カミタカさんの映画レビュー・感想・評価

カミタカ

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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

4.0

『スパイラル:ソウ オールセット』

コンセプトは踏襲しているもののソウシリーズ過去作とは完全に別物と捉えるべきですね。
一つの作品として考えると正義と悪についてだったり究極の選択に迫られる機会が多い
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.8

おそらくサバイバル系の元祖とも言える映画。今考えたら相当豪華なメンバーが出演しているのも見どころ。
ところどころ、なぜそうなったの??なツッコミ要素、謎要素があるが、そもそもの設定が見事なのでさほど気
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

実話を元にした本格映画。二宮くん、中島健人、桐谷健太などなど、主要人物の役作りには脱帽するほど感動した。
ラストの結婚式での対比シーン、および終わり方がすごい洒落ていて、余韻が残る終わり方だった。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

演義の強者しか出てこない。
情景描写など小説チックな表現が非常に多かった印象。終盤の台風と花の件が非常に心に残っており、あそこに多くのものが込められていた気がする。
ショーシャンクの空に、が少し頭をよ
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

4.1

ひたすら男が女性を口説くためにタイムスリップする映画。話の構成はもちろんのこと、6分と短い時間の中に洒落さとユーモアをこれでもかと言うほどいれた作品。

長編映画を劇場で見る前、CM告知が終わった後と
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.2

地位も性別も年齢境遇も全く異なる人たちの恋愛模様を描く映画。

ストーリーが進行するにつれ、それぞれの話が交差していくあの展開は個人的にかなり好き。
純粋な「恋愛」だけではなく本質的な「愛」を描いてい
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.1

住まいを交換して新しい出会いが始まる映画。
アイリスとアマンダの境遇が似ているようでどこか違う点と、恋の進行度(一方がかなり進展していて、他方はこれから芽が咲きそう)も対照的に描かれていて一度で二度美
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武器人間(2013年製作の映画)

3.3

不気味で仕方がない改造人間が襲ってくる映画。基本カメラの撮影視点になっているため、より臨場感と恐怖を感じた。
視点といい色合いといいコールオブデューティーをやっているような感覚だった。

ラストはさす
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

下半身を動かせない子とどこか不気味な親の駆け引き。
足を動かせない故、何をするにしてもハラハラするというか、思い通りに逃げられなかったりハンデになってしまうのが心苦しかった。屋根を這いつくばって渡るシ
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オーディション(2000年製作の映画)

2.9

妻を失った主人公が再婚を検討して。。。
終始不気味すぎて、最後にはじけた感じ。いい感じに画質も荒く、より一層不気味さを感じた。
所々演出の不自然な部分があったもののザ・B級映画という感じなので許容でき
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.7

とにかく中心にadoがいたイメージ。ワンピースファンとしても、赤紙海賊団の戦闘シーンが観れたりみどころ盛りだくさんだが、ミュージカル的な要素が強いため、そこを楽しみにしている方は本当にいい映画。
とに
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.9

大号泣の映画だった。原作を読んでいない前提の話になってしまうが、浜辺美波のあのあざとさが絶妙に良かった。
命とはなんなのか、限りある命だったとて、果たしてその残された時間が本当に正しいのかを考えさせら
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.7

トイストーリー主役のバズがメインの映画。意外にも時系列(時間軸)をテーマにした巧妙な映画で、深く考えていけばいくほど沼にハマっていく映画だった。
基本は全て字幕で観る派だが、小さい頃から馴染めあるこの
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

自分以外ろう者の主人公が音楽学校に行く夢を追い求める映画。
唯一の健常者である主人公が家族のサポートのために夢を諦めるか、それとも自分の夢を先行するかの葛藤が生々しかった。才能があるにも関わらず耳が聞
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パージ:エクスペリメント(2018年製作の映画)

3.8

最新作にしてパージの原点を描いた今作。人間の根っからある狂気性を「実験」という立て付けにして解放しているのでなんとも生々しかった。

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.1

余命宣告を受けた後のリチャードの話。この手の映画はかなり感傷的に描写されるケースが多いが、この映画の場合は等身大というか、「実生活で診断されても人間って結局こういう行動するよなー」が多かった。
等身大
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複製された男(2013年製作の映画)

