まず、男の映画だなあという。
やはり哀しみを抱えていて一匹狼で不機嫌な2のマックスの方がかっこいい。説明は無いが、犬を連れている所もまだ人間らしさを失ってなくていい。ハードボイルド。
後半のタン>>続きを読む
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前半の幼少期から初聖体拝領の後のダンスシーンまでがお父さんとの関係のピークで
、というかかもめの家に住まう家族としての華やいだ最後の季節だった。そこからは斜陽。
お父さんが未だ男で他に女がいるかもし>>続きを読む
執着がなく、正直素直、ニュートラルな人。自分を何より大事に湧き上がる欲求、好奇心に蓋をしないで即行動する。その勢いや直向きさが周りを魅了しどんどん巻き込んでいく。
横尾忠則さんと細野晴臣さんとのある>>続きを読む
一作目が素晴らしかったので、同監督という事で観てみたがまるでダメ。
安っぽいB級ホラー映画に成り下がった。
芸術と同人くらいの差がある。
まさに最初にヒットした栄光を後のシリーズで食い潰す典型。>>続きを読む
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前から思ってたけど、日本のドラマも映画も全然おっさんを主人公に据えないよな。その心の揺らぎ、悲哀や相克を撮れる監督も演じれる役者もそう居ないけど、この映画は自分が求めていたもので素晴らしかった。
お>>続きを読む
10年の刑期から解放された後の快楽殺人者の脳内。
この映画が事実を基に作られていて、この快楽殺人者の脳内、思考を忠実に描いているから同じように快楽殺人に手を染めそうな人間が観たらいい教材になるかと思>>続きを読む
リンチで一番好きな映画かもしれない。
ずっとしがんでいられるくらい楽しいおもちゃ。観終わった後に見知らぬ街で迷子になる感覚は随一。
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狂ったおかしみのある男たちの魅力に尽きる。
殺し屋家族は勿論最高だけど、フランクリンが居なければここまで引き込まれる作品になっていなかった気がする。
ホラー映画の到達点。
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ヤンヤンの行動、言葉、要所で現れることをして監督はこの子の背後にいる。
大人達のかつての純な思いや欲望はトラウマの上塗りやさまざまな軋轢で歪に小さく縮こまってしまった。
ただ、せせこましい視野の狭>>続きを読む
サニーデイが日本のロックンロールバンドだと改めて認識出来た。
それは初期衝動やうら若き結成当時の美意識の消える所で解散してしまうようなバンドてはなくて、様々な人生模様を描きながらファンも共に歳を重ねて>>続きを読む
生理的に気持ち悪い、腑に落ちない、違和感や不自然の演出が良かった。
意外とこういうのがいつまでも事あるごとに思い出してしまったりする。
滑稽なのか悲惨なのか
ギャグなのか真面目なのか
意味ありげで>>続きを読む
もう親とか血縁絡みの情念の物語はいいなあと途中思ってしまったが、良い台詞は幾つかあったし、一貫してみるとパンクでしたね。
やりたい聾の弟を部屋から追い出して見上げさせる形でおっぱい見せつけたり、俗物の>>続きを読む
ダニエルジョンストンの音楽のファンで前から観たかったやつ。
ドラックのこわさを知るいい教材だぞ、これとブライアンウィルソン自叙伝 ビーチボーイズ光と影‼︎
マウンテンデューの歌とうんこしてたら移動>>続きを読む
ずっと心にあった映画だった。
立ち行かない、場末感、諦観、あの感じ。
私は92年の生まれでこの世代は現実が頓挫している様から始まったように思う。
少し前まで確かにあった人々の熱、指針のようなものの跡>>続きを読む
元気をもらえる映画。元を正せば反骨精神がグルーヴの正体だったんだ。
最初のパーティーのシーンでしつこく自分の研究について女に付き纏いながら自慢気に話すシーンはマイケルジャクソンのスリラーのオマージュだろうか。
こういうジャンルの映画って大体話が進むにつれてもっとスケ>>続きを読む
一口に難解風。作り手の変態的な編集の甲斐あって入り込もうとしても入り込めない作り。これがわたしには都会で暮らすストレスフルな人々の頭の中その物のように思えた。神経質で過敏で肝心なことには集中が続かず人>>続きを読む
たまに見返すが不真面目・不謹慎を大人が大真面目にやった映画でこれ程のものはないと思う。本編は109分ある。短編ではない。多分な毒、ブラックユーモアの応酬。
どうしようもなく好きな作品。
あの映画はピッチャーは何となく透かしてバッター適当に打ってを繰り返してる誰一人熱を帯びない草野球の試合だから延々終わらない。
そういう温度感の映画。振らなきゃ始まらない>>続きを読む