megadakeさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.5

続編ということで前作同様のアクションを期待してたが能力が強すぎ、そして数も多いことから少し持て余してる印象

ただ前作同様のコメディとシリアスの塩梅は丁度良かった
派手なアクションと戦う見せ場が少なか
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.0

林業を営む男性と映画監督の交流を描いた安定の沖田修一監督作

役所広司のどの役でも「らしさ」はあるけど、しっかり違う演技が気持ちよくハマってしまった
タイトルと内容が伴っているこの優しい作品をこのタイ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.5

久しぶりにドギツい作品に出会ってしまった
何回か止めてしまったし、見終えて考えてしまい落ち込む

たまに映る景色が美しくてここを歩きたいと思ったけど、作品の内容を思い出したくはない葛藤

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

前評判通り面白かった
ファンタジーとコメディとシリアスの塩梅が丁度良かったし世界観も良かった
変身魔法のワンカットの見応えあるし、魔法使いの覚醒はダイ大のポップやん
モンスターの造形もワクワクしたしブ
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

娘が殺人の容疑で刑務所へ入ったため、父が異国の地で犯人探しをする
人探しをするパートと家族を形成するパートに別れており、後半ではそのどちらを優先するか揺れる感情の微細な動きを丁寧に描いている

サスペ
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

村で暮らす犯罪者の息子の再生と破滅を描いた物語

すごく閉塞感のある映像と演出、色んなメタファーが散りばめられており、誰にも救いながない展開に見てて苦しくなる
作品としてすごい良かったけど、たまに映画
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.5

イタリアの公務員が特権を手放さないために左遷させられるが意地でも辞めないという、日本じゃ作れないであろうお仕事ムービー

色んなパロディ満載、自国も他国も侮辱するブラックコメディもあり、テンポよく尺も
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.0

映像も音楽もセリフ回しも、どれも良い感じではあるがストーリーはいまいちハマれず
部屋で作業中に流していたい映像美

ずっと上野樹里やと思ってたけど違ってて、自分の認識能力の低下にショック

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

今作は西田敏行が出てくるだけでワクワクした
シリーズを通してみるとまとめに入っていて突出した部分を見つけられなかったが策略、謀略入り交じる中、仁義を通すことの美学がカッコよくてやっぱり好きな作品だった
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#マンホール(2023年製作の映画)

2.5

ワンシチュエーションものが結構好きだと思ってたけどコレはいまいちハマりきれず
多分リアリティラインがあわなくて、それアリやった何でもありやんっていうのが3回くらいあって結構期待してただけに残念だった

ゆれる(2006年製作の映画)

3.5

吊り橋から幼馴染が落ちてしまい、側にいた兄が突き落としたのかどうかのドラマ
コメディのような始まりから、少し不穏なまま物語は進んでいく
タイトル通り「ゆれる」心情によって事実が変わってしまうように感じ
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

4.0

100年程前の公爵が現代にタイムスリップするラブコメディ

順応しすぎやら、理解しすぎやら、元カレはとか本来なら気になるであろう部分が鑑賞中は気にならないくらい自然に見れ浸れる作品

広告の出し方が古
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天使とデート(1987年製作の映画)

3.0

結婚前の作曲家の元に天使が落ちてくるラブコメ

エマニュエル・ベアールの顔が美しすぎる、霧のようなエフェクトも相まってAIが作ったような天使になっている

悪友が本当に悪友でヴィランになるの笑った

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.0

前作同様、無情な暴力と殺人を継続して描かれており、ストーリーと共に正当な続編

怖いんだけど、もっと怖い掛け合いをみたいある意味ホラー的な楽しみ方のできる作品
たぶん「首」で見たかったのはこういうのな
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.5

オリジナルの死霊のはらわたの正当続編って内容 で舞台は山小屋から街へ
まるでジュラシックパークやプレデターのような舞台の変わり方

死霊のはらわたっぽい、ジンバルなしで追いかけてくる早送りのカットなど
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(2023年製作の映画)

3.5

北野武が描く本能寺の変

冒頭、タイトルが出る音圧で映画館に来ているのだと興奮
監督の初期作と比べると映像的なカットの上手さは上がりつつも、無情な暴力、コントのような笑いと色が出ていながら安定して面白
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HANA-BI(1997年製作の映画)

5.0

暴力的でせつなさもあり、無情のようで人間的でもある、コントのような笑える場面もあり、アート的な側面も見られる

今作はセリフが少なく音楽に耳を傾けたくなる場面も多く、キタノブルーの映像美も素晴らしい
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.0

