延々と歩くさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

延々と歩く

延々と歩く

映画(1046)
ドラマ(20)
アニメ(0)

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.6

 新海誠による60分のアニメ映画。

 ある小説家が「短編向きの作家が長編に手を出すと、長すぎる作品になりがち」と書いていて、新海さんに対してはそう感じてしまう。ガッツリ作りこんでも20分くらいでどう
>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

-

 「君の名は。」の新海誠が、それ以前に手がけた短編アニメ。

 真面目な人達に受けやすいタイプのエモさ…というのだろうか。不真面目なアタシはもうちっと享楽的なのが好きですね。しかし認めざるを得ない気持
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

-

 新海さんの映画は初めて見たけど、それなりに楽しめた。しかしかなりテーマがはっきりした作品なので、もう少し短くまとめられそうでもある。まあこの増量サービスっぽさがヒット作には必要なのかもしらんけど。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

-

 これ面白かったですね。しかしスコセッシ監督は自分の詳しい世界(イタリア系コミュニティとかマフィア)から離れると、それが不安なのか作品を作りこみすぎる気がする。本作も絵具を塗りたくった油絵のように感じ>>続きを読む

アメリカの災難(1996年製作の映画)

3.6

 養子として育った主人公が、実の親を探してアメリカ中を旅するドタバタコメディ。

 原題(『大騒ぎの中でも恋をしよう』くらいの意味か)の方がオシャレかつ本質を言い当ててると思うが、こういう邦題をつけた
>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

 超大型戦艦「大和」をつくるか否かで揉めまくるお話。監督は「ALWAYS 三丁目の夕日」などのヒットメイカー、山崎貴。

 玄人筋の山崎さんへの評価って「お前『永遠のゼロ』撮ったのだけはぜってえ許さね
>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.6

 アメリカ育ちのイスラム教徒が、自由な生き方・恋愛を目指すんだけど色々なトラブルに巻き込まれる。

 ヒロインのゾーイ・カザンが好きでみたけど、じんわり感動させてくれるコメディ映画だった。全体にただよ
>>続きを読む

ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー(2007年製作の映画)

3.7

 ザ・クラッシュは高校生の時に2枚組ベストアルバムを聴いて、それはすごい好きでしたね~。本作はバンドのリーダー、ジョー・ストラマーを追ったドキュメンタリー。

 ソロになってからの低迷期がちょっと長い
>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

-

 ビートルズ入門としては最適のドキュメンタリー…なんだろうけど、ハンパに知ってるせいかそこまで印象に残らず。アメリカでの人種問題や「キリストより有名」発言とその後の大騒ぎなどを細かくみれたのは良かった>>続きを読む

ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(2011年製作の映画)

-

 3時間もあるのでビートルズ/ジョージ・ハリソン入門編としてはちょっとアレかもしれない。しかしドキュメンタリーとしてはすごく好きでした。

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム(2005年製作の映画)

-

 音楽ドキュメンタリー。ボブ・ディランも監督のスコセッシも好きだけど、本作はあんま覚えてないんだよなー。60年代の政治的混乱とプロテスト・ソングの関係などは勉強になる。ここら辺のことはわりと基礎教養み>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

-

 「テネット」を監督したクリストファー・ノーランによる06年の作品。

 昔はまったくピンとこなかったけど、観直すとメッチャおもしろい。圧倒的。ただこの「圧倒的」なのが良くも悪くもノーランなんだろうな
>>続きを読む

おとなのけんか(2011年製作の映画)

-

 21世紀のポランスキーは基本的にハズレ無し。本作もその一つなのだが、ちょっと時間がたつと記憶が薄れちゃうかな?コメディとはいえベルイマン的ドロドロ人間ドラマなのでちょっと苦手ではある。まあ今から観直>>続きを読む

追跡者(1998年製作の映画)

-

 結構よさそうやなと思いつつ、実はちゃんと最後までみたことはないヤツ。ただテレビでチラッと目にするたびにイレーヌ・ジャコブ綺麗やな~となる。こういうふんわりとした色気のある女優さんって、やっぱアメリカ>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

-

 ロマン・ポランスキー監督による傑作ホラー。「エクソシスト」大ヒット後のオカルト・ブームにのった作品というイメージだったが、こちらの方が5年も早い。オカルトより「政治の季節」の影響ですかね。主人公のフ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

-

 クリストファー・ノーラン監督によるトンデモないSF映画。むずかしいとの評判きいて完全ネタバレ状態でいどんだが、それでも分かりまへんでした。

 時間が巻き戻る中での戦闘・カーチェイスもなあ~、普通の
>>続きを読む

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

-

 ノア・バームバックはこういうコメディ色のうすい作品の方が個人的には分かりやすい。本作を含む「イカとクジラ」から「フランシス・ハ」までが彼の全盛期…という評価になったりしないだろうか。

地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

-

 若い頃のシャーロット・ランプリングがめちゃくちゃ美人だった。それ以外の記憶なし。映画史に残る監督とその作品なので、いつか観直してみよう…。

赤い玉、(2015年製作の映画)

-

 悩みを抱えたオッサンを主人公に、色々とエロいことも起こる映画…と説明すればある程度の雰囲気はつかめるのではないでしょうか。内容はともかく、村上由規乃はすごく好きだった。

さまよえる脳髄(1993年製作の映画)

-

 高島礼子主演のエロティック・サスペンス。その情報だけで充分だ!という人以外にはお勧めしない。まあ作品としても退屈しない2時間テレビドラマくらいではある。

(1985年製作の映画)

-

 YouTubeで本作のメイキング動画をみたのだが、ビビりましたね。どんだけエキストラとお金つかっとんねん。黒澤明といえばやはりモノクロ時代の、「七人の侍」「天国と地獄」あたりからみるべきだと思うが、>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

-

 交通事故で興奮してしまうヘンタイたちのお話。

 殴り合いのかわりに車が出てくるセックス版「ファイト・クラブ」。世間一般の考える幸せとか成功に興味ない人たちが、どこまで行ってしまえるのかを見せつけら
>>続きを読む

呪怨(2002年製作の映画)

-

 程よく怖くテンポよく…大ヒットしたのも納得。

 オリジナルビデオ時代ほど怖くないらしいのだが、そっちは観てないので判断できず。監督曰く「ギャグの一歩手前までつきつめた」ということで、確かに笑ってし
>>続きを読む

ある殺し屋の鍵(1967年製作の映画)

-

 口封じで命を狙われた殺し屋が、黒幕をさがして悪党どもをボッコボコにする。

 ライムスター宇多丸さんが「若い人に自分が子どもの頃の映画をみせると『面白すぎないですね?』って言われた」そうだが、本作へ
>>続きを読む

富江 アンリミテッド(2011年製作の映画)

-

 結構おもしろい。監督の井口昇は「映画秘宝」の周りでは有名人というイメージだが、もう少し一般層にも知られてていいのではないかと思った。

あなたに降る夢(1994年製作の映画)

-

 20年以上まえの作品で、宝くじに当たって云々のくだりは(かなり重要にもかかわらず)すっかり忘れてた。ヒロインを演じるブリジット・フォンダの美しさだけが記憶に残っている。

アサシン(1993年製作の映画)

-

 ブリジット・フォンダは本作と「ルームメイト」くらいしか観てないけど、ホンマに綺麗な人でした。派手すぎず地味すぎず、日本人にも受けやすいルックスだった。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

 24時間耐久レース「ル・マン」にむかって、無敵のフェラーリ打倒を