延々と歩くさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.5

 ヱヴァンゲリヲン新劇場版の三作目にして一番の問題作。14年間ねむり続けた主人公が、目覚めるとかつての仲間たちが大ゲンカしてるしヒロインは人格かわってるし、世界の方もかなりムチャクチャになっていて…と>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

-

 今みてもエネルギッシュな、退廃的な色気を放っている。ただ元になるテレビシリーズを観てないと何がなんやら分からないので、かなりお客さんを選ぶ(下手すると前提知識あっても分からないんだよなー)。

 す
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

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 ロマンティック・コメディの超有名作。このジャンルに興味なくても観やすかったし、アメリカ製娯楽映画に接する人ならとりあえず押さえとくべきレベルじゃないでしょうか。
 メグ・ライアンはショートカットの方
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.7

 伝説的アニメ・シリーズの完結編。

 ああ~そうだよエヴァってこんなことやってたよね~という部分が出てきて、ほんとに集大成にして終わりの一作という感じ。
 
 過去作の伏線やらメッセージをしっかり拾
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

 賛否われまっくた「最後のジェダイ」のライアン・ジョンソンが、ひさしぶりに「BRICK」や「ブラザーズ・グリム」の世界に戻って作ったミステリー映画。

 監督がすごくやりたかった企画ということで、彼の
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 最終版(1999年製作の映画)

-

 ゾンビ映画の歴史的名作…なのだが、ロメロ監督がかかわっておらずつまらない追加撮影が行われている。まあそれでも内容はめちゃくちゃ怖い。地下室での惨劇では震え上がった。

マダム・クロード(1977年製作の映画)

3.2

 「エマニエル夫人」の監督が撮ってるなんてぜったいアカンやろ~と思ってたら結構よかった。女優さんはみな美人で演技も上手いし、映像には70年代のエネルギーがこもっている。
 しかしこの手の群像劇ってなぜ
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マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

3.2

 マリリン・モンロー夫妻とアインシュタイン、「赤狩り」で有名なジョゼフ・マッカーシーが出てくる映画。四人が偶然あるホテルにあつまり、アインシュタインの部屋で会ったりすれ違ったりする。

 マリリンを演
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

-

 監督のアラン・パーカーは当時のサブカル(もう死語かな?)やアートシアター志向な人たちにまあまあ愛されていた、というイメージ。

 本作も50年代アメリカのクラシカルで濃密な雰囲気はよく出ているのだが
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

-

 こういうの、「アトラクション映画」って言うんですかね。色々なことが起きて終始「ウワーッ!」と叫んでる映画。スピルバーグ監督にとっては「ジュラシックパーク」の進化形かな。公開当時も賛否われてたけど、な>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

 監督のアリ・アスター氏は「時代の気分」みたいなのを掴んでしまったらしい。YouTubeで日本語にかぎっても予告編や解説動画の再生数がすごいし、確実に大きなファン層が出来つつある。

 「個人の自由」
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

-

 ウディ・アレン監督は80代になってもメチャクチャ元気だった。セリフやギャグも衰えていない。まあ逆にいうと騒がしすぎて傑作認定はできないが。

 悪くはないんだけど監督・キャストのファンは時間があれば
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.0

 それなりの出来だけど、お話がわりとゴチャゴチャなせいか冷めたレビューが多い。ハーレイも「ネタバレコメント」位するのかと思ったら、まあこういう展開の方がリアルっちゃリアルなのか。スリの女の子も毎回捕ま>>続きを読む

誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

3.3

 養子の実母をさがしだしたらトンデモない人物だった、というコメディ。

 いつも通りのウディ・アレン節だが、充分たのしい。実母のキャラクターがあまりにもアホなんだけど、実際こういう人っているんでしょう
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バッド・エデュケーション(2019年製作の映画)

3.0

 優秀だったのに大きな額を横領していた学校関係者と、彼らをひょんなことから追い詰めてしまう学生新聞のお話。

 いまいちパッとしないけど、決して悪い出来ではない。監督のコリー・フィンリーの名前は覚えて
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

-

 人類初の月面着陸をはたしたニール・アームストロングのお話。

 ニール氏はまったく感情を表さない人だったそうで、完成度は高いがエモく盛り上がるところは無い。レトロなアメリカの風景が見られたのは良かっ
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.9

 「ジョーカー」のホアキン・フェニックスやジェイク・ギレンホールが出ていて、監督は国際映画祭の常連ジャック・オーディアール...この情報に惹かれる人なら見て損はなし。とても良い映画です。

 ただちょ
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

 「パラサイト」でオスカー像まで射止めてしまったポン・ジュノ監督による09年の作品。田舎で殺人事件が発生、主人公は息子の無罪を信じて疾走するが…というお話。

 ポン・ジュノ版「ファーゴ」というか、彼
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ロイ・コーンの真実(2019年製作の映画)

