延々と歩くさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

延々と歩く

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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

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 「未知との遭遇」「E.T.」へのオマージュあふれるSFコメディ。その二作はリアルタイムで観てない&思い入れもなし…というミーハーなので感想もそこそこ。サイモン・ペッグやエドガー・ライト関連作っていま>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.3

 ハリウッド近郊から始まるミステリー映画。映画オタクが作って映画オタクが評価するタイプのやつだった。ミーハーなあたしには結構しんどい。

 色々な映画から影響されてるけど基本的にニューシネマっぽい雰囲
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レッド・ライディング I :1974(2009年製作の映画)

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 イギリスが舞台の犯罪ドラマ。三部作もあってそれぞれ主人公が違う。初っ端はアンドリュー・ガーフィールドで、この頃から熱演志向の上手い人だなーとは思ったけどそれだけかな。シリーズとして面白いのはパディ・>>続きを読む

暗殺者たちの流儀(2015年製作の映画)

3.2

 出所したての老人が知り合いの検事から暗殺を依頼される。「断ればまた逮捕」だというからしぶしぶ準備するが、腕が落ちてたから若い退役軍人をひきいれる…というお話。

 このあらすじで実話が題材というから
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.5

 歴史的名作とされたマフィア映画の完結編。ファンの間で意見が割れてるから敬遠してたけど、確かにヌルい仕上がりだった。「地獄の黙示録」以降のコッポラってずっとこんな感じだよねえ。このヌルさ、涙もろさが彼>>続きを読む

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

4.0

 極悪プロデューサーのハーベイ・ワインスタインが関わってるので敬遠してたけど、やっぱりいいもんですね。脚本が良くできている。終盤は正座して観てた。コリン・ファースの悪役も珍しい。

ウィッチ(2015年製作の映画)

4.3

 新大陸(後のアメリカ合衆国)に降り立ったキリスト教家庭のお話。真面目にジャンル分けしようとすると難しくて、しっかり作られた人間ドラマか、それが突き抜けてホラーになっちゃったというか。まあこのクオリテ>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

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 英国映画協会の『批評家が選ぶ偉大な映画50選』第一位だったり、宇多丸さんも褒めてるっぽいから二回観たけど…という作品。ヒッチコックはブロンドの美人女優にこだわった監督として有名であり、そこが合わない>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.9

 大ヒットしたブラックコメディの第二弾。ちょっと泣かせる部分がありすぎなとこもあるが、ギャグのレベルは落ちてないから文句も言えない。別にダイバーシティと対立したいわけでもないし。Xフォースのサクッとし>>続きを読む

ストレンジャー/謎のストレンジャー(1946年製作の映画)

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 期待しすぎたせいか、あんまり…。小林信彦さんは褒めていて、たしか「『第三の男』より先にこの演出を考え付いたオーソン・ウェルズは偉い」と書いておられた。

上海から来た女(1947年製作の映画)

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 ウェルズ監督は「市民ケーン」が好きで何度も観たけど、本作についてはあまり記憶がない。ヒロインのリタ・ヘイワースはすごく綺麗だった気がする。「鏡の部屋」が出てくることで有名。

バルカン超特急(1938年製作の映画)

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 1938年の作品だけど、娯楽映画の形ってこの時期にもう完成してたんだなーというのがよく分かる。

泥棒成金(1954年製作の映画)

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 ヒッチコック監督だから観たけど、出来としては平均点のちょい下ぐらい。ブリジット・オベールの水着姿は良かった。色っぽい不良娘になったジーン・セバーグという感じ。

黒い罠(1958年製作の映画)

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 「監督のオーソン・ウェルズがすごい!」って感じで、「作品としてすごい」とこまで行ってない気がする。有名な3分20秒におよぶ長回し撮影など、映画ファンなら押さえておきたい箇所は多い。でもウェルズならま>>続きを読む

UKギャングスター イギリスで最も恐れられた男(2007年製作の映画)

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 イギリスが舞台の実録犯罪映画。フーリガンだった主人公がクラブの用心棒になり、裏世界の事件を聞いたり巻き込まれたりする。用心棒だから邦題にあるような「ギャングスター」ではないのだが、特に気にせず楽しん>>続きを読む

ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

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 デ・パルマの全盛期と日本でメインを張ってる批評家たち(例えば町山智浩氏など)の青春時代って重なると思うのだが、さすがにそろそろ忘れられ始めた感あり。この映画は観てるけど、ヒッチコックの影響云々で語ら>>続きを読む

殺しのドレス(1980年製作の映画)

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 デ・パルマ監督でまず見るべきなのは「アンタッチャブル」「キャリー」や「カリートの道」、そしてなんと言っても「スカーフェイス」である。あとちょっとユルいけど「スネーク・アイズ」もあるし、職人監督に徹し>>続きを読む

テス(1979年製作の映画)

