パキスタン映画として日本で初めて公開された作品。
制作に当たり、宗教的制約等あったであろうと想像できるが、それを女性監督が敢行した点をより評価したい。
冒頭は、カラコルム山脈の麓に位置する自治地域ギ>>続きを読む
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どんなことがあっても、明るく前向きに生きていこうという内容かと思いきや、とても重いテーマが待っていた。
賛否両論あるだろう。
20年以上前になるが、尊厳死を扱う欧州のドキュメンタリー番組を見た。それ>>続きを読む
事件発生前から何か起こりそうな不穏な空気を感じさせていた。最後まで続く薄気味悪いドキドキ感で目が離せず、見応えあり。
被害者の親の事件への対峙の仕方が四者四様で、自分と置き換えて考えるところもあった>>続きを読む
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前衛的な音楽とともにずっと緊迫感が張りつめ、引き込まれて見た。
ラストを迎えても「本当にこの解釈でいいのか?」と一旦頭を整理するくらい、目まぐるしく交錯する内容だったが、とにかくラストは衝撃。
【>>続きを読む
テレビのチャンネルを変えていて、たまたま一番ショッキングなシーンを目にしてしまい、とても気になっていた作品。
なので、子供達が現れて合唱する場面で、もう涙が溢れてしまった。
敗戦間近とわかっていても>>続きを読む
前情報ゼロで鑑賞。
主演は「ロケットマン」のタロン・エガートン。
人が真っ二つになったと思ったら、空気人形のようにヘナヘナ...
これって最新のロボット??? なんて、真面目に捉えてしまった私がバカ>>続きを読む
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生前、絵が全く売れなかったゴッホの内面に焦点を当てて描かれた作品。
孤独なゴッホのすぐそばにいるような、あるいはゴッホ自身であるかのように見せるカメラワークが特徴的。
南仏に移ったばかりの部屋でアッ>>続きを読む
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「小さな恋のメロディ」以来、気になっていた作品。ここでも期待を裏切らない二人がいた。
冒頭は劣悪環境の救貧院(ワークハウス)のシーン。貧しい子供を住まわせる代わりにキツい労働をさせるような施設が当時>>続きを読む
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1年の刑期を終えて出てきたローズがまず向かった先は、家族ではなく男だった。冒頭のそんなシーンから、主人公に全く感情移入できなかった。
それでも仕事で出会ったスザンナの人間性に惹かれてから、一気に興味>>続きを読む
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この映画で知ったケニアの独立の歴史。
かつて植民地としていたイギリスの制作であることでも意味を持つ作品。
家族を眼前で虐殺され、自らも拷問による傷や障害・トラウマが残る老人ムルゲの辛い過去がフラッシ>>続きを読む
ロサンゼルス⇒ニューヨーク⇒パリ⇒ローマ⇒ヘルシンキ の順に、同時進行のタクシーの出来事を描くオムニバス作品。
各都市の特長が出ていたり、出発時のロサンゼルスは夕暮れ時、ヘルシンキの最後は明け方といっ>>続きを読む
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道路を挟んだ向かいの建物の2階から、毎朝決まった時間に窓の外を眺めるおじいさんとおばあさん。窓からちょっと会釈をするだけの関係だ。
だが、おじいさんの様子が気になったおばあさんは外へ出る。今まで上か>>続きを読む
自殺した夫からワシントン・ポストの社主を引き継いだキャサリン。
国防総省の最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」を紙面に掲載するか、諦めるのか。よりによって、それはワシントン・ポスト紙の命運に大きくか>>続きを読む
ティモシー・シャラメが見たくて鑑賞。
8年に及ぶ薬物依存症との闘いを描いており、実在する父親と息子 それぞれの著書が原作となっている。
医師が診断結果を見せながら、脳のどの部分が損傷しているか等の>>続きを読む
2017年のワールドツアーに密着した、BTS初の映画。
リハーサルやコンサート開始直前の様子、各自で作曲に取り組む姿等、ステージ以外のシーンの方が多くを占めている。
メンバー紹介やバックボーン等に>>続きを読む
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昭和63年の広島が舞台の日本版フィルム・ノワール。
これぞ「ザ・昭和」のナレーション有り。
原作未読で鑑賞。
バイオレンスやスラング過多のクライム系は苦手だし、グロ過ぎて目をそらすシーン(でも音は聞>>続きを読む
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パンダコパンダに続いて鑑賞。
小さなパンちゃんのベッドが可愛い♡
猛犬を軽々やっつけるパンちゃん。
トラちゃんが足形で書いた手紙が読めるパパンダ。
水の中でも、線路がなくても走る蒸気機関車。それを>>続きを読む
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昭和の人間だけれど、全く知らなかった作品。
主題歌だけは聞き覚えがあった。歌は水森亜土さん♪
おばあちゃんが法事で留守の間、一人暮らしをすることになったミミ子。小学生ですけど(笑)
パパンダはミミ>>続きを読む
コーンウォールの自然が美しい港町。
ここで生きる漁師達の男らしい歌声が、それはそれは素晴しい!
