出世を望み、安定した生活を求めることがまるで悪のように描かれるのはどうなんだろう。東大を卒業して安定した生活を確保した映画監督が下町を舞台に撮った労働者映画。
久しぶりのウディ・アレン。ラストシーンありきで、それにエピソードを追加していった感じ。良かった。
ハリー·レイス、リック·フレアなどイメージそのまま。懐かしかった。そういえば全日本で天龍とかと試合してたんだよね。ケリーが死んだときはショックだった。その元凶が父親だったなんて。想像を超えた実話。プロ>>続きを読む
ナチスと同性愛者。興味深いテーマだったので鑑賞。何かが始まるときはいつも「いつの間」に起きるものだと感じた。
マザコン坊やのお話。個人的にはあまり心に刺さらなかった。似たようなテーマならイタリア映画「天使の詩」がオススメ。
高峰秀子生誕100年記念。制作主任の黒澤明がどこまで関わっているのかは知る由もないがオープニングから楽しめた。上映後の斎藤明美さんのトークショーも面白かった。
めちゃくちゃ面白かった。ドラマの中に少しの笑いを入れることで、よりリアルな日常として感じることができた。この内容なら海外マーケットに乗せられるのでは。そんな期待を持てる作品だった。
時代劇が苦手な人にもオススメの作品。分かりやすく絵も綺麗だった。宮川一夫作品とも言える一作。
千葉泰樹監督特集にて。やはり源氏鶏太原作のサラリーマン小説は安定している。星由里子も輝いていたし。何よりも新たな幸せが生まれそうな終わり方が良かった。
千葉泰樹監督特集にて。千葉監督が得意とするライトコメディ。そして見事な着地。配役もピッタリとハマっていた。
近未来のSFではなく、高齢化問題を真面目に捉えた。決して絶望的な人間ドラマではなく、どうすることもできない現実としてありえる話。過程は異なるとしても、人は死ぬために生きている。そんなことが伝わってきた>>続きを読む
千葉泰樹監督特集にて。香港3部作の中で一番良かった。千葉監督のハッピーな作品が好き。本作もユー·ミンさんの表情が可愛かった。
千葉泰樹監督特集にて。分かっているけどどうにも出来ないことがある。損得だけではない女の生き方。瀬戸内寂聴らしかった。
千葉泰樹特集にて。松山善三らしく、悲劇を重ねて最後にほんの少しの希望をもたせる構成。どの考え方が正しいということはないが、ただ母親の人生には同情を覚えた。それにしても宝田明はホステスと一緒になる役が多>>続きを読む
千葉泰樹監督特集にて。戦後4年後の下町を舞台にした人間模様が描かれる。短編だが中々の秀作だった。ストーリーがわかってしまうので多くは語らず。
加藤泰樹特集にて。この監督で脚本が菊島隆三。つまらないわけがない。最後の「堪忍な」はまさに心のままの言葉。ちなみに音楽は伊福部昭。
出会った時からの幸福感も息苦しさも全部ひっくるめて離れて暮らすことを決意した二人。これも一つの愛。
小津安二郎特集にて。二十年超に渡る父親の物語。小津作品の一貫したテーマである「家族」を、本作では一人息子を題材に抒情的に描いた。綿密な計算の上で成立しているカメラワークも見事。
2000年に公開されたドキュメンタリー「リトル·ガール」のドラマ版といったイメージ。子供だけではなく親も自分探しをする構成。お兄ちゃんの優しさに◎。
ただ生きるために国を離れようとする人。国の惨状を知られるのを防ぐために脱北者を見つけて殺す独裁国家とお仲間の共産国家。どうしようもない現実を命がけの撮影で映し出していく。残念なのは、この現実を国民が見>>続きを読む
なかなか哲学的な映画。エンドロール最後に親日家である監督のメッセージが映し出される。映画館を出るときに無性にレモンサワーが飲みたくなった。
千葉泰樹特集にて。カッコいい宝田明と綺麗な司葉子のラブコメ。ハッピーな気分になった。
千葉泰樹特集にて。戦後はこの手の映画が多いので、これで検閲とは少し拍子抜けした。
川口浩の婚約者役の清純なあやや。出番が少ないのが残念だったが、それ以上にドラマが面白く最後まで見入ってしまった。この時代の大映映画は最強。
タクシーを題材にしたオムニバス。全体的に松竹っぽかった。最後のまとめなら三船は独身の設定では?
同じ題材でも、ブラザー·サン·シスター·ムーンがドラマ仕立てだったのに対し、こちらはドキュメンタリー調。これはこれで面白かった。
時代劇専門チャンネル、泉鏡花生誕150年特集にて。水芸をする可憐な23歳のあややが見られる。救いようもない悲哀物でなかったのが良かった。
観客に愛された映画というのを納得。弱虫だった少年時代を思い出した。スタンドバイミーがノスタルジーなら本作は現在進行形のイメージ。怖かった存在は実はそうでもない、大人でも勇気をもらえた。
さまざまな「再生」の物語。それを考えると時代設定は間違っていないと思うが、その分、配役が少し合わなかったかも(演技はとても上手いんだけど)。ラストは予想通りだった。
高峰秀子生誕100年記念特集。秀子さん演じる元カノの「女」の部分が良く表現されていた。(なぜかこの時代の名作と呼ばれる作品は女性の悲哀が多い)
時間軸が分かりにくかった。感動というよりは温かさ(辛いことも含んで)に包まれるような不思議な映画。