“ブニュエル崩れの成れの果て”
パート1は比較的面白く観れた。だが然程汚くもないなんちゃってうんこ💩&ゲロ🤮のパート2は勿論のこと、その後のパート3も全くノレず。
一見すると本作『逆転のトライアン>>続きを読む
アピチャッポン、イーライ・ロスらの聖典でもあるシッチェス映画祭グランプリ受賞作。
序盤こそあんまりかも…なんて思ったのも束の間、サービス精神溢れる畳み掛けるような展開と85分という丁度良すぎる幕切れ>>続きを読む
遅蒔きながらMonty Pythonを初鑑賞。
大感銘。狂気と狂喜、衝撃と笑撃、もの凄くバカ丁寧に作られたバカ映画。
単独監督作ではないけれど、テリー・ギリアム最高傑作では?
90年代末~ゼロ年代初頭にかけての全盛期三池崇史のキレキレな1本。
デヴィッド・ボウイが出てくる冒頭の掴みがあまりにもカッコよく痺れるのだが、それ以降見事なまでにグダリっぷりを見せる、トニスコ改めトニー・スコット長編処女作。
兄リドリーの“『ブレードランナー』崩れ”>>続きを読む
瑞々しい快作『ショーガール』、キレキレのシャープな劇薬『エル ELLE』を直前に見返してから見たと言うのもあってか、セックスやバイオレンス等も変わらずあるにはあるのだけれど、諸々の描写にかつての“鋭利>>続きを読む
“その男、激突!(衝突)につき”
近年流行りの“映画についての映画”、
”フェリーニのアマルコルド型自伝的映画“の決定打的作品。それが御年76のスティーヴン・スピルバーグから放たれた。
前作『ウエ>>続きを読む
S・クレイグ・ザラーやジェームズ・ガンもフェイバリットの、スコセッシ作品史上最もブニュエルに接近したような作品。
前述レビューの『救命士』ともかなり通ずるものがある不条理劇だが、しかしこちらの方が見>>続きを読む
マーティン・スコセッシ監督×ニコラス・ケイジ主演の『救命士』。万人向けとは正直言い難く、意外と知られていないが、実は一部映画ファンの間では根強い人気のカルト映画。
『タクシードライバー』脚本家でもあ>>続きを読む
雪の西部劇。『シャイニング』『ヘイトフル・エイト』への影響。アルトマン作品では『ロング・グッドバイ』と並べたくなる。ヴィルモス・スィグモンドの撮影がとにかく素晴らしい。
"セックスは水🚰を飲むようなもの"Byちひろさん
主人公のちひろが元風俗嬢というのもあってか、"如何にもな良い人"という感じで描かれていない自然な感じが良い。若葉竜也に"したくなっちゃった"という場>>続きを読む
今年の劇場初めはパク・チャヌク新作。
私がこのところ集中的に観ていたダグラス・サーク監督作品的メロドラマの型を借りた歪な不条理劇といったところだろうか。
そのキャラクター設定や突飛なCG使い、高低>>続きを読む
黒沢清監督も"評価は低めだが大好きなフェリーニ作品"として挙げていたが、『8 1/2』のセルフパロディ版といった感があり面白い。
たしかに如何にも巨匠の晩年の珍作、典型的な誇大妄想型映画といった感じ>>続きを読む
本当に尾野真千子の髪の毛がぶわ~ってテーブルに広がっているシーンはJホラー👻
昨年、映画好きがこぞって邦画のベストに選ぶのも納得の"仕上がり"。冒頭のアバンタイトルからしてそのフレームコントロールと>>続きを読む
"こちらあみ子"と"こちらザジ子"の2本立ては意義深かった。
一見するとテイストは真逆のようで、しかしどちらの作品も可笑しさの中にふとギョッとするようなホラー的ともとれる狂気的な描写があり見応えがあ>>続きを読む
ニコラス・W・レフンやS・クレイグ・ザラーのオールタイムベストの1本。
とにかくモノクロ撮影がリッチで、夜の街の捉え方等にジョン・カサヴェテス『アメリカの影』や『すべてが狂ってる』くらいの頃の鈴木清>>続きを読む
文字通りの名作クラシック。
昨年の『ニューオーダー』なんかを観ていても思ったけれど、80分程度(※本作は30分)で雄弁にこの世の地獄と蛮行の限りを描ききり、"ショック"を与えてくれる作品が数あるなか>>続きを読む
斎藤工も激推し!リーアム・ニーソン主演でリメイクもされ、その邦題とパッケージからは想像も出来ない"高み"に"うっかり"到達してしまったノルウェー🇳🇴発の傑作バイオレンスノワールコメディ。
主人公ディ>>続きを読む
日本には成瀬巳喜男、アメリカにはダグラス・サークがいる。映画ウマ過ぎ夫さん。
ベッタベタのご都合主義という名の超高速弾丸映画。私が先に観た後の『天が許し給うすべて』と遺作『悲しみは空の彼方に』に比べ>>続きを読む
濱口竜介監督のオールタイムベストの1本。
アリーチェ・ロルヴァケルの『幸福なラザロ』への影響も多分に感じさせるような、土着的な何かを捉えんとする素晴らしいロケーションと神秘的な撮影。
厳しい現実を>>続きを読む
ディートリッヒの圧倒的女優オーラ!
