久遠さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

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生きてるくせに、死んでんじゃねえよ。
絶望とかダサい。エモいとか古い。
そもそも生きてるとか死んでるとか。
ゾンビみたいな顔、眩しいばかりの若さ。
色彩豊かな映像。モノクロの映像。
物語は始まるし、終
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千年女優(2001年製作の映画)

4.8

現実と虚構を行ったり来たり。
あの人を追いかけて三千里。遂に、宇宙船まで乗りました。
映画を映画で描くという構造自体はやり尽くされているが、その中でもトップクラス。主役の女優・千代子は映画=虚構にこそ
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.8

夢見る少女じゃいられない。
でも、大人でも夢に縋ることはあるわな。
そんな夢をモチーフにした、夢のような超絶大傑作。

最初にパプリカのなに、神?(宇多丸師匠風)的な圧倒的キュート力に魂を吸い込まれま
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

怖い怖いの評判だったのでナンボのもんじゃいと観に行きましたが、「来る」と同じく家族と言う名の煉獄→祝祭という気味の悪いオモシロホラー映画でした!(褒めてる)

特筆すべきは音と顔。耳に後遺症が残るので
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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カルト映画であり、オナニー映画でもある。それは監督自身が包み隠さず提示してるとも思える。

完全にNOT FOR ME。嵌る人はとことん嵌るであろう。映像美、映画オタクなら思わずニヤニヤするはずの小ネ
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.2

虚匠福田雄一監督作品の中で唯一〝観られた〟大傑作。

宇宙の彼方へ飛び立ってしまった、ふみカスこと清水富美加様&体重の増減を繰り返しエクスタシーを覚える変態こと鈴木亮平が織り成すドタバタラブコメディ。
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銀魂(2017年製作の映画)

1.5

旬の俳優達に変顔をさせ、性的興奮を覚える異常者こと福田雄一監督のマスターピース。

貴重な製作費を溝に棄てるの如し、圧倒的なセンスに脱帽するしかない。

場を凍らせることを前提とした麩菓子のようなシー
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バイス(2018年製作の映画)

4.1

今と地続きにある「アメリカ」のグロテスクな実態をシニカルかつコミカルに描いたアダム・マッケイ監督の良作

飲む打つ買うの三拍子揃った、どうしようもない男を麗しいエリート女が更生させる心温まるヒューマン
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

1.7

テレビで何度も放映してるこの作品。テレビ屋映画って映画館で上映して1年も経てばお茶の間で観れるんですよね。良い時代になったもんですな。
見どころは3点。当時14歳の浜辺美波様を拝めること。窪田正孝と矢
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.3

いい話。
ただ、ブラッククランズマンを鑑賞した後に印象が変わる作品ではあった。

主役二人のロードムービーとしては良作の部類に入るとは思うが、人種差別にフォーカスすると凡作の域を出ない。

このように
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

今年ベスト級の日本映画である事は間違いないんだけど未だに脳内で咀嚼しきれていなくてレビューし難い。

観たことが無いタイプの恋愛映画なのにドストライクだった。岸井ゆきの演じるテルコの一挙一動に感情が滅
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.1

初スパイク・リー作品。
鑑賞してから時間が経つものの、脳に突き刺さる台詞の数々と鋭利な現実は消えはしない。
グリーンブックの受賞に異を唱えた形になったスパイク・リーの行動に熱く賛同せざるを得ない。
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ミク、僕だけの妹(2018年製作の映画)

4.5

ただのお馬鹿ポルノかと思いきや、近未来SFへ路線変更し最終的にはセカイ系に着地。予想を大きく上回る映画で終盤の展開には思わず涙してしまった。スケベ心で観た自分を殴りたい。
オジサンにはもっと痛い目に遭
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サニー/32(2018年製作の映画)

2.4

脱アイドル・北原里英作品の皮を被ったリリー&ウルトラの瀧による変態怪奇祭映画である(語彙力の欠如)
話すコトバはとってもポジティブ、思う脳ミソホントはネガティブ。
キタコレしろよーーーーーー!!!!

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

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吉田恵輔作品の中でも一番エグい。そして荒唐無稽のようでリアル。怒涛の展開の後、日本文学的結末に着地する。しかし余りピンとこなかった、というより主題を理解しきれなかったのかもしれない。ヒメアノ〜ルや犬猿>>続きを読む

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」(2019年製作の映画)

3.4

レンタルでいいや案件だったけど何となく鑑賞。
映像美、設定の細かさは流石PSYCHO-PASS。ストーリーは割と平坦で予想は裏切ってこないがキャラクターの魅力と新たな背景を示したことで映画化の価値はあ
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.4

映画の内容は薄いし、どこかで見たことのある光景が映るばかりで山崎貴作品の中でも退屈度で言うとNo. 1かもしれない。
しかし、高畑充希がめちゃんこ可愛い。ベストオブ高畑充希。あざとさを超えたハイパー可
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

1.2

毒にも薬にもならない作品。。
1週間ほど前に付き合いで、鑑賞したのですがドラマをちらっと見た程度の立場からすると非常に退屈でした。
ドラマの映画版というより、映画館でドラマを流しているといった印象。
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少女邂逅(2017年製作の映画)

5.0

枝優花監督すごい。。。
同年代でここまで美しく、心が痛くなる映画を撮れるなんて。

もう一度観て、改めて色々書こうと思います。

でも、少しだけ。一人で暗がりの中観て、終わった後、ご飯を食べながら思い
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.4

怖がらずに、近うよれ。ちゃんとワシをみなさい。

世界中の観客を騙しきった、ナ・ホンジン監督の傑作。

國村隼扮する「よそ者」が韓国の田舎町を恐怖のどん底に叩き落とす、悪魔的サスペンス??
というのは
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.8

シリーズ2作目となる今作。
幼い頃、一度観たことがあったので犯人や大まかなストーリーは頭に入っている状態で再見致しました。

最新作が足し算の作品なら、初期である今作は映画らしい引き算の作品。

キャ
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