くうさんの映画レビュー・感想・評価

くう

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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.4

169分という長い長い時間のほとんどで嫌なことと痛いことしか起こらない。子どもに与えられる暴力と暴言、死に至るギリギリの「罰」。どんな悪いことをしたのか。ただユダヤ人だっただけ。

「目には目を歯には
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レミニセンス(2021年製作の映画)

2.9

時間軸を行き来する話は切なくて怖くて大好物なんだけれど、なんでだろう……他人の物語としてしか見れず、ふぅーーんという感じで終わってしまった。

ラストは、あれって一応●を破ってしまったから●なんですよ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.0

どこの世界線に行けば金子大地が教習車の隣に乗ってくれる教習所があるのですか。妄想が働くのも分かる…。

漫画とリアルの融合。どこからどこまで……という発想は面白かった。でも、個人的にはもっとカラっとさ
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.0

ドキドキハラハラの連続ではあったのだけど、ツッコみどころも多かった。

え、そこ、焼き残るの?え、もう消えるの?だいたいそんな壮大な組織ならあれで終わりにはならないよね。●●局にも手が回っているのでは
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オールド(2021年製作の映画)

3.6

ハローー、ナイト・シャマラン。あなたってば、本当に「たくさんのミステリーを撮ってきましたよね!」

ということで、この映画は「初めから」見ましょう。そこからもう始まっているから(笑) 個人的にはシック
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潔白(2020年製作の映画)

3.3

胸糞悪い、汚い大人に翻弄され、傷つけられた女と子供たちの総決算のような話だった。

韓国リーガルもの。正しい判決だけが正義ではない。二転三転する展開が見事。

愛される実感が子どもには必要だね。大人に
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.0

8月24日鑑賞

内容は全く知らず、沖田監督の作品だから、というだけで観に行った。そして間違いなく沖田監督の作品だった。もっとドロドロした内容になりそうなタイトルだけれど、わかってあげているよね……。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

8月26日鑑賞

カンヌで最優秀脚本賞を取ったというのが納得できる。だって脚本が面白いもの。

劇中劇と映画自体の台本の絡み、言葉を発することで情景が見えてくる。「テキスト」の魔力を存分に味わう。
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ミス・マルクス(2020年製作の映画)

3.5

8月29日オンライン試写

あの『資本論』のカール・マルクスの三女にして女性政治活動家、エリノア・マルクスの人生を切り取った物語。

昨夜見ていた「アンという名の少女」の時代に繋がる先進的な女性の生き
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白頭山大噴火(2019年製作の映画)

3.7

8月30日鑑賞

スリリングで、とても面白く見た。

ハ・ジョンウさんが現場でアタフタし、マ・ドンソクさんが修羅場の方に居ないのが不思議(笑)

「ニ映」みたいに変な恋愛モードが入ってこない男臭さがい
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

2.9

ストーリー自体はたぶん、とても面白いのだけれど、それをタラタラと描いている印象がもったいない。

どいつもこいつも怪しくてどうなっていくんだろう!?という期待よりも、本当に「私は今、何を見せられている
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.0

北川景子って、ほんっっっとーーに美しいよね!っと北川さんを堪能する作品だった。

映画作りへのリスペクト…よりも、夢に挫折した老人が人生を振り返る物語。ご都合っぽい部分にシラっと思いつつノスタルジック
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.5

昨日 TOKYO2020オリンピックを終えたばかりのこのタイミングで観に行って良かった。

亡命の決断を下した選手も移民の歴史の末の友情を見せた選手もいた。人種の違う人たちの飛び切りの笑顔に感動し考え
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.8

ソボクとは「徐福」だったのか。各国各地で伝承が違う不老不死物語。

アクションドラマだが、主題は「生き続けたい」という人間の業。眠れず動けず生き続けて、人間は幸せなのか。無表情の裏で多くの思いを抱える
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

仮想世界は冒頭からサマウォのOZを思い出す。(アズだけど)

目まぐるしい光の空間、歌が人の心を捉える表現、素晴らしい。Belleのルックスが本当に好きで、フォローしたくなる。

SNSの内側は夢の世
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唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

3.6

カラフル・ポップ&不思議な唐ボリウッド。

私は何を見させられているのだろう……と呆然と見始めつつ笑ってしまう(笑)

アジアンの中の妻ぶっきーとまさみちゃん、綺麗。他、ここにこの人が!の豪華キャスト
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わたしはダフネ(2019年製作の映画)

3.7

オンライン試写。

ダウン症の娘を遺して妻が逝ってしまい、絶望する父……けれど娘は快活で両親の良い所を譲り受け、自分を引っ張る存在になっている。

親が思っているより、子どもはずっと強い。実は守られて
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.7

いいえ!サトウの本名は井上!! 「青天を衝け」で円四郎ロスに陥っていた人はこれを見たら一気にロスが解消されるわ、尾形さん!!