時には危険が伴う漁。息もぴったりのハーモニーは、長年の助け合いの証しだ。
そんな彼らが、思いも寄らず遅咲>>続きを読む
日本公開時に予告編を映画館で見て、ずっと気になっていた作品。
毎日10万食を無料提供するシク教徒の総本山、インドのハリマンディル・サーヒブ(黄金寺院)の共同食堂「ランガル」の一日を追った、ナレーショ>>続きを読む
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第二次世界大戦終戦間近のドイツをコメディタッチで描いている。
10歳の少年ジョジョの目線でユーモラスに訴えかけることで、重くなりがちなテーマでありながら見やすい作品となっている。
戦時中とは思えない>>続きを読む
11ヶ月27日の保護観察期間を経て、あと3日を無事に過ごせば自由の身になれるコリン(黒人)なのだが、幼馴染みで親友のマイルズ(白人)が危なっかしくてハラハラ。
「友達選ぼうよ💢」「さっさと家に帰って!>>続きを読む
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今の日本人が忘れてしまった物を思い起こさせてくれるような、心が洗われるイラン映画。
貧しい家庭のアリとザーラは、持病のある母を手伝い、父の言いつけを守る勤勉な兄妹。その境遇に不満をぶつけることもない>>続きを読む
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バート・レイノルズ最後の主演映画。
往年の映画スターに対する扱いに憤慨した主人公ヴィックは、急遽映画祭をキャンセルし、人生の回顧と清算の旅を始める。
バート・レイノルズが、過去の出演作の挿入でヴィ>>続きを読む
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ドキュメンタリーにしか見えないほどのリアリティーを感じさせる作品。
出演者の多くが、役柄と似た境遇を持つ素人だという。
12歳(推定)のゼインは、長男として両親と多くの兄弟を養っている。
妹の身体の>>続きを読む
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4人のピアニストが、コンクールの熾烈な争いを通じて成長する群像劇。
コンテスタントそれぞれの背景やコンクールに賭ける思いがとても丁寧に描かれていることで応援したくなり、どんどん目が離せなくなっていく。>>続きを読む
AC180年代のローマ帝国が舞台。史実に基づいてはいない。
ラッセル・クロウ、リチャード・ハリスといった面々で重厚感が漂う作品となっている。
コロッセオで闘わされ見世物となったのは奴隷たちだったとい>>続きを読む
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弁護士が実話に基づき著した本を映画化したもの。
無実の黒人を犯人に仕立てあげ、事件を解決することで住民(白人)の不安は消え、安心して生活できる。その主義を変えようとせず、真実までねじ曲げる警察・検察>>続きを読む
ダウン症のザックは、老人用施設で生活している。(限られた入所可能施設として「チョコレート・ドーナツ」でも語られていた。)
彼が、自分の未来を信じて施設を脱走することから始まるロードムービー。
ザック>>続きを読む
人類初の月面着陸を果たしたアポロ11号のアームストロング船長の内面に焦点をあてた作品。
主人公の偉業よりも、多くを語らない彼の哀しみや葛藤を描いており、月面に星条旗を立てる有名なシーンが無かったのは>>続きを読む
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映像美で魅せる大人のおとぎ話。
ファッション、旧型のテレビ、バス、水、グリーン...
清掃員として働く主人公イライザは、発話障害があるものの、仕事でペアを組む同僚(黒人女性)やアパートの隣人(ゲイの>>続きを読む
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ピーターラビット初の実写化映画。
湖水地方の風景が美しい🥀🌷🌲
コッツウォルズを思い出すわ〜💞
大好きなロンドンも出てきた🇬🇧
ラビットたちの謝るポーズが可愛い🐰
スズメのラップ🎵(笑)
絵でし>>続きを読む
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夫婦が動物との共生で作り上げたオーガニック農場。その8年の過程を描いたドキュメンタリー。
その農法は、地球を自然の力だけで本来の健康な姿に戻していくもの。
だが、農薬を使用せず害虫・害獣も殺さずに食>>続きを読む
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1996年公開の作品にしては、設定がとてもうまくできている。
幾つもの仮想空間、その中で一つだけが二層構造に...
自身の「存在」に関する驚愕の真実。
仮想現実で生活する「個体」に「別空間の人間」>>続きを読む
気難しいデイジーが少しずつ変わってゆく。ラストの二人の関係が良い。
鑑賞からだいぶ時間を経てのレビュー。また見直したい。
古い映画なのに古臭くない、コミカルなミュージカル。
驚いたのは、ワンカットのダンスシーン。ダンスのことはよくわからない私でも、この凄さは一目瞭然。
特にコズモがピアノを弾いてからの、七転八倒するよう>>続きを読む