日本では、キャンピングカーの生活というと、ある程度裕福な人が気ままに各地を旅して好きなところで寝泊まりする悠々自適なものを連想するが、本作で描かれるのは、高齢にもなって働きながらキャンピングカーやR>>続きを読む
★1987年に続き2回目の鑑賞★
トム・クルーズをトップスターにした大ヒット作。小柄でなで肩という身体的ビハインドを抱えるクルーズだが、目力やチョットした仕草からも醸し出されるオーラはこのころから>>続きを読む
🎉久しぶりの1点台‼️🎉
以下、ネタバレします。
ご注意ください。
まず、ストーリーの軸は主人公ユウとヨーコの純愛?のようなのだが、この二人のみならず、どのペアにもお互いに心を通じ合えたシ>>続きを読む
世界的なアメリ現象まで巻き起こしたヒット作(そういえば先日観た「レディ・バード」でも高校生が部屋にポスターを貼っていたな)。
最初の方は、不思議系のアメリの行動についていけず、この映画観る価値ある>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
★1989年に続き2回目の鑑賞★
捨て子と思われる子を近所の男が拾ってきて、その子とおばさんが1週間一緒に暮らした後父親が現れ連れ帰るというだけのシンプルなストーリーなのだが、登場人物間の遠慮のな>>続きを読む
金持ちのグループに属したいとかカッコいい彼氏と付き合いたいという、他人からの視線を意識した背伸びをしたがるという、高校生の頃のごく平凡な欲求を持ち、一方で根は真面目で我が強い「レディ・バート」の青年>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
真面目な青年が、一族に伝わるタイムトラベル能力を使って、少しづつ大人に、人間として成熟していく過程はとてもファミリアな感じでいい。
主人公役のグルーソンは嵌り役だし、何より、2年前に出演した「ミッ>>続きを読む
核となる黒人の大男である主人公コーフィーの所業はもちろん、看守主任のトムを取り巻く看守仲間のチームが人間的にできた人たちであることから醸し出される雰囲気も併せて、ミステリー要素を含みながらもファンタ>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
主演二人の演技は言わずもがな、息子役のジャスティン・ヘンリーは過度のお涙頂戴演技にならず可愛いし、よくまとまった作品とはいえる。
一方で、描かれている題材は当時>>続きを読む
内田けんじ監督作品らしい、脚本が良く練りこまれ、ストーリーが2転3転する展開が面白い。
また、人が良くて極自然体の演技をする大泉洋やふわふわした感じの堺雅人が醸し出す雰囲気が独特で、そこに佐々木蔵>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
さすがはもはや日本映画界の重鎮ともいえる役所広司の演技が素晴らしいし、取り巻く俳優陣も確かな配役で、すんなりと映画の描く世界に没頭できる。
西川美和監督・脚本作品らしい、観賞者それぞれに考えさせ>>続きを読む
★1987年に続き2回目の鑑賞★
派手な銃撃戦も、兵士の活躍場面もほとんどない。描かれるのは、主人公テイラー自身と彼の目を通した現場の兵士の実状。それを淡々と描くことで、劣悪な環境の中で正気をもっ>>続きを読む
一般的な日常生活を舞台に、奇抜な考えや経緯を持ったちょっと変わった登場人物を交え、全体的にはどんなにつらい出来事があっても前に進んでいこうというまとめ方をするジョン・アービング作品が、私は結構好きだ>>続きを読む
ストーリー的には、興味をもって勝手に隣人宅を探ったら怪しげなものを見つけ、深みに入っていくというヒッチコックの巻き込まれ型サスペンスという趣なのだが、そこにいつものアレン節が加わって、良いも悪いもい>>続きを読む
★1988年に続き2回目の鑑賞★
冒頭のギャング映画的シーンはシビアで緊迫感があり、主役の二人が女装して女だけの楽団に入ってからは、必然性に基づいた良質のコメディ映画になる。
そのメリハリのつけ>>続きを読む
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随分評価が高いのですが、私はかなり❌です
m(_ _)m
チャップリンの動作と演出を意識しているのか、ロベルト・ベニーニがお茶らけた風貌で、中年男らしからぬバカげたことを延々と続ける前半>>続きを読む
チャールズ・ディケンズの長編小説「デイヴィッド・コパフィールド」の映画化(なので、この邦題、何とかならなかったのか?)。
大まかにいうと、かつて自分の周りにいた変わった人々を描写しつつ、それらを題>>続きを読む
★1987年に続き2回目の鑑賞★
大戦中に製作された作品であるがゆえに、プロパガンダ的な内容、セリフの多さが目立つ。それはその時代だからいいとしても、ヒッチコック得意の巻き込まれ型サスペンスながら>>続きを読む