貫禄!それだけ目で追っているだけで81分が一瞬で過ぎ去ってしまうが、漢字だらけの列車や北京の雑多な風景、構図等が素晴らしい。
評判高過ぎて意味分からない。
旦那の新作も微妙だったが、まだ旦那の方が全然救いがある。
同じリチャード・ジェンキンスなら
『ダーマー』や『トマホーク ガンマンvs食人族』の方を絶対に観るべき。
久々に見返してみて、好きは好きだけれど今観るとより荒削りで"地味な小品"という印象は強まった。この後に『ジョーズ』『未知との遭遇』がくると思えばまさに"革命前夜"の1作と言える。
そう思うと、同じよ>>続きを読む
よくこんなギラついた作品がアカデミー作品賞に…と驚く怪作。
『ファーザー』が認知症患者の擬似体験ホラーならば、本作はアルコール依存症患者の擬似体験ホラー。しかしオチはどことなく爽やか。
ビリー・ワ>>続きを読む
武田鉄矢ファンの父親に頼むから観てくれと言われ拒否り続けてきた『刑事物語』を遂に一緒に鑑賞。なんだこれ、面白いじゃないか(笑)
年齢的に今こういうのが沁みるベストタイミングだったのかもしれない。昨年>>続きを読む
尻!乳!尻!乳尻!エロワイズマン。
ドキュメンタリーでありつつも、フェリーニ(晩年)やリンチ(晩年)作品のような心地好い揺蕩い感が味わえる←中盤少しウトついたけれど、幸福感が勝った。今のところ一番好>>続きを読む
『ラルジャン』みがあって、殺伐としたカウリスマキ。粗削りながらも真っ直ぐさが胸を打つ処女作。
「映画とはニコラス・レイのことだ」(ジャン=リュック・ゴダール)
イケてる男の代名詞的存在である"カサブランカ・ダンディ"ことハンフリー・ボガートが、こんなにもやるせない後ろ暗さを秘めた男を演じたが>>続きを読む
スコリモフスキに続いてポランスキ。
やはり○○スキと名のつく監督はイカれた監督ばかり。
人としてはダメかもしれないが、やはり作る映画は一級品ばかりなポランスキ。本作は『反撥』の"名作感"とは対極なが>>続きを読む
S・クレイグ・ザラーも大好き、
"叫び声で人を殺せる男"を描いたイエジー・スコリモフスキ御大監督作。カンヌ映画祭審査員特別グランプリ受賞。
5月に日本でも公開される新作『EO』に備えて復習を兼ね久々>>続きを読む
イーストウッドもゴダールもファスビンダーもジョン・ウォーターズもトッド・ヘインズもスピルバーグもタランティーノも…etc.
皆、ダグラス・サークの映画を前にはただ言葉を失くし、ひれ伏すしかなくなって>>続きを読む
ニコラス・W・レフンや
S・クレイグ・ザラーも大好きな"刑事とドラッグとキリスト"
某著書で、"才能はあるがメリハリのある脚本を書けない人"としてジョン・カサヴェテスと共に名前が挙げられていたのが本>>続きを読む
誰かが『悪魔のいけにえ』を例に出していたけれど、"社会派"とは名ばかりの本当にハイパー気狂いホームコメディ。やはり巨匠と呼ばれるような監督は狂っているものである。そして序盤の爺さんと婿のカブをもらうあ>>続きを読む
タランティーノやザラーも愛する"レオーネじゃない方"のセルジオ監督の大傑作マカロニウエスタン。
面白すぎ。配信無いの勿体無さすぎるほど、とにかく底抜けに明るく、全編デタラメな映画的外連味と豊かさに満>>続きを読む
蓮實重彦が腐した映画の中にはけっこう面白いものもあると私は思うが、それでも本作に対する彼の"愚かにして醜い"という感想には少なからず同情してしまう。
いつもの"淡いソフィアタッチ"で描くのは100歩>>続きを読む
文字通り"迷宮に迷い込でしまう"という感覚そのものであり、真の意味での"ホラー映画"とも言える怪作👻
デヴィッド・リンチが如何にこの映画を見尽くして研究しているかが伺え、特に中盤のあの屋敷のジジババ>>続きを読む