1956年の「現金に体を張れ」から1975年の「バリー・リンドン」まで、「ロリータ」を除いた7作をすべて観ているが、それ以前の名作ぞろいだった作品群に比して「バリー・リンドン」は>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自分の年代とぴったり合う時代設定なのだが、今観ると、前半の高校生活を描いている部分はコメディのセンスも仲良し三人組の所業もさすがに古さを感じざるを得ない。
このパートは中盤まで長く続くため、尾道の>>続きを読む
★1984年、1986年に続き3回目の鑑賞★
英雄に祭り上げられたところからの始まりと、エイドリアンとの結婚、アポロとの試合の結末だけが異なり、あとは名作「ロッキー」の全くの模倣とでもいうべき内容>>続きを読む