financierさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.2

ものすごく好きだった。
台詞少なめだけど説明不足ではない。
台詞がなくても何が起きてるのかわかる。
何をしようとしているのか、どんな人なのか伝わってくる。
ただし序盤は人の記憶のように断片的で、シーン
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.6

エリー、グッドジーニアス
ポール、ジャストグッドボーイ

青春映画なんだけど、盛り込んだ小ネタからすると若者向けじゃない気がする。

アメリカの、弾力がなくてグラニュー糖がじゃりっとして、そして歯にく
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

-

<この映画を観て半月、思い返すと《シャキ・シャキ》という音が頭に溢れる…。怖い😭>

筋が通ってるような通ってないような、
縫い目が布の下にあって見えないような。
リアル寄りの幻想?夢想?だった。
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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.6

歌と伝えたいことは好き。
場面の切り替わりや話の飛び方は優しくない。

エンドロールまでみないといけない!!
エンドロールはデザート。

差別意識からくる、恐怖を裏返した憎しみの強さ深さを堪能できる。
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ジュリエッタ(2016年製作の映画)

-

ボタンの掛け違え。
外国、欧州の映画だなあって。
アートいっぱい。インテリアと衣装が印象的。

ヒート(1995年製作の映画)

3.7

面白かったけど、後半一時間はずっとねっとりした負け戦描写で、見ているのが辛かった。
だってヴィンセントより、ニール&クリスの方が応援したくなっちゃう作りだから…!
シャーリーン、かっこいい。

私の部
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マッドバウンド 哀しき友情(2017年製作の映画)

3.6

エンドロールでしっかり余韻を味わいたい作品。
複数の登場人物がモノローグするので、中盤まで話の芯を掴めずにいた。
胸くそシーンが多すぎて大変しんどい。

彼が愛と共にありますように。

君と歩く世界(2012年製作の映画)

3.6

マリオンコンティヤールだいすき。

二つの筋がある映画だけど、アリの方が主人公なので、マリオンさん演じるステファニーは薄め。
でも心打たれたのはマリオンさんのシーン。

アリは悪い性根の持ち主じゃない
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

-

🔨
そんなにバイオレンスじゃなくて良くない??
けど、そうじゃないと他のありえんところがもっと際立っちゃうのかな。
なにより、どう見ても20年経過してる容姿じゃないのがいまいち。いいとこ3年から5年。

暁に祈れ(2017年製作の映画)

-

独特の雰囲気に溢れる、しっかり映画なんだけど、脚色が少なめなのかピークというピークがない。
そんなストーリーのなさが人生っぽいのかもしれない。良かった。

なぜだか『素晴らしき世界』が観たくなった。
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ハングリー・ラビット(2011年製作の映画)

3.5

ずっとハラハラ系の音楽。

ジェイソンステイサムとかドウェインジョンソンが「国語教師」だったら、嘘やん!ってなるけど、ニコラスケイジだと違和感ない。

ハミングバード(2013年製作の映画)

3.4

ステイサムさんの「いつもの」ヤツじゃなかった。
あんなに弱ったところを見せるなんてずるい。

「ハミングバード」をネタとしてあんまりうまく使えてないし、ヒューマンというには浅くて、アクションと言おうに
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.9

信仰は彼女たちを助けただろうか、救っただろうか。
院長の行動は過ちだっただろうか。
最善以外、すべてが誤りとは断罪したくない。
今の価値観で唾棄することも、適切とは思えない。
過剰に自罰的な、そうする
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.4

題材はかなり好きで、筋書きもおおよそ好きなヤツなんだけど、お題に対してフランス映画味がいまいちフィットしない感じ?
登場人物たちの行動の荒唐無稽さが気になってしまう。

ピエールニネさんの神経質そうな
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355(2022年製作の映画)

3.5

見栄えがいい。
けどなんとなく、人間関係にぎこちなさを感じちゃった。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

-

メロウなメロディに乗ったメランコリックで、A25らしい、モヤつきを抱える羽目になる雰囲気系SFだった。
リリィ・シュシュのすべて、あれは辛くてやな映画だったなぁ…。

