Shawさんの映画レビュー・感想・評価

Shaw

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This Much I Know to Be True(原題)(2022年製作の映画)

-

なんでか分からないんだが泣いた。
音楽も好みにかなりあってる。
アーティストだな!と感じさせられた。圧倒的。前に音楽パフォーマンスに泣かせられたのいつだろうか。覚えてない。

FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.9

アニメーションを、実際の人々のアイデンティティ保護として利用するという工夫がなされているけれど、いちアニメとしてはフレームレートが低すぎてラグかと思ってしまうことが多くそこは結構残念だった。

それ以
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Immaculate(原題)(2024年製作の映画)

1.7

マジでなんでこんなん作ったん。
『ローズマリーの赤ちゃん』とか『肉体の悪魔』とか『尼僧アンナ』とか、いい映画からいっぱいインスパイアされてるくせにこんな凡庸でつまらんやつ作れるの逆にすごいわ。

ブル
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.2

またもややってのけたチャーリー・カウフマン。彼の多彩さにはつくづく感心させられる。どうやってこんな話を思いつくんだろうか...

天国は待ってくれる(1943年製作の映画)

3.5

老いやら倦怠期についてのリアルな事情を見事に映し出すところは感心したが、結局のところ若い女に目がない単なるクズヤローの視点から、人生そのものを美談として語ることは出来ないでしょ。

REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

2.4

まさかの前作よりもさらに微妙。
ZSもう終わってんじゃないの?

とか言いつつもどうやらこの二部作は三章分割された六部作の第一部扱いになるとのこと。もうあかんわ。🤷🏻‍♂️

エル・スール(1982年製作の映画)

4.2

アリーチェ・ロルヴァルケルの『La Chimera』に明らかに影響与えただろうシーンが偶然にもあって思わず声を上げた。

子供が父親の秘密を知り、彼の人間性そのものに疑問を持ち始めながらも愛を育む人生
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Civil War(原題)(2024年製作の映画)

3.7

戦場に身を投じる様を追体験するところが見どころなので、映像体験としては本当に素晴らしい出来。IMAXで見る価値はある。いつ弾が飛んできてもおかしくない不安のせいでずっと手汗が止まらず。とにかく音響が素>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

何度も言うが現代の日本映画監督は、映画制作についての技術的レベルがあまりにも低い。手数が少ない、編集は拙い、映像は味気ない。教育の問題かもしれんが、そんなんは昔の映画やYouTubeの動画とかでインプ>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

-

11.06.2023
04.16.2024

どのシーンが現実でどのシーンが幻かはもはやどうでもよくて、映画自体まやかしであり同時にリアルでもある。起こる出来事全ては哲学的な目的のもとにのみ書かれてい
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バリー・リンドン(1975年製作の映画)

4.9

...
01.23.2022
04.13.2024

35mm上映。最高に贅沢で空虚で無常な退廃の美を、ある程度ダメージをうけたフィルムで見るという体験自体がなんか感慨深い。良すぎた。F値0.7までい
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絞殺魔(1968年製作の映画)

4.3

全体的によく見るとかなりシンプルな出来だが、演出がとにかく面白い。この年代とは思えない奇妙だがちゃんと意図を感じられる硬派な演出がまさに、"職人監督の腕が光る良作"って感じ。そういう映画はしばらく見て>>続きを読む

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

4.2

良い。非常に良い。
異国の地が舞台だからかクレール・ドゥニっぽい。役者が監督で良い役者が演技合戦をする(激しくはない)からか、カサヴェテスっぽさまである。だから駄作ばかりのダコタ・ジョンソンも今回は素
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プロスペローの本(1991年製作の映画)

4.9

字幕なかったんでかなり訳わかんないんだけどこれはもう満点付けたくて仕方がない。字幕ありで今度見返して再度評価するが、もうグリーナウェイ好きすぎて仕方がない。ここまで豪華絢爛な作品があるだろうか。贅沢す>>続きを読む

墓泥棒と失われた女神(2023年製作の映画)

4.8

いわゆるリセンシーバイアスはあるだろうけどとりあえずこの点数。鑑賞中いろんな考えや感情が溢れ出てきたが、結局のところエンディングで静かに圧倒された。

この監督は受けた影響やわりと見慣れたモチーフを見
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ザ・ルーム(2003年製作の映画)

-

今まで怖くてみれていなかった「最も偉大なる駄作」とよくジョーク混じりに称される真面目に作ろうとして失敗してる、存在自体が信じがたい駄作中の駄作です。

一人で見たら絶対つまらなかったから映画館で見て良
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ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)

-

以前レンタルした時に返却日に間に合わず終わらせることができなかった作品で今回初めてやっと。

内的彷徨とプロットにおける実際の旅路とがシンクロするマジカルリアリズム。現在と過去が気づきにくいくらいにス
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ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

