久遠さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.8

愚直に勝ちを求め続けた男たち。過剰なスコアや展開を排し、淡々と写す様はボクシング映画の理想形と思えた。退場していく挑戦者たちの、仲間に対する憧憬・嫉妬、ボクシングに対する熱情、それらが観客と距離感を持>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.9

腹抱えて笑ったシーンもあれば、苦笑してしまうシーンもあった。ホラー映画として観るとダメダメだけど、ちょっぴり恐いコメディとして見たら楽しめる。相合傘、一人暮らしにしちゃデカい冷蔵庫など「そこかい!」と>>続きを読む

ゾッキ(2021年製作の映画)

1.8

ピエール瀧さんが役者として復帰されたことは喜ばしいことで...あとは、松田龍平さんって塩顔イケメンなんすけど、意外にも一重じゃなくて二重なんですよ。えーっと、あとは、そうですねえ...特にないですかね>>続きを読む

東京ヴァンパイアホテル 映画版(2017年製作の映画)

-

夏帆さんが園子温の好きそうな女性を演じてた。確か、死体にビンタしてたよね。
なんか、冨手さんがスキンヘッドになるところと満島真之介さんがクレイジーな感じと、しょこたんが暴れ回るシーンは覚えてる。

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

1.8

全然おもんなかったやつ。オムニバスで一つも面白くないって意外と無いよね。

紀子の食卓(2005年製作の映画)

-

天然☆天才女優:吉高由里子さんを発掘しただけでオツリが出るよね。朧げだけど、レンタル家族の話なのは覚えてる。一味違う園子温ワールドに困惑した記憶。あと、誰かは誰かの関係者、だっけ?

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

-

当時、邦画好き界隈で盛り上がっていたけれど、全く嵌まらなかったやつ。評価は再見してから決めまする。

太陽は動かない(2020年製作の映画)

1.1

性暴力を受けた女性に対し、主人公は性加害を行う最低最悪のエピソードが、「美しい青春」として処理されることに怒りを覚えたし、そのような狂った倫理観を持つ製作陣に大きく失望した。お話自体も酷いもんで、大し>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

3.5

劇伴を含め、中盤付近までの厭な描写・展開は好み。草木が風に揺れ、災厄が忍び寄る様は胃がキリキリさせられたし、杏奈ちゃん絡みの事象は宛ら「透明人間」で本当に可哀想になって観てられなかった。
けれど、トー
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

同じ東京の景色でも、大切な人の横で見つめることが出来るなら、それ以上うつくしいことは無いのだろう。
限られた生き方しか許されない今でも、小さな希望を獲得していく彼女たちに感涙。
撮影も非常に美しく、構
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

4.4

何回観ても飽きないギャグセンスと演出力の高さ。役者陣のアンサンブルと奇天烈な展開が良い。苦いラストも韓国映画らしく好み。

自由が丘で(2014年製作の映画)

4.2

映画を全然みてない頃に何故か観ちゃったやつ。けっこう好き。てか、そろそろホン・サンス作品履修しまくらなければ。

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.3

これも凄えなあと思う作品では有ったけど、肌には合わん。「新しき世界」の方が100万倍すき。

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.3

シム・ウンギョンさん繋がりで。30、40代になったら見返したい映画ナンバーワン。でも、韓国のコメディーは肌に合わねえし、余りにもファンタジーな実在感のない映画で好みじゃない。

チェイサー(2008年製作の映画)

3.3

出来は良いんだろうけど、こういうタイプの韓国映画は言うほど好みじゃない。カタルシスのないエグさ。

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.3

映画というフォーマットで負の歴史を洗いざらい示せる韓国は、やっぱ凄え。まあ、面白いかと聞かれたら困る作品なんだがね。

華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

-

韓国ドラマで良くある感じの内容。面白くもつまんなくもない。

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

1.6

前に観たけどマジつまんなくて白目むいた。そう言う意味では貴重。

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.7

赤信号“3人”で渡れば怖くないと言わんばかりのラストに哄笑。服を中心に色彩で狂気度合いを示すのは安易だけど好き。細かい難点は置いといて、結局は狂った人たちの話だったのが残念。福浦家と具体的にリンクさせ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

-

賛否で言うなら、否。テーマがズレていく何時もの悪癖に加え、リアリティラインと人物造形の不整合が目立った。間違いない役者陣の好演と美しい映像に「傑作!」と言いたくもなるが、タイトルに皮肉として引っ掛けた>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

男たちには、この道しか無かった。それでも、移り行く時代に権利だけではなく、絆や信念までもが掠め取られる。
仁義とエゴが混ざり合う決意の行く末に号泣。映画的に見て、決して巧くない作りかもしれないが、強く
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SP 革命篇(2011年製作の映画)

3.6

野望篇と合わせて。
中高生の時にハマったドラマの劇場版。当時に比べると、脚本やCGに多くの粗や荒唐無稽さを感じるが、格好良さは決して目減りしない。金城一紀さんの日本に対する危機意識と国家に対する疑念。
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.7

深田晃司監督の次、誰がフェミニズムを描くのかなと思っていたら、堤幸彦監督でした。今まで馬鹿にしてゴメンよツツミン。。

先ず、北川景子さん史上圧倒的ベストアクト!また、中村倫也さんの迸る熱いエロスと窪
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恋空(2007年製作の映画)

2.6

倫理観と世界観は狂ってるんだが、言うほど悪くない。ハードルを下げきったのもあるけど。最低限、映画的に見せる努力はしているかな。まあ、それが図らずもサイコホラー感を生む訳ですが....春馬さんとガッキー>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

5.0

2回目。登場人物みんな愚かで、笑いながら見ていた俺も愚か。人って本当に狡猾で気持ち悪い生き物。
だからこそ、慈しみ合い憎み合うのかな。緻密な場面構成と美しく冷えたショットが見事。カフェと精神科?のシー
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