私の生年(1994年)映画『エドワード・ヤンの恋愛時代』。
丁度、昨日観たホウ・シャオシェンの『ミレニアム・マンボ』とも通ずるような、ヨーロッパ映画への限りない接近を果たした画作り、”一見”商業路線>>続きを読む
🇯🇵でいうところのムツゴロウさんのような野生生物保護活動家、ティモシー・トレッドウェルが、武器も何も持たずにアラスカで🧸たんと戯れる様を切り取るが…
ドキュメンタリーとはいえ、これは編集の妙。まるで>>続きを読む
『ビフォア~』シリーズ、『6才のボクが、大人になるまで。』、『バッド・チューニング』、『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』等々、リチャード・リンクレイター監督作品は大好きで追ってきた。
“彼が捉え所>>続きを読む
先日観に行った『ミュータント・タートルズ~』におけるエンタメ・アート性の高いレベルでの達成と、手際良すぎる語り口を目の当たりにしたせいもあってか何とも言えぬ戸惑い…。
『アラビアのロレンス』オマージ>>続きを読む
『スーパーバッド 童貞ウォーズ』の
セス・ローゲン&エヴァン・コールドバーグの製作最新作だが、客はガラガラ…。
90'sヒップホップ/ソウル系の曲使い(※4 Non Blondesの名曲What's>>続きを読む
アルジェント屈指のビジュアルインパクト!このタイトルに入っていて欲しいものが全て詰め込まれたようなブっ飛びオモシロ映画。こんなにも何の話をしているかわからない整合性のとれてない映画で目が離せないものも>>続きを読む
後半、異能バトルアクションものと化していくなかで映画全体が停滞してしまって、説明過多な描写も増えてめちゃめちゃ勿体無いと思ったけれど、前半部の淡々とした主演二人の掛け合い(イチャイチャも含め)は見惚れ>>続きを読む
『カランコエの花』で原石・今田美桜を発見し、この監督のことも要注目だったのだが、7年のブランクは大きかったか…。
J群像劇の観たくない形を観てしまったような…。類似作品に挙げられている『桐島、部活や>>続きを読む
S・クレイグ・ザラーも昨年のフェイバリットリストに選んでいた全米スマッシュヒットホラー。確かにキッチリ面白い。
『リング』や『CURE』からの影響は勿論、『イット・フォローズ』『ヘレディタリー』とい>>続きを読む
途中何度か鑑賞を止めようかとは思ったものの、ムロツヨシや佐藤二朗のいつもの悪ふざけが最小限に抑えられていて、福田雄一作品苦手な人には案外と勧められる1本ではある。悟りを開いて見るとラストとか案外グッと>>続きを読む
『ネオン・デーモン』を監督したニコラス・W・レフンが、本作をベストカサヴェテス映画に挙げるのも納得。
学生時代ぶりに再見したらばかなり好きなやつだった。“贅沢この上ない弛緩”。
その巧みなネオンカ>>続きを読む
U-NEXTで遂に見放題になった、ダニエル・シュミット作品を初体験。
リュミエール的なものは全然読まないのでよく知らないが、蓮實氏曰くイーストウッドやビクトル・エリセやヴィム・ヴェンダースと並ぶ“7>>続きを読む
『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』からの、ヴィゴ・モーテンセンのフル○ン♂️映画こと『インディアン・ランナー』を(もう1つ『イースタン・プロミス』もフル○ン映画)。本作でのヴィゴの若々しくも漏れ出>>続きを読む
宮崎駿『君たちはどう生きるか』を初め、正直今年は老巨匠たちの新作にかなり“撃沈”してきたのだが、本作は実に“幸福な老後”映画に仕上がっていた。
御歳80のクローネンバーグ爺ちゃんは、実に可愛くポップ>>続きを読む
困った、驚く程につまらない…。
ほぼ満席ぐらいの場内を、寝ている人or下を向きため息つく人が充満。仕事終わりの疲れを映画で癒しにきたと思わしき隣のサラリーマン👨💼男性が、本当にガッカリした表情を浮>>続きを読む
ウェス・アンダーソンの新作『アステロイド・シティ』の約2倍の尺なのですが、体感時間としては『アステロイド・シティ』の半分でした⬅️お察しください🙇♂️笑
ある種、映画黎明期のサイレント映画にも通底>>続きを読む
“革命前夜”
『ザ・マスター』の元ネタの1つ。
先週、ジャン・ユスターシュ映画祭や、デヴィッド・クローネンバーグ最新作封切りを横目に、上映最終日だったジョナサン・デミ監督幻の初期作を下高井戸シネマ>>続きを読む
かの、Sir.ジャン=リュック・ゴダール『勝手にしやがれ』の、あまり認知されていないL.A.リメイク版(※渋谷TSUTAYAで今借りているのは私ですすみません🙇)
しかしクエンティン・タランティーノ>>続きを読む
宮崎駿、御年82歳新作。
やはり10年のブランクは大きかったか?
