つばきさんの映画レビュー・感想・評価

つばき

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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.0

初めてこの監督の作品を観た。
この静かな映画にはまるかどうかだが、ラジオを付けると隣の国、ウクライナとロシアの戦況が伝わるシーンは最新作ならでは。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.8

木々の映像と石橋英子の音楽で心地よいスタートで穏やかな作品だと思いきやとんでもなかった。
グランピング施設の開発側とそこに住む人達が接点を持つことから物語が始まる。一見、距離が縮まるように見せながらも
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.5

カズオイシグロの本を読んでいるような映画だった。ゾンビとあだ名をつけられた公務員が余命宣告を受けて生き直す。

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

2.5

沢田さんは都会人のイメージなので最後までこの配役はほかに誰が合うのか考えていた。
小林薫、役所広治あたり?

葬式のシーンがいい。いまは葬式と初七日を同日に葬祭場で終える。手作りでもてなし、故人をゆっ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

立て続けに長い映画ヲ観た後だったのでシンプルなストーリーで心穏やかに観られたのが良かった。

ノラのアメリカで生きていくために初恋が心を占める割合は多分ヘソンほどではなかったはずだが、ヘソンが自身のア
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

オッペンハイマーを観た後でノーラン作品を。高評価だったこの作品。戦時なのに美しい構図があり、複雑になる。
登場人物がどんなバックグランドがあるのか、民間人の親子以外は語ることなく描いていく。他の戦争映
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

時間を感じさない大作映画だった。
原爆投下を知らなかったり広島の残状を知らない人たちに理解のきっかけになってほしいと願った。
アカデミー賞を総なめにし、ヒットした米国でどう受け止められたのか、あまりニ
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警官の血(2022年製作の映画)

2.0

チェウシク目当てで観たけど、ストーリーが頭に入ってこない。
原作を消化してないせいなのか。
途中まではワクワクしながら観ていたけど後半からラストに向かって置いてけぼりになってしまった

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.3

脚本がいい。期待以上に面白かった。
黒人のステレオタイプなイメージや、それを理解しているつもりの白人たちをシニカルにかつユーモアに描いている。登場人物が魅力的。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

ソンソックがアンチ役にハマりすぎて、このイメージが固定化してほしくない笑

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

期待を裏切らないどころが前作よりもスケールアップしていた。

それにしても砂漠とSFって相性がいい。ドゥ二監督の美意識が画面から溢れている。未来になっても、人間同士の憎悪や覇権争いは変わらない。砂虫は
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.5

デビッドバーンの身体の動きやバンドメンバーとのシンクロに痺れっぱなしだった。

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

マドンソク主演作品を初めて観たが、人気があるのが分かる。これから一つずつ観ていきたい。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

役所広司のベストアクトだった。
少ないものを所持して、懸命に働き、ルーティンを生きる。その中にささやかな幸せがあり、時には感情のさざなみが起きる。
自身の生き方と重ねて幸せの尺度を考えた人は多いのでは
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

ララランドでアカデミー主演女優賞を受賞したエマストーン。それだけにとどまらない意欲作に圧倒された。
外の世界へ触れて覚醒し、成長していく主人公を演じた。お金を得る手段には正直疑問を感じる。
ウィリアム
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

よくぞいまの時代に作品化してくれました。今村昌平さんら社会派の映画監督らが喜んでくれているのでは。

ムラ社会の閉塞感や差別、誤った報道、女性の不自由さ、翼賛的な思想。ありとあらゆる事象が炙り出され、
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

若くして父になり、離婚後に過ごす娘とのバカンス。繊細だが、父を喜ばせようとする娘の行動に父は。

互いに思い合っても、切ない親子の物語が数えきれないほどこの世にはある。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

久しぶりに超大作を見た満足感。スコセッシとディカプリオ、デニーロの豪華なタッグに3時間半があっという間だった。

実話に基づくストーリー。先住民族の地に入り、富を求めて彼らのアイデンティティーさえ奪っ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.0

フィンチャー監督作品を久しぶりに観た。
ちょっとした隙や予想不可能な事態から、難儀な世界を走り回る復讐劇へと展開する。
やはり最初にミスしちゃあ、あかんなあと思った。
フィンチャーはやはりセブンを超え
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.0

自分探しの主人公。30歳になって情熱を傾ける仕事もなく、恋人と結婚する未来を描くわけでもない。
ところどころ映像は良かったが、主人公に共感ができなくて消化不良。

声もなく(2020年製作の映画)

4.0

障がいを抱え、生きるために死体処理、誘拐の手伝いをする主人公。
誘拐した少女との交流でさまざまな感情が芽生えるのだが。

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

4.0

とても好みの映画。
コンピューターが普及してない時代に、本や作家に寄せる思いの強さは今とはまったく違っていた。
主人公のファッションが好み。いい女優さんだなと思ったらアンディマクダウェルのむすめだった
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.0

景色やファッションを楽しめた。
ストーリーは最初から想像できる内容だけど、主役の二人はいい歳の重ね方をして、上手いなと思った。

ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

1.0

パクソジュンとIUの共演なのに、勿体無い。
脚本によって演者の良し悪しが分かれるんだと実感した映画。

非常宣言(2020年製作の映画)

2.5

ミセンのイムシワンのイメージが。
しばらく飛行機に乗れない。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.5

とても切ない映画。
感情を持たないはずのA Iと人間。より人間的なのはどちらか、考えさせられた。
人種や人類を超えた家族関係とは。未来を描いているようで、イマを描いているようでもある。坂本龍一の劇伴が
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.0

NIKEの実話。
エアジョーダンができるまでの成功譚。
知らない話ばかりなので面白かった。

インセプション(2010年製作の映画)

2.5

ディカプリオはじめ名優ぞろい。
渡辺謙もハリウッド俳優に負けない存在感だった。
役者を集めた割には、もったいないなと思える内容。ディカプリオとコティアールで他の作品を観たい。