-

 政界やマフィアたちを操り、ドナルド・トランプも影響されたという男のドキュメンタリー。録画を確認するくらいで再生したら、ロイ氏のあまりにコッテコテな悪役面につられて最後までみちゃった。

 赤狩りの中
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

-

 シュワルツェネッガーが主演したことで有名な大ヒットSFアクションの最新作。1・2作目と設定はつながっているそうだがこれ一本でも十分わかる。

 個人的には作品よりファンの熱量のほうがおもしろかったか
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

-

 主役の男の子はかわいいし、トーマサイン・マッケンジーも映画むきの画になる美少女だった。しかし内容はイマイチぴんとこない。まあ「ハワイ育ちのユダヤ系アメリカ人」でないと撮れない映画だよな~ドイツや日本>>続きを読む

リズム・セクション(2019年製作の映画)

3.1

 興行成績は「3000館以上で封切られた作品としては過去最低」だったらしいけど、個人的には良かった。主人公のやさぐれビッチな風貌がストライクゾーンすぎ。ただまあ「ありがちなアクション映画・意外性がない>>続きを読む

ラブリーボーン(2009年製作の映画)

-

 異常者に殺されてしまった女の子が、天国から事件のその後や残された家族を見守る映画。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」シリーズのピーター・ジャクソン。

 天国が存在するなら神様もいらっ
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ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

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 ナチスをやっつけまくったソ連軍女性スナイパーのお話。

 YouTubeで検索したら挿入歌が1億再生こえてたり、ロシア本国ではめっちゃ当たってるらしい。日本でも「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」
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今そこにある危機(1994年製作の映画)

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 この「ジャック・ライアン」シリーズは、やはりハリソン・フォード主演のが一番おもしろい…かな。「トータル・フィアーズ」とかもみたけど、全く覚えていない。

 ポリティカル・アクションの名作、とまでは言
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夜よ、こんにちは(2003年製作の映画)

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 イタリアにおける元首相誘拐事件を扱った作品。17年前の映画だけど、学生時代に観てとても面白かった記憶がある。filmarksだとちょっと評判わるそうだが…。

ダークナイト(2008年製作の映画)

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 アメコミ原作の大ヒット作。

 これ一本で世界が変わった…とまでは言わんけど、映画界・ポップカルチャーへの影響はすごかった。あれから12年たつけどまだまだチェックする価値はあると思う。

 コワモテ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

 言わずと知れたメガヒット作。

 これがあの「秒速5センチ」をつくった新海誠なのか、というくらいとっつきやすい。スタジオジブリが縮小し、そこから腕利きスタッフが流れてきたのも大きくプラスだったようだ
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

3.9

 「ランボー」シリーズ4作目。次の完結編はアカンかったらしいけど、こちらは傑作でした。

 ただまあ「ランボーがめっちゃ強い」とこ以外、身も蓋もない話ではある。ふつうの娯楽映画だったら助かるハズだけど
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.6

 新海誠による60分のアニメ映画。

 ある小説家が「短編向きの作家が長編に手を出すと、長すぎる作品になりがち」と書いていて、新海さんに対してはそう感じてしまう。ガッツリ作りこんでも20分くらいでどう
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

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 「君の名は。」の新海誠が、それ以前に手がけた短編アニメ。

 真面目な人達に受けやすいタイプのエモさ…というのだろうか。不真面目なアタシはもうちっと享楽的なのが好きですね。しかし認めざるを得ない気持
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天気の子(2019年製作の映画)

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 新海さんの映画は初めて見たけど、それなりに楽しめた。しかしかなりテーマがはっきりした作品なので、もう少し短くまとめられそうでもある。まあこの増量サービスっぽさがヒット作には必要なのかもしらんけど。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

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 これ面白かったですね。しかしスコセッシ監督は自分の詳しい世界(イタリア系コミュニティとかマフィア)から離れると、それが不安なのか作品を作りこみすぎる気がする。本作も絵具を塗りたくった油絵のように感じ>>続きを読む

アメリカの災難(1996年製作の映画)

3.6

 養子として育った主人公が、実の親を探してアメリカ中を旅するドタバタコメディ。

 原題(『大騒ぎの中でも恋をしよう』くらいの意味か)の方がオシャレかつ本質を言い当ててると思うが、こういう邦題をつけた
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

 超大型戦艦「大和」をつくるか否かで揉めまくるお話。監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」などのヒットメイカー、山崎貴。

 玄人筋の山崎さんへの評価って「お前『永遠のゼロ』撮ったのだけはぜってえ許さね
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.6

 アメリカ育ちのイスラム教徒が、自由な生き方・恋愛を目指すんだけど色々なトラブルに巻き込まれる。

 ヒロインのゾーイ・カザンが好きでみたけど、じんわり感動させてくれるコメディ映画だった。全体にただよ
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