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 ナスターシャ・キンスキーの代表作といえば「パリ、テキサス」と本作ということになるでしょう。あとラズベリー賞的な方向で「キャット・ピープル」とか。いろんな意味で映画史に残っていく女優さんだと思うけど、>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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 大人の恋愛映画という感じで、個人的にはよく分からなかった。ヴェンダース監督は本作と「ベルリン・天使の詩」が歴史的名作という評判なので、まあまあの映画ファンは押さえときましょう。

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.0

 アメコミ原作のメガ・ヒット作。

 「観てないとかありえないでしょ」レベルで話題になってた。若い人は特に観といた方が良いと思う。

 しかし作品としては、スケール感はあるけど大味かな。女性の丸刈り姿
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スプリット(2017年製作の映画)

3.7

 美少女三人組がヤバい多重人格者に監禁されちゃうお話。

 監督は「シックス・センス」のM・ナイト・シャマラン。脚本がいつも穴だらけとかナルシストっぽいとはボロクソ言う向きもあるがヒットメイカーだし好
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

 67年のデトロイトが舞台。違法酒場のガサ入れから暴動が発生、その鎮圧活動中の警官たちが異常な殺人事件を起こす。

 監督は「ハート・ロッカー」でアカデミーの監督・作品賞を獲ったキャスリン・ビグロー。
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ハドソン河のモスコー(1984年製作の映画)

3.8

 ソ連からアメリカへ亡命するが、そこでの生活もなかなか大変で…というお話。

 モスクワは共産党独裁だったけどニューヨークは行き過ぎた資本主義で、移民がどんどん入ってきても大して仕事が無い。宇宙工学を
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.7

 エル・ファニング演じるエイリアンとパンク少年が付き合うSF恋愛映画。

 SF要素をつかってダイバーシティへの希望を語る…よく出来てるけど食べ応えは無い、かなあ。このテーマとユルいコメディの組み合わ
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やくざの墓場 くちなしの花(1976年製作の映画)

3.6

 「仁義なき戦い」で有名な監督・脚本家コンビの最後の作品。前作「県警対組織暴力」が最高すぎたために、期待しすぎた。佳作までいかないけど良いシーンは多い。菅井きんのダメ親子が泣かせる。拳で語る刑事とヤク>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.5

 こりゃあスゴい。観終ったあと一時間ほど余韻が残った。役者陣はコントみたいなコテコテ演技だが、アウトローたちの暑苦しさが良くわかる。

 悪役のエリート警部補は大企業の裏取引と関わっていて、しかしあま
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

 天才少女を普通に育てるか、エリートにするかというお話。

 素直にめっちゃ好きなタイプじゃないけど、技術的には文句なしだった。悪気の無い人ばかり出てくるので、ダメな褒め方かもしれないけどスッキリ泣け
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ハンナ(2011年製作の映画)

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 人間兵器として育てられた少女にCIAの魔の手が迫る、というお話。

 アクションは工夫してるし、ロードムービー的な中盤も好き。しかし監督は普段このタイプのハリウッド大作をみない人らしくて、ヌルい出来
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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 昔ミニ・シアターブームなるものがあって、その雰囲気を伝える最後の作品…というイメージ。欧米の人が撮る日本・東京って今もこの感じだよね。そういう意味ではとてもエポックメイキングな作品なんでしょう。スカ>>続きを読む

クローサー(2004年製作の映画)

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 男女四人のドロドロ恋愛劇。観た人の評価は上々って感じですね。僕は非モテ高校生のころだったからよく分からず。

 お目当てのナタリー・ポートマンにもハマらなかった。やっぱ彼女は「レオン」が最高なんだよ
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

3.6

 小説の書けなくなった女性が、別の女性と知り合ったはいいがどんどんおかしな事になっていくというお話。

 前半は退屈でエヴァ・グリーンの美しさばかりが目立つ。DVD止めて夕飯でも食べようかしら…と思っ
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

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 評価の高かった「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の監督・主演コンビでもう一作…ということなんだろうけど、「ヒストリー…」も本作もよく分からなかった。「暴力を軽く表現してはいけない。暴力は悲惨なものだ>>続きを読む

初体験/リッジモント・ハイ(1982年製作の映画)

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 暗くてイタい青春映画って苦手だけど、ここまで軽いとそれはそれで…。まあ90分と短いし、この分野に興味があるなら観て損はないでしょう。

 ヒロインのフィービー・ケイツはこの時代アイドル的ポジションだ
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正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

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 合法・違法それぞれのルートからアメリカ定住を目指すお話。勉強にはなるが面白くはない。幸せになる人も少なくてテンション上がらず。レイ・リオッタの風貌・振る舞いはエグすぎるし。まあ現実的にあり得ない出来>>続きを読む

ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

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 ブラックな学園コメディ。なんか合わなかったなー。こちらの好みがヤワになってるのか?立ったまま眠っている牛達をコケさせて遊ぶ…という場面だけ笑った。

ストーカー(2002年製作の映画)

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 ロビン・ウィリアムズの埋もれた佳作。日本版ウィキには「一部『タクシードライバー』を参考にした」とある。確かにそんなお話だった。孤独な写真現像担当者が、ある家族と知り合ったために段々おかしくなっていく>>続きを読む