カーエルさんの映画レビュー・感想・評価

カーエル

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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.2

前作同様、下らないことを全力でやってくれます。
ほんと楽しいわ。
犬ロボと美容ロボが可愛い。
大統領をトランプに似せてたら満点だったのに。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

ネタとしてはよくあるSFなんだけど、ジュブナイルものとしてエンタメに全振りしてるのが気持ちいい。
ヒットするのも納得。

神事とか家系とかの設定でSF臭さを消しているのも上手いね。
ハリウッドでリメイ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

1.0

こんなのスターウォーズじゃない。
ダメなところを上げればキリがない。

ルークからレイに何も受け継がれてないというのが萎える。

レイアがそんな形でフォース使うの?

葉っぱでこちょこちょ…って、そこ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

5.0

凄いものを観せて頂きました。
映像がタルコフスキーぽい。
IMAX3Dで鑑賞。
音響の良い映画館で観ることをオススメします。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.3

パトリック・スチュワートの感情豊かな演技。やっぱりこの人好き。
あと全てのシーンが繊細に作られてて、Xメンシリーズの中では群を抜いて良いのではないかな。
ジジイ2人と子供のロードムービー。

エイリアン(1979年製作の映画)

4.2

改めて1を見たけど良い脚本だわ。
2度3度と驚く展開が連続していく。

観客を驚かせるのが肝なので、あまり続編を作る映画でもないと思う。
同じ設定じゃ何度も驚かないしね。
でも続編が作られまくる矛盾…
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

北からミサイルが飛んでくるこのご時世に、こんな映画を観ちゃいました。
この映画のブラックな笑いが何倍にも感じられるという…。

愚かで可愛い人類の映画。

猿の惑星(1968年製作の映画)

4.0

字幕でちゃんとノーカットを観たのは初めて。

ザイアスが、ただの頭の固い権力者ではないというのがポイントですね。
人間が争って滅びた歴史を知りつつ、人間を遠ざけて猿の社会を守ってる。
理不尽な行動にも
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.0

キングコングと未知の生き物たちの映像には満足だったけど、人間のキャラクターが皆本当に薄くて、ちょっと残念。
同じ会話を何度も繰り返すし…。

軍隊vs未知の生物という括りで、プレデターを思い出したんだ
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大魔神(1966年製作の映画)

4.0

ラストの15分までは大魔神は出てこなくて時代劇が続きます。
圧政に苦しむ人たちの場面が北斗の拳みたいなベタでいい感じ。

溜めに溜めて、大魔神さん登場!
待ってましたー。
このカタルシスがかなかな凄い
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ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

マッツミケルセンが出てなかったらすごーく地味な映画。ずぶ濡れや半裸のマッツのシーンが多くて、半分PVみたいな感じでもあるが…。

でも設定は面白い。
5年前のパラレルワールドと繋がってるトンネルがある
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

終始エヴァちゃんにワクワクした。

色々と設定勝ちの映画。
導入もシンプルで良い。
お話的にはラストまで少し退屈かな。

アンドロイドの失敗パターンももっと沢山見たかったなあ。

アンドロイドが美少女
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.8

スピリチャルな世界とそれを表現するCGが良い感じ。細かいお笑いがたくさんあって飽きさせないのは流石。

後半、内容が子供っぽくなって残念。アメコミなんだからと言われれば仕方ないけども。

恋人役の人が
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.6

時空超越もののSFとして素晴らしいんじゃないでしょうか。

最後しっかりと生死感のテーマに落とし込まれていて、いい感じ。

ザッピング映像が続いて、なんのこっちゃと思いつつ、後半にハッと気付く瞬間が気
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イナフ(2002年製作の映画)

3.2

午後ローで観た。
後半の30分まではDV夫から逃げる妻のサスペンス。映画の演出がホラーっぽくて良いです。派手なカーチェイスまであって楽しい。

で、とうとう追い詰められた妻がとった最後の行動とは…!
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マザー 最後の少女イヴ(1993年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ある意味、とても面白いアニメ。

作画はしっかりしていて主人公のイヴちゃんも可愛い。
都市とかメカ、キャラデザがAKIRAの影響をもろに受けてて、都市のダクトとかだだっ広い通路とかね。
そして超能力と
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

宮崎駿というおっさんの話を、飲み屋で延々と聞かされてるような映画。
でもこれが駄目って言ってるわけじゃないです。

説教であったり、自慢であったり、
思い出話、物作り論、あとアニメの指南書みたいな内容
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ミスト(2007年製作の映画)

4.5

パニックホラーなんだからさ。
バッドエンドだからって評価が低いのは残念。
この映画の完成度はなかなかのもの。

スーパーマーケット内での色んな人物像がしっかりしてて、とても楽しい。

恐怖に負けてどん
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セッション(2014年製作の映画)