5.0

08.23.2021
05.17.2022
11.30.2022
07.08.2023
04.0.6.2024

The way of nature vs The way of grace.
「優しさ
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トロン:レガシー(2010年製作の映画)

3.3

バカ映画だけどとにかくビジュアルが凄すぎて狂気的。笑ってワイワイ見つつ妙なバカっこよさをも楽しむ映画。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.8

12.26.2021
02.13.2022
03.28.2024

全く理解できない手話の美しさと力強さに泣かされそうになったのは今回も同じ。だからこの映画の大半を理解できてなくても、傑作であることに
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Red Rooms(英題)(2023年製作の映画)

4.5

もうなんも言わんからとりあえず見て欲しい。
マジで凄い。前情報なしの鑑賞がおすすめ。

天使の涙(1995年製作の映画)

5.0

10.24.2021
05.23.2022
05.28.2023
03.25.2024

もう散々見たからそろそろ言わせて欲しいんだけど、居酒屋で流れる曲の一節が「チンチンす〜ごい〜」に聞こえるんです
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.4

10.29.2023
03.25.2024

もっかい見ました。やはりすごい。
あまりにもシンプルだが同時にものすごくデリケートなテーマ。映画を作る上で考えうる全ての選択肢を思案し吟味し考慮し、全部に
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.0

はっきり言ってバカ映画ですけど、割と楽しめた感じ??あとダニエラ・メルキオールがやはりとてもお美しい。ジェイク・ギレンホールもやっぱりいい役者だ、どんな映画に出ていても。

ただAmazonプライムが
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Love Lies Bleeding(原題)(2024年製作の映画)

3.2

期待しすぎたか。
設定がわりと面白いし監督の言ってた本作をインスパイアした作品群を知って興奮してしまったが(愛の嵐、サタデーナイトフィーバー、ショーガール、果ては塚本晋也の六月の蛇まで)...

蓋を
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.8

11.05.2022
01.28.2023
03.21.2024

いつも群像劇に惹かれる自分だが、ここまでつくりこまれた作品に出会うと、個人にフォーカスするいわゆるキャラクタースタディの奥深さに魅了
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

1.4

Netflixなんかこれの数倍は酷い映画と呼ぶ価値もないような映像ゴミを量産し続けてるんだから、といってもなんの足しにもならない訳だけど、まあもちろんこれはダメですよね。観客をバカにしてるにも程がある>>続きを読む

肉体の悪魔(1971年製作の映画)

4.5

04.10.2022
09.14.2023
03.17.2024

イカれたナンスプロイテーションと鋭い宗教考察の間を綱渡する本作は、爆発的な演技と精巧な美術でもってつくりあげられた最高にエッジーなア
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アディクション(1994年製作の映画)

3.3

普通に訳わかんなかった。
アベル・フェラーラはコナン・オブライエンのインタビューとか『スネークアイズ』でも、めんどくさそうな人だなとは思ってたが。

でもやっぱかっこいいんだよな。モノクロ映像はキマリ
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街の灯(1931年製作の映画)

4.9

01.21.2023
03.14.2024

重たかったりエグかったりな映画が好みな自分でもこの作品はどうしたって心から切り離すことができない。私の善人としての根本的な何かに揺さぶりかけてくる。

バッド・チューニング(1993年製作の映画)

3.9

今もカルト的人気を誇るリンクレイターの初期作。

多分海外なら多くの人が体験しただろうあの感覚を見事にキャプチャーした群像劇。マジで当たり障りもない話で仕方がないんだけど、あんましよろしくないシーンも
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ボーイフレンド(1971年製作の映画)

3.3

『肉体の悪魔』で問題児扱いされてたケン・ラッセルが汚名返上のために作った娯楽作。

なんだけども、エログロの過激さがない以外は普通に訳わからんオーバーザトップないつものケン・ラッセルだったような?いや
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

特に演出に尖ったところはないが、内容が内容なためめっちゃ重い。めっちゃ考えさせられる。実はそこまで一映画として出来がいいわけではないかもしれないが、普通にちゃんと真面目に作られてる映画。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.3

ホラー映画らしからぬ繊細で精緻で執拗な心理描写。観客の心を破壊しようとする試みの本気度が近年の作品に足りていない素晴らしさ。

デジタル味が強くCMみたいな映像感はアリ・アスターほんと全作品あんまし好
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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

3.4

マジでアホでしかもそれなだけで、しかもそれが一時間半も続くとなると流石に食傷気味になってしまうので多分自分の好みではないが笑えるところはマジで笑える。こういうくだらないのは時間の無駄だと思っている人は>>続きを読む

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