完全に観るべき時期を逸しているな、というのが最初の印象。
小学高学年の男女が「結婚したい。だってずっと一緒にいたいんだもん」と言ったら、学生時代からずっと現実的な考えをしていた私からしたら、高校時>>続きを読む
★1987年映画館、1988年に続き3回目の鑑賞★
神を信仰することで人はどんな時でも救われるのかという、遠藤周作の「沈黙」でも描かれているタブーに近い命題を中心に据えている。
侵略軍との戦いを>>続きを読む
老優たちの演技に温かみがあって穏やかな雰囲気に包まれ、一方でミステリー的な展開でもあり、決して悪い出来ではないのだが、映画館の再興、記憶喪失、赤狩りといった、かなり頻繁に映画主題となる題材を絡めてい>>続きを読む
主演の二人(アンディ・ラウ、トニー・レオン)がスターのオーラを放ち、ストーリーはスピーディかつよく練られていて抜群に面白い。
警察学校で同期だった二人が、たった10年でお互いの顔がわからなくなると>>続きを読む
★1985年に続き2回目の鑑賞★
現在の基準で見るとアクションシーンのスピード感はないが、悪役スコルピオの憎々しさが抜群で、一方で静の佇まいから動の行動力を見せるハリーと対比された構図が、緊迫感を>>続きを読む
監督の山中貞雄は日中戦争で1938年に28歳で病死したこともあり、ほぼ完全な形で残されている作品はたったの3作しかないが、それでも名匠として映画史に刻まれている。
その理由が如実にわかる誉れ高き遺>>続きを読む
日本の原作漫画は未読。薄暗い映像の中での暴力描写は特徴的で際立っているし、ストーリーもなかなか衝撃的ではあって、タランティーノが審査委員長を務めた2003年度のカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞したの>>続きを読む
「アメリカの良心」と呼ばれたジェームズ・スチュワートが主演し、アメリカの良心を謡った作品で、現代でもアメリカで非常に人気が高い作品。
当時30代後半のスチュワートは20歳程度からの役を演じるにはち>>続きを読む
★1989年に続き2回目の鑑賞★
本作ではインディの少年時代も描かれ、現在のインディのもとになったアイテムや性格やらの起源が描かれるとともに、父親、家族との関連も深堀され、人物的魅力がぐっと深まっ>>続きを読む
★1984年、1989年に続き3回目の鑑賞★
中学生時代に初めて映画館で観た時は面白くて評点4.5。
確かに冒頭のインドに着くまでのくだりとトロッコからラストまでの疾走感はアドベンチャー映画とし>>続きを読む
日本歴代最高興行収入を樹立したと言っても、国内の制作も海外作品の配給も滞りがちな中での上映作品群、しかもコロナ禍で娯楽が限られ、シネコンでは多数のスクリーンで上映されるという特殊状況があったのは事実>>続きを読む
★1983年、1984年に続き3回目の鑑賞★
脱獄不可能と言われたアルカトラズ島の刑務所から脱走したと考えられている3人の実話に基づいた映画。
過去2回の鑑賞では脱走までの過程が面白くて高評価だ>>続きを読む
スタイリッシュな映像と音楽がのっけから全開で、そこここにわざとらしさのないコメディ的な要素も入れながら、初めは病人たちの集いに癒しを求め、その後は殴り合いの場で自分自身の存在を感じるという奇想天外な>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
姉が自殺し、自身も結婚に不安を感じている処女エロイーズと画家であるマリアンヌの、美しくも冷徹な風景の中で心を開いていく様が丁寧に描かれる。
一方で授かった命を堕胎する若いメイドの場面も対比的に描く>>続きを読む
ある事件を主観者の目から多方面で描くという手法自体は良く見かけるし、私は最近の日本映画はほとんど見ないので、Youtubeなどへの投稿動画を題材にした映画が数多くあるのかを知らず、本映画のその部分に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
息子が行方不明になりその後死体で発見されたのはなぜなのかと、息子がそんな事件に巻き込まれた背景にあるものの炙り出しの2点が本作の骨格であるが、前者の、息子が殺された事件の真相究明のストーリーに魅力が>>続きを読む
★1984年に続き2回目の鑑賞★
とにかく、アラン・ドロンの造形があまりに美しすぎて重みがなく、その重みのなさがそのまま主人公トムの軽薄な人物像を表現し、彼の行動原理がこの映画全体の独特の雰囲気を>>続きを読む
トーキー黎明期から人気を誇ったロナルド・コールマン(当時50歳)と、公開当時、大作に軒並み主演し乗りに乗っていたグリア・ガーソン(当時37歳)を主演に据えたスターシステム下で製作されたと推察される作>>続きを読む