4.8

観てるこっちが怒鳴られてるようで、胃が痛くてゲロ吐きそうになる映画。

フレッチャーさんの信念も分かるし、間違ってもないんだけど、ただやり過ぎ…。

ラストの父ばなれをするシーンが印象的。

最後、会
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

3.8

BSプレミアムで観た。
主人公とか物語には共感できないんだけど、映画の見せ方は面白くて最後まで見ちゃった。

舞台と映画が混在した演出。
劇場の中にセットを組んで、カメラがパンすると別のセット、別のシ
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株主(1963年製作の映画)

4.0

アメリカとか資本主義社会は、一歩間違うと無職になって、危険を冒して生きていかねばならない…という内容みたいなんだけど。
この映画は、それをダンディズム溢れるアニメで描いてます。
この主人公格好いいわー
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小舟のチージック(1968年製作の映画)

4.0

ソ連版の「みんなのうた」
テンポの良い踊りたくなる楽曲にアニメを付けてる。歌とアニメのシンクロ率は高くてよく出来てる。

働き者の小舟のお話。
小舟が流されて、どこかの南の島に流れ着いた時の歌がまた楽
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前進せよ、今がその時だ(1977年製作の映画)

4.2

ソ連時代のプロパガンダアニメ。
前衛過ぎてもはやプロパガンダの意味を成してないw
ひたすら格好いい!

後半にでてくるロックはもろビートルズ。
ビートルズのイエローサブマリンを観て、俺はもっと凄いの作
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射撃場(1979年製作の映画)

5.0

ソ連の資本主義社会を皮肉ったプロパガンダアニメです。
でもそんなことがどうでも良くなるくらいに格好いい!
疾走感溢れるBGMと、テンポが早くダイナミックな構図のアニメーション。

職を求める若者が射撃
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狼に気をつけろ(1970年製作の映画)

3.5

ソ連のプロパガンダの短編アニメ。
狼に育てられた少年が、一度は人間性を取り戻すけど、その後ナチスに訓練されて、凶暴な兵士になるという内容。

終盤は思いっきりプロパガンダになるけど、それまでは物語とし
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ツイスター氏(1963年製作の映画)

3.0

ソ連時代のプロパガンダの短編アニメ。

アメリカのお金持ちツイスターさんがソ連に旅行にやってきた。同じホテルに泊まってる黒人を見てビックリ。こんな所泊まれるか!と出て行っちゃう。
ソ連はどんな民族も平
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惑星間革命(1924年製作の映画)

3.2

人を食ったりお金を食ったりして、太ってる人たちはブルジョアか、所々にナチスのマークも付いてるから、ストレートにドイツか。
そいつらをやっつけろー!おー!みたいな内容。

デザインや構図は、当時流行って
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ペンギン・スーの宝物(1968年製作の映画)

4.0

ソ連の短編アニメ。
見た後とても後を引く内容です。

単に救われない話なら他にもたくさんあるけど…。このアニメはペンギンの主人公が最後まで希望を捨てきれない所が、とても残酷。
ある意味、美しい話でもあ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.8

この映画は優等生的な映画すぎてレビューは書きづらい…。
あまり言葉で説明せず映像で語ったり、空気感を良く出してて好印象。

難を言えば大事件が起こらないことかな。

しかし何でこんな邦題なんだろ。
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バロン(1989年製作の映画)

4.5

BSでやってたので久々に観た。
若い頃に観たときより好印象。

美しい映像と、延々と続くグダグダの会話劇。話してる内容は下ネタ多し。
まあ若い人に受けない感じです。

そう思い込むからそうなんだ…いろ
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魔犬ライナー 0011変身せよ(1972年製作の映画)

4.0

音楽といい、SFセンスといい、
当時でしか作ることのできない内容が詰まっていてとても良い。

サイボーグ犬たちの説明シーン大好き。
プレゼントだよ、と言って生き返らせたサイボーグ犬達に、
たくさん兵器
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.5

すごく上手く組み立てられた脚本。
ケアロボットという設定も「大丈夫だよベイマックス」という台詞も後半に大きな意味を持ってくる。

大学の研究室の変人たちも、個性豊かなヒーローに大変身。
丁寧にキャラを
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

2.0

SWは昔から全部みていて旧作のファンでもあります。
後半の宇宙戦が、これだよ!と言いたくなるようなものを見せてくれました。
あとベイダーのシーンもファンは見たかったシーン。

でもしかし、この映画はキ
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親子ねずみの不思議な旅(1978年製作の映画)

2.0

内容が子供向きではないという意味で2点。
この作品全体を覆う不安感がすごい。

子供ネズミが色々と質問するのに、父親ネズミが「わからないね」「どうしてだろうね」と一切答えない。
そりゃー父ちゃんも分か
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.0

最近の世の中は、わからなければwikiで調べてすぐ解決!みたいなことばかりで、この映画が持ってる、よく分からないもの、不条理なものが少なくなってる気がする。
だから新鮮に見れた。
退屈と言えば退屈なん
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暴走機関車(1985年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

暴走した列車を止めるために、みんな頑張る話…ではないです。
脱獄した2人の運命がどうなるか…というお話。

ラストは粗暴な凶悪犯が、助かる道を捨てて、自由なる死を選ぶんです。
そして暴走した機関車と共
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