映像とか流れはひたすらきれい。
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

内容忘れてまた観ちゃった😌

ダサかったりおとぼけだったりなところもなんだか可愛く、主役たちがかっこよく見えちゃう。

マシューマコノヒーさんは、優しい顔してるときより冷たい顔や、ヒヤリとしている顔の
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

-

こういう悪ノリ系コメディそんなに好きじゃないってわかってるのについ見てしまった。
想像通り。
役者豪華。

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.7

前半、ドキュメンタリーみたいに生っぽく、
かつ、他人の(本物の)セックスをみているみたいで、
とても苦手だった。

中盤以降は普通に映画なシーンが多くて、
ちゃんと観れた。途中でやめないで良かった。
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.6

画面の流れが好きだった。
笑いの方向性は相変わらずだけど、しみったれてなくていい。
(この監督にしみったれた作風のものが作れる気がしないのは、そう)

皮肉や嫌味や冷笑のあとに手厚めのフォローが入るの
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

みんなが知ってる世界で、始まりと終わりは古典的で、中身は現代風で楽しく観ました。

ゲームをやったことがない私でもあのキャラもこのキャラも、あの音楽、SE、場面、知ってる~となる不思議な体験。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

3.5

とても疲れた…!
こんな環境嫌すぎる。
でも本人が選んだ訳じゃなく、どこへも行けない…くるしい…。

色々なことが重なって…のように見えるけど、
こんな環境じゃなくても好きになった子が思い通りじゃなき
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

3.7

この映画で一番大スペクタクルだったのは、
ロレンスの感情だった気がする。

砂漠がとてもとても美しくて行きたくなって、
(まあその美しさは白人の思い描く夢の『清廉なアラブ』なんだけれども、美しいものは
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マイ・エンジェル(2018年製作の映画)

3.5

フロリダプロジェクトよりはるかに厳しかった。
子供たちの演技が良すぎて心配になる。

こどもはみんな、海のように広く深い愛のなかで自由に泳ぐ、そんな人魚姫であって欲しいと願わずにいられないのと同時に、
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.4

ロシアでは鯉になにか意味があったりするのかな。
リューダさんが好き。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.6

スレスレの無邪気。
「スレスレ」を超えてるかもしれない。
心が頑丈だ。羨ましいけど、頑丈さとトラブルメイカーさが表裏だから胸が痛いよ。

「わたしは最悪。」より、なお癖の強いひと。
大人なのに本当にセ
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チェ 39歳 別れの手紙(2008年製作の映画)

-

前編で裁判を経ていたのと対称的なおわり。
(戦後の裁判というものは世界共通で公平なものじゃあないだろうけれど、それでもないのとは違う)

およそ苦しい時間しかない。
苦しさにまあまあか、酷くかの違いが
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チェ 28歳の革命(2008年製作の映画)

-

ドキュメンタリーのように淡々と進む。
説明はほとんどない。

日本も、アメリカが好む作物の栽培に適していたら、プランテーションの餌食になっていたのかもしれないなぁと思った。

ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

-

90年代後半の作品にしては初頭っぽい感じ。
パチーノの独演みたいなところとか、
キアヌの演技は楽しかった。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

古き良き(?)ヤクザ映画っぽい雰囲気と見た目に、今っぽい価値観の視点が合わさって、楽しかった。
みんなしっかりキャラとか人間性があって、それを強引じゃなく見せてくれるのが良かった。

学士君は顔が今っ
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.1

どんな映画なのか全く知らずに、
偏屈なお爺さんなのかな?と思って観始めた。
全然違って芯のある素敵な老爺だった。
きっと平和なころには、もっと柔らかな芯だったのだろうと思わせる。

心が通じあっていれ
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.4

見せ方はいい感じのワンシチュエーションSF。

序盤の不穏感満々さとか、木立ぐるぐる&俯瞰でスリラー映画なのかと思った。
画画が狭くて、映画っていうか舞台っぽい。

トムについてはいやだな。脚本に嫌な
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