いや、前作よりもストーリー的にすっごく面白い。アクションもゴタゴタしてい
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.4

これは恐い!

こういうことなんだろうな、という話の筋書きは大体予想がついたけれど、その描き方は強烈だし、最後に行くにつれて「えっ!?」ってなるし、最後の最後は「えっ!」ってな…(もう止めとく)

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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

またかよ!!の神奈川県警の捜査の雑さ(笑)もっと、漫画の力を、信じてーー!!

ストーリーはあれこれ読めるところがあるものの、猟奇描写の凄味と劇内キャラクターの強みで突き進んでいく。眉にしわ寄せ「ギ
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.7

普通ーーに、大河ドラマファンも幕末映画として楽しめてしまう出来…むしろ歴史に興味ない人々が置いて行かれるのではと心配になるほど。

「龍馬伝」の以蔵から脳内で繋がる部分も多く、監督、本当に描きたかった
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.1

オンライン試写。原題はタイトル通り。作品の内容はタイトルと合わせてお考え下さい、ということなのだと思った。

「5年間の結婚生活で一度も離れたことのなかった夫…」という公式のあらすじ、これ……。

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アオラレ(2020年製作の映画)

3.7

うわぁん…恐いよ(泣)ホラーだ。見ている間に何度も頭を抱え耳を塞ぐ。何なんラッセル・クロウ。

だけどこの母も何なん。寝坊して息子を遅刻させる。みんなに遅刻常習犯だと認知されてるだらしなさ。えっ!私に
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.7

青年期やさぐれてギラギラ。老年期枯れずにギラギラ。柳楽優弥からの田中泯さま。もうピッタリのキャスティング!!

ああ、このための泯さまだったのかと思うと何度も泣けてしまう。全身の表現。

好きなものを
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.7

仕事しろ(爆)いや、仕事もちゃんとやっているところが、この映画の凄い所(あの格好で(笑))

OLが社内で作る「派閥」。彼女たちは一体何を目指してテッペンを張りたいのか、なぜそんなにテッペンが好きなの
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

予想を超えたストーリーで、ただただ驚く。

もっと、解り合えない父と娘の介護を通しての触れ合いストーリーのような…そうじゃなくても「ジャッジ 裁かれる判事」のような方向の話なのかなと勝手に思っていた。
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.0

引きずることを受け入れる。

……もう最初の方からそういうこと?という空気で展開しているので、どんどん姿が出てくると同時に切なさでいっぱい。

青春を引きずろう。無理に忘れなきゃならないことなんて何も
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.0

えっ……あの傷ってバツ〇〇の証だったの……()

キレキレのアクションと色美しい絵作りは素晴らしく、いつまでも見ていたい。

しかしファイナルということでいっぱい召喚したゲストのおかげでツッコみどころ
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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

3.6

全く事前情報はなく、ホラーだと思い込んで観に行ったら、メイヘムの歴史だった。現実はホラーよりも怖い。

よく「罰が当たるなんて嘘だから自由に生きなさい」みたいな説教ツイートを見るけれど、バチは当たるよ
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劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

2.9

中盤からツッコみが止まらないドラゲナイ。

最初の方は集中してハラハラ見ていたのだけれど中盤から、いやいやどうしてあんたはこの子の家を?とか、●●手配されてるはずなのになぜここに?とか、何より●●って
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3

吉田大八監督だから、もっと苦い話になるのではないかと思っていたけれど、思っていたよりずっとエンタメ!ふつうーーにエンタメ!

面白かった。ゲラゲラ笑えるという意味ではなく、展開に目が離せなかった。めち
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

ノマド生活への憧れを持つ者は、この映画を見て自由の楽しさと厳しさを同時に知ればいいと思う。…と言ってしまうほどリアル。

寒さ熱さ排泄、期間労働の厳しさ…物語というよりもドキュメンタリーの趣。それでも
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劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

3.0

ご近所の小さな事件を元スパイの妻が解決し、公安の夫が生温かく妻を監視するという、日常の中の異常が楽しかった連ドラから、突然のゴージャス設定な劇場版。

「ホタヒカ」といい日テレは楽しかった連ドラの記憶
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水を抱く女(2020年製作の映画)

3.1

オンライン試写。

結果、このウンディーネの「夫」はあっちだったの?

情念強すぎる人たちの現代版御伽噺。太古の神々は大抵恋が大好きで自分勝手で恐ろしい。

水と陸の分断と、ドイツの分断の歴史を絡めて
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.7

そうか…「ミナリとは、そういう意味だったのか。おばあちゃんが持ってナリ」とは、そういう意味だったのか。おばあちゃんが持ってきた種。水を呼ぶ物語。

アメリカンドリームを求めて海を渡る若き夫妻の間に初め
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ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.1

日本のタイムスリップものとして頑張ったと思った。もう高校生には遠い高校生キャストのみなさんのトップアスリートっぷりが素晴らしい。

(結局、戦国だと濱田くんが持っていた武器が一番意外性があって強いのか
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