ゆこさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

ゆこ

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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.2

スタイリッシュな音楽と水色が印象的
たまに出てくる逆光と影の淡いコントラストが綺麗
カールに父性を求めるフランクの姿に哀愁が漂う
クリスマス・イヴに電話をしてしまう胸中を思うと切なかった

合衆国の法
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.4

上手く言い表せれないけど、ヒッチコックの映画に出てくる登場人物たちってちょっとイラっとする
回りくどいというかなんというか...

ただ、鉢植えで頭を打って視界が霞む描写とか、汽車の音だけをBGMに線
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.2

古き良きハリウッドミュージカル
大団円で終わるお馴染みな結末
安心が保証されてる時代の良さがあった

ザッツエンターテイメントが耳に残る
最初の靴磨きのところで、はてなボックスから仕掛けが溢れ出すシー
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荒野の決闘(1946年製作の映画)

4.0

脚本も映像もアクションも素晴らしかった〜...!

期待通りに物語は進んでくけど、やはり王道の良さというものなのか、全てのピースが収まるべくして収まってるから満たされた気持ちでエンディングを迎えられた
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ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)

3.3

直接的な戦闘や流血描写はほとんどないが、迫り来る戦争の恐怖が否が応にも伝わってきた
光や音や目線でこんなにも表現できるのか
街にいる人々は日常の生活と非日常の戦争とのギャップにああやって対峙していたん
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恋多き女(1956年製作の映画)

2.9

やばい...なんの感情も抱けないまま終わった笑
久々に時間を無駄にしたと感じてしまう映画だった 哀しみ

終始やかましくて展開が坂道を転がり落ちていく感じ ブレーキが欲しい
今登場人物がどんな感情を抱
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モロッコ(1930年製作の映画)

3.8

主演2人が美しすぎる
どんな時も直立しないで、少し凭れたり肘をついたり...いちいち仕草が艶めかしい
意地の張り合いのような焦れったさがまた良い
ゲイリー・クーパーは砂埃とか荒野とか過酷な環境が本当に
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.0

彩色版を視聴
素朴だけどどこか毒のある色合いがより世界観を強めてる
メイキング映像が素晴らしかった

想像力豊かに月への旅行を描く
出会い頭に殺すの連続
蛮族はどちらなのか

キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

3.5

これぞ喜劇
期待する通りにギャグが挟み込まれていって清々しい
裏切らない安心感
キートンくらいの品とシンプルさがちょうど良いな

最後の職業答えるところ、私は機関士って言って欲しかったな

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.6

すごく見応えのあるミュージカルシーンばかり
歌って踊る主役だけじゃなくて、周りの群衆もにこやかに見守ってるのが印象的だった
遠くから俯瞰的に全体を見渡せる場面が多くて楽しい
タップダンス、バレエ、ピア
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

3.5

フランク・キャプラの安心して観れる感がすごい
王道というか今では食傷気味になった表現も、この時代では新鮮で面白かったんだろうなあ

最初は主演2人があまり好きになれなかったけど、夫婦喧嘩のシーンで一気
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無防備都市(1945年製作の映画)

3.3

戦時中独特の閉塞感や鬱屈とした雰囲気が終始漂う
自分たちの明日もどうなるか分からない
不確かな世の中で信じられるのは己の正義だけ

この映画だとイタリア側視点で話が綴られるけど、敵国であるドイツにも彼
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クレオパトラ(1963年製作の映画)

3.5

欲望も政治も私にとっては同じ
強く賢く芯のある女性だからこそ、この言葉が活きていた
冷静でいてしかし心は熱く燃えるクレオパトラがかっこいい

グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.7

赤の他人が一箇所に集まって短い生活を送る場であるホテルで、色々な人の人生が交錯する
楽しいことも悲しいことも驚くようなことも、ホテルは全部受け止めてじっと佇んでいる
今まで当たり前に思っていたけど、よ
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.7

いつ殺す?いつ殺す?と待ち構えていたらそっちかー! 構えすぎていた

めちゃくちゃ愛が溢れてた
それが 正しい 愛なのかは置いといて
お母さんのユベールに対する愛し方がとことん悪手で救われないな
息子
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

2.0

なんやこのクソ女は
やっぱりオードリー・ヘプバーン嫌いだわ...一般的には評判の良い女優だから悲しい

原因が分からないまま結果だけ見せつけられてるみたいな流れが延々と続いたように感じた
なんか丸く収
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ライムライト(1952年製作の映画)

3.5

慈愛と温かさに満ち溢れた優しい映画
最初カルヴェロがチャップリンって分からなかった

バラ、岩、パンジー、悲しい花のくだりが好き
軽々とやってのけてるけど、本当にその通りに見える さすが

チャップリ
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わが青春のマリアンヌ(1955年製作の映画)

3.1

ひえ〜...何一つ謎が解明されないまま終わった

何よりも一番のホラーだったのはヴィンセントじゃない?
目がどんな時でも見開いてて不気味
喜怒哀楽の感情はあるけど本心がイマイチ掴めない...どことなく
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ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