本作とはまた別の形での集大成感があった前作の『風立ちぬ』は、“全裸ではしゃぎ回る子供”のようなやんちゃなパワフルさと、無邪気さがあっ>>続きを読む
一緒に観た父がエンドロール後に
「うーん、難しかった…」と(良い意味で面白がりながら)頭を抱えていたのが印象的というか、うんうんわかるよとなりましたね⬅️作り手の術中に完璧にハマってしまった良いお客。>>続きを読む
ファスビンダーは最初に観た『13回の新月のある年』がかなり胸を打つものがあり、その後『ベロニカ・フォスのあこがれ』『第三世代』を観たが全然ハマらなくていまいち掴みきれない監督であったのだが、本作を観て>>続きを読む
タマ♂️の向くまま、気の向くまま、
男2人の大珍♂️道中🚐
ジャンヌ・モロー&イザベル・ユペール共演(※とは言っても同じ画面には映らない)のフランス🇫🇷映画。現在も配信等は無く、カルト映画の趣。>>続きを読む
セリーヌ・シアマの監督作でも特に知名度や人気が低いイメージがあるが、見るとそれも頷ける部分はたしかにあった。
アフリカ系移民が集うパリ郊外を描くとあり、シアマの脚本作『パリ、13区』に近いものを感じ>>続きを読む
セリーヌ・シアマ長編2作目がU-NEXTで見放題配信を開始した📽️
本作の更なる発展系というか、巨匠の“余裕の貫禄”を見せたのが『秘密の森の、その向こう』とも言えなくもない(※どちらを高く評価するか>>続きを読む
アリス・ギィ、凄すぎ。画面の強度、スリル、どこをとっても現代映画を超えているとしか…祖にして頂点という感じ。とにかく見易く普遍的。これでいい。
映画史にその名を刻む女性映画監督のパイオニア、アリス・ギィ。
ゲス(セス)・ローゲンではない方の“ソーセージパーティー”。5分間でこの密度、ドキドキ感。素晴らしい。
最新作『Pearl パール』でも、アバンタイトル~からのオープニングのアゲ感といいますか、その構成の巧さに痺れたのだが、本作『キャビン・フィーバー2』の時点で巧すぎヤバすぎ!
タイ・ウェストってこん>>続きを読む
ノーランがこの映画大好きなの観ると納得出来る。とにかくガーファンクルのグズ野郎っぷりが凄くて、主演2人のズブズブ感に何度となく溺れて窒息しそうになった記憶。
同じくローグ監督の『赤い影』が、あれでも>>続きを読む
本作『物語る私たち』でもって、
サラ・ポーリーはアニエス・ヴァルダやアリス・ギイとかと並び語られるべき偉大な女性監督になったと言える。
私的にもドキュメンタリー作品としては、『オーソン・ウェルズのフ>>続きを読む
アリ・アスターのポール・シュレイダー監督作ベストで、かのジョディ・フォスターも「もっと評価したい映画」に本作を挙げている。
そこに一役どころか二役三役も買って出ているのは、我らが石岡瑛子さんの狂った>>続きを読む
『EO』の公開も記憶に新しい、
イエジー・スコリモフスキの人生ベスト映画の1本。
この度、U-NEXTで配信開始したので早速観てみたが、全シーン全ショットに瑞々しさと躍動感溢れまくりの驚きの快作冒険>>続きを読む
デヴィッド・クローネンバーグの傑作リメイク、『ザ・フライ』のオリジナル版。
文字通り“変態”する様をまざまざと見せつけるように描いたクローネング版とは対照的に、本作は“見せない”ことで結果として浮か>>続きを読む
前作『X』からの驚くべき飛躍…傑作。
愛すべき魅惑の性欲BBAキラー誕生譚。
「X エックス」の製作準備が始まった2020年10月。コロナ感染対策のため、撮影地のニュージーランド(実はアメリカではな>>続きを読む
『悪魔のいけにえ』は勿論、『悪魔の沼』にも到底及ばずなのだけれど、かといって正直これならばもっと不出来で壊れた映画を見せられた方がマシだな…と思ってしまうくらいには雰囲気は良い。それと特別ファンという>>続きを読む
ティモシー・シャラメの食人映画とは名ばかりの…アメリカ映画(主に50s~70s)信者による美しきアメリカ映画。
"ニコラス・レイ『夜の人々』のような映画を!"という試みで撮られた『地獄の逃避行』ない>>続きを読む
正直、これといって大きく騒ぎ立てるようなタイプの作品ではなく、如何にもなメリケン娯楽大作なので、"私的なベスト"には入らないとは思う。
しかし『スター・ウォーズ』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシ>>続きを読む