4.1

大好きなドゥニヴィルヌーヴ&ジェイクギレンホールの作品。前評判よりもあまり難解だとは感じなかった。とはいえ、気にしなくてもいい場面に隠喩が多数使われてそうなのとラストシーンはいまいち伝えたいことが伝わ>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.3

突如難聴になってしまった主人公が現実と対峙し、受け止め心的な成長をする映画。結果として主人公ルーベンが取った決断が本人的に良かったのか悪かったのか考えさせられる作品だった。失ったものは聴覚だけかそれと>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.2

学歴も何もない、でも頭の切れる男性がナイトクローラーという転職に出会い成功を収めるストーリー。倫理的観点をど返しでただただ仕事を全うするルーの狂気とそれに飲み込まれていく周りの人々に違和感を感じると共>>続きを読む

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.8

1から一転、老人視点で話が進んでいく展開になっている。あれこんなにグロかったっけ?と思うくらいえぐい描写あり、相変わらず老人つえーなと感じた。
一見して1と2の繋がりないように見えるが、強盗対老人の強
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.1

ルーティーン生活をひたすら繰り返す中年男性がひょんなことから大きすぎる事件に巻き込まれる映画。中盤まではジョーカーにも似た(現代世界から取り残された人間が狂って暴走する)印象すらあったが、実際は全くそ>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

シングルマザーと思春期の息子(ジェイミー)の難しい関係がリアルに描かれている。アビーとジュリーの助けもあってか時が経つにつれてジェイミーも成長していくので、観ていて気持ちよかった。
観る側の立場(育て
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.4

金曜ロードショーで視聴。アニメーション映画の中ではズートピアとトイストーリーが個人的二強だったが、それに匹敵するほど面白かった。

対比される生と死の世界、メキシコの世界観、美しい歌どれを取っても一級
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.1

ダコタファニングの自閉症の少女の演技が光る映画。決められた線路からなんとしても脱したいともがく様子がかなりリアル。
脚本コンテストのオチも個人的には満足な結果だった。

これが面白かった方には是非アイ
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.1

テキサス版人情映画。浮き沈みはないものの、トラヴィスがなぜ4年もの間放浪していたのか、息子との関係性、なぜ妻が行方不明になったのかが時間が経つにつれて鮮明になっていく。ラスト含め、なぜその決断をしたの>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

映画の99%が聴覚メインの映画で、一本の電話のみで舞台は全く変わらない。90分間単調に進むかと思いきやさまざまな駆け引きやどんでん返し要素、そして主人公の心情の変化があるので、全く飽きない。
気を衒っ
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ルーム(2015年製作の映画)

3.9

数年間プレハブのような小屋で監禁されていた母息子の映画。
生まれて5年間そのプレハブが生きている世界の全てだった少年が、「外」の世界も知り、徐々に成長していく。ジェットコースターのような浮き沈みのある
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.2

池井戸潤の映画版作品。なぜ大企業で隠蔽工作が起きてしまうのか、罪の押し付け合いが起きてしまうのか、そして人間の醜さが凝縮されている映画。
ただ、この映画に出てくる彼らが悪いのではなく、古き良き日本企業
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.7

クリストファーノーランのマジック映画。彼の作品にしてはかなり観やすい。テネット観た後だったので尚更そう感じた。比較して長めの映画だが、飽きないし、壮大なマジックをずっと見せられてるような感覚に陥った。>>続きを読む

アザーズ(2001年製作の映画)

4.2

どんでん返し映画。実はオチを知っていたんですが、視聴。
あの名作どんでん返しホラーと似ている。
子供たちに光を当てられなかったり、謎の男の子が見えたり、伏線が散りばめられている。ホラー映画だが最後は感
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

難解、とにかく難解。通常の時間の流れと逆走した時間の流れが同じ時間軸で展開されるので、頭がこんがらがる。それが明確に分かったのも中盤のあるシーンから。

一回観ても分かる人はほぼいないはず。複数視聴は
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ザ・シェフ 悪魔のレシピ(2016年製作の映画)

3.4

ただのスプラッター映画じゃありません。むしろグロ描写少なく、それよりも現イギリスの問題だったり、社会風刺を感じられる。考えさせられることが多い。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

4人家族につぎつぎと起こる怪奇現象。終始不気味で、母親が夢遊病という設定もあってどれが現実なのかわからず、頭が混乱した。ミッドサマーに終わり方が似ているが白を基調とするのがミッドサマーなのに対し、本作>>続きを読む

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