kumatoraさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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わたしたち(2016年製作の映画)

4.5

イ・チャンドンが関わってると聞いたから問答無用で見た。
また、「はちどり」のキム・ボラが影響を受けたってのを見てとても納得。
というかジア役の子はちどりにも出てなかった?
あと愛の不時着のオカン出てき
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孤高の遠吠(2015年製作の映画)

3.8

地元のガチヤンの方々が出演ということで演技はクソ棒読み、映像も思いの外チープ、SUPERCAR風のちぐはぐな謎楽曲など、なんだこれは…と思ったけど途中から一気にテンションに飲み込まれてかなり面白かった>>続きを読む

スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

4.1

この令和の時代では1発アウトな表現が多々あり。動物愛護やら男尊女卑やら吉野家店長の扱いやら…愛猫家としては何度か目を背けたくなった。良いも悪いも含め80年代の空気を目一杯浴びられるある意味100年後も>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.5

画面が一生汚い。ビックリするほど汚い。
しかも実話だった

妙にキャラが立ってる二つ名付きの酒場の人達が皆良かった

酒と性欲怖すぎ

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

絵画のような映画。
ラストシーンで胸が締め付けられて呼吸する暇がなかった。

二人が会話する背後でぼんやりゆらめく暖炉の炎の美しさ
言葉はあまりにも不必要だった。

祭りの曲が良すぎる

あらかじめ失われた恋人たちよ(1971年製作の映画)

3.6

バシッと決まる絵と詰め切れてないまま衝動だけ持て余した感じの変な絵が混在してていびつだった。ATGって感じ。
ストーリーもわりと支離滅裂だが、何年経っても記憶から消えない映画はこういうタイプのもののよ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

あるあるネタっぽく入れたやつが全然ピンとこないことが多くて何度も「!?」ってなって戸惑った。
取ってつけたような友人たちのサイドストーリーの薄さ、お互いのモノローグの過剰さを顧みるに映画より連ドラ向き
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アレックス(2002年製作の映画)

3.5

昔カルネカノンとセットで見たような気がしてたけど見てなかった。というか見てたらまた見直そうとはならなかっただろう…(今度時系列順に再編集されるみたいだが)
こういう構成な以上、後半ちょっとダレざるを得
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はちどり(2018年製作の映画)

5.0

邦画のようなタッチで描かれる韓国映画でとても新鮮だったし、むしろ邦画より日常描写の完成度が高いと感じた。淡々としていた分余韻も強い。

冒頭の描写は何だったの?と途中まで引っかかっていたけどほぼ映画の
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.5

ラストの点滅暴力はやりたいことの集大成というか、ほんと点滅好きだなこの人ぐらいの印象。やはり本能的にテンションは上がってしまう

もったいないのが画面分割演出。あまり効果的に働いてなかったと思う。アイ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

咀嚼しきれない…
てっきり日中を舞台に繰り広げられるホラー映画だと思っていたけどそこまでホラーではなく拍子抜けした
面白い絵が非常に多く色も綺麗で退屈しない。俯瞰視点やゴア表現がホドロフスキー的だなー
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.5

悪趣味で地獄で不快でいつものギャスパーノエの感じだった
サスペリアを少し連想
ネタフリの雑談タイム部分が退屈でかなり眠くなったがああなってしまってからはあっという間で凄い
Windowlickerをバ
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VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

3.0

フクロウ、トイレットペーパーDJ、パックしてタバコを吸う仕草など絵的に強烈な印象のものは沢山あり、トレイラー見た時にそれらのモチーフに興奮して今回の鑑賞に繋がったのだけれど、お話的にあまり効果的なとこ>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

ジョーカーきっかけに再見

部屋にデカデカと飾られた観客の写真が怖くもあり切なくもあり、一番映画的且つ印象的なシーン。
彼の瞳の内側、脳内にはずっとこの光景が張り付いていたのだと思う。

念願の舞台で
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

デニーロが出ていたこともあり、すぐに「タクシードライバー」や「キングオブコメディ」を連想した。どれが現実でどれが妄想なのかと鑑賞者を揺さぶってくる感じ、フィクションのようでもはや現代社会と何ら変わらな>>続きを読む

サラダデイズ SALAD DAYS(2015年製作の映画)

3.8

ハードコアパンクがレボリューションサマー等を経てエモコアやグランジにまで派生していく過程をグラデーション式に勉強していくことができてタメになるし、若者のやり場のない熱量を浴びまくれる大変意義ある映像作>>続きを読む

Eden(原題)(2002年製作の映画)

3.9

序盤は結構厳しくてこりゃ最後まで観れんなと正直思ってしまったけど、ボクサーが殴り合った挙句キスするところ辺りから急に面白く感じ始めた。脳がエージングされたかのような感覚。時々異様に音楽の入り方が気持ち>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.5

余韻で胸が苦しい!!
クラブシーンと朝の街の空気が1億点 自分がこぼれ落としてしまったような気がするものが沢山詰まっていた
朝のけだるさや人生の折り合いやら
エンディングのループトラックが終わってしま
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