3.8

予想を遥かに上回る面白さだった
まさに愛と激情の日々
フランス映画苦手だったけど、これはとても観やすい

ゾルグ最初はただのドクズ男かと思ったけど、その何百倍もベティがぶっ飛んでたからまともに見えてく
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.8

イタリアの景色が最高だ
どのシーンも否応無しに映える
祭りの賑やかな景色とトムの本性とのギャップが白々しく恐ろしい

なんというか、トムとフィリップの関係ってハッキリとは言い表せない艶めかしさがある
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つばさ(1927年製作の映画)

3.3

戦闘機の飛び立つ画角がカッコ良い〜ロマンに溢れてる
ジャックとデイブの友情が素晴らしかった
喧嘩からの、あの2人の最後は美しい
遺品をまとめる姿が心に残る

2人の男たちの友情が素晴らしい分、メアリー
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誰が為に鐘は鳴る(1943年製作の映画)

4.2

ロベルトイケメンすぎか〜〜〜っっ
全く非の打ち所がなく描かれてるから好感度が上がる一方だとは言え、最後まで力強く生きててかっこよすぎた...
イングリッド・バーグマンも美人で可愛かった
2人とも瞳が本
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.1

私には早すぎた...
芸術を創造する人達には分かり合える部分があるのかしら
フェリーニの見ている世界を垣間見た

終始画面がとても綺麗だった
全ての場面が脆く儚く美しい

地上最大のショウ(1952年製作の映画)

3.2

割と淡々とショウをやってるだけなのに、自然と引き込まれていった
列車事故のシーンが凄すぎる
あそこからどんどん粋な展開になっていって爽快

ゾウの彼女が一番好きだったけど、この映画に出てくる女難アリが
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七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.0

主人公の妄想癖がくどすぎて疲れた...
最終的に選ぶ答えは良いけど、それまでの過程がうるせえ

マリリンは相変わらず天使だった
HiとOKのハイトーンさが最高に可愛い

今まで観た映画では、マリリン視
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

4.0

わが谷は緑なりき
この言葉にすべてが詰まっている

静かで淡々としているが、とても奥行きがある
谷に住む家族の身に様々なできごとが降りかかる 良いことも悪いことも
それでも人生は続くし乗り越えていかな
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.7

モンローのBoop Boop Bee Doop!が聞けて大満足
流石伝説の女優 そこにいるだけで画面に華がある
いやらしすぎない肉感的な魅力と小悪魔さが絶妙

話も馬鹿馬鹿しくて◎
ジョセフィンとダフ
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めまい(1958年製作の映画)

3.0

スコティにもマデリンにも感情移入できないまま終わった...
少なからず今の現状って自分自身のせいでもあるじゃん
そもそも登場人物と自分を重ねるっていう見方をすべき作品ではないのかもしれない...?
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.1

あ〜...イギリス映画!ってかんじ

最初から結末が見えてる話だけど、お父さんの気持ちとかお兄さんの本音とかのシーンが良かった
ビリーには聞こえないのがミソ

白鳥の湖が流れることでこれはバレエの映画
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紳士協定(1947年製作の映画)

3.4

ラストは半ば強引に希望を感じさせるふうに持っていってたけど...
あんまり現代でも状況が変わってない気がする
戦後間もなくこの映画が公開されたことに意義があるんだろう
もっと歴史を勉強すれば、この映画
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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ笑った
欲望が突き抜けてて、でも汚らしさがなくて完璧
ローレライもドロシーも可愛いなあ

ミュージカルシーンも最高なんだけど、tiffany、cartierって歌い上げるのウケる
アメリカ
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.6

ハッキリと言葉にできない鬱憤
ありのままの自分を、受け止めてもらいたい...
子どもたちの痛々しい感情が切ない

ジェームズ・ディーンの泣く姿、いじらしくて素敵
この人は泣いたり悩んだり、もどかしい演
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バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

4.0

乾いた心にじんわりと沁み渡るような、優しい映画だった
淡々とモーテル内の日常が映し出されるだけなのに、すごく惹きつけられる

アメリカ人の中にドイツ人っていうのも良かった
綺麗好きなところとか、バッハ
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.6

主人公に対してここまで印象をころころと変えさせられるとは思わなかった
最初は人をからかうねじけた性格の嫌なやつ、でも本当は親の愛に飢えていて、自分を認めてほしい愛してほしいと泣く幼子みたいな面もあって
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

いちいち音楽がカッコよすぎる
それぞれの話がパズルみたいに繋がってからの、ラストのあの展開超気持ちいい

ミア、ファビアン可愛すぎ
ミアの自分を持ってて男を手玉に取るところも、ファビアンの男に守られて
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.4

「タバコがあるから正気でいられる 生きていられる」ってセリフのマリーめちゃくちゃ良い表情してる
こういう瞬間が見つけられただけで、この映画観て良かった〜って思える

ファムファタル的な存在のフランシス
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