この映画を見て改めて北野武が天才なんだなって感じた
今作は子どもとおじさんのロードムービーだが今まで見た作品とは違う毛色だが監督らしさも色濃く残っており、後半部分は中盤の切なさから打って変わりビートた
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.5

北野武の初めての監督作、不良警官の物語
日常の中の暴力、無情な社会の様子はこの作品から出来上がっていたのかと驚いた

クライマックスの光と影の引きの画が一枚絵でも通用するレベルで最高だった

ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)

4.0

クリスマス直前に家族全員の体が入れ替わるドタバタコメディ

全員に上手い着地点を作り王道的でハッピーな形で物語を締めてくれる作品
昔のコメディを見てるような気持ちにさせてくれる、Netflixのマック
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

ここ何年かネットニュースでクルド人という言葉を耳にすることがあったけど、実際にどんな人たちなのか把握しておらず、過荷重のトラックの写真のイメージしかなかったが、その印象とは大きく乖離しており、ただ可哀>>続きを読む

女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

4.0

インドのサスペンスは初めて見たがしっかり見応えがあった

冒頭、電車内での大量殺人からしっかり心を掴まれ、少し無理のある設定にはうまく騙され、どんどん真実に迫っているはずなのに全く見えない犯人像に目が
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

途中で見たことがあるストーリーだと感じたが「幸せなひとりぼっち」のハリウッドリメイクだった

オリジナルより回想に力を入れ、テンポより心情を丁寧に描いた印象
SNSを使い現代を感じさせる改変もあったが
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

刑期を終え出所した元ヤクザを描いた話
ほぼ暴力の出てこない令和の切ない任侠モノ、時折入る風景のカットが美しく特に台詞とリンクするような空のカットはたまらない

そして役所広司の演技の振り幅には驚いた「
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

前作と変わらず丁度いいゾンビコメディ
キャストは続投で成長した姿でありながら変わらないキャラクターは魅力的
ゾーイ・ドゥイッチの新キャラクターも見ていて楽しい
相変わらずビル・マーレイ最高

淵に立つ(2016年製作の映画)

3.0

初めて見た深田晃司監督作
被害者家族を描いた作品だが被害を受けるまでは見たことがあったが、その後を深く描いた作品はあまり見たことがなかったので中々キツイものがあった
多くは語らずボカしたままの表現が多
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聖地X(2021年製作の映画)

3.0

独特な空気の作品、ホラーかと思えば、シュール系のコメディでもあるしサスペンス的な要素もある

「教団X」と勘違いしてて実写化したのかと思ってたわ

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

5.0

ボクサーとヤクザ、二人の青年の行く末を描いた青春群像劇
北野武作品の中でも冒頭にゴールを描いていることから無情な死のない安心感があった
そして焦燥感や閉塞感のある作品だが、キタノブルーのおかげで爽やか
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リッチー・リッチ(1994年製作の映画)

4.0

マコーレー・カルキンの古き良きコメディ
1990年代のこの空気感の作品がまだあったんだと嬉しい
テンプレ的な作品だけど起承転結がハッキリしていて気楽に見れる名作

アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.0

北野武が完全にエンタメ路線に振り切った任侠もの

確かに全員悪人
無情に人が亡くなる様にカタルシスを感じるし、良くも悪くも時代が代わり人の感情、任侠も違うものになっていく様をうまく描いていた

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

2.5

レオス・カラックスのアレックスシリーズ3作目で完結編

2作目で少し作品の見方みたいなものがわかった気がしたけど、この作品は全く頭に入らず困惑した

サイトレス(2020年製作の映画)

3.5

視力を失ってしまった女性バイオリニストが世話をしてくれる男性介護士を不審に思い、、、

よくある監禁ものであるが失明してることを良いことに何でもありになっててツッコミどころ満載の作品
ただサクッと見れ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.0

冒頭の青春映画であればクライマックスの展開から破滅する様はクオリティが高くワクワクできたが、終わってみれば少し物足りなさを感じる作品だった

序盤を見れば「オリエント急行殺人事件」のような展開は読め、
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天使の分け前(2012年製作の映画)

3.0

非行青年が良き指導者に出会い、ウィスキーのテイスティングをきっかけに再生する物語

ケン・ローチ監督作を初鑑賞、だいぶ見やすい内容だったのだろうし、ラストも予想外で良かった
天使の分け前、悪魔の取り分
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.0

母と息子の共依存関係を描いた実話ベースの物語

終始、下っていく物語でマイナスから上がるかと思えばゼロに近づくだけでプラスに繋がることはない鬱屈とした話

何が悪いかと考えれば母親は勿論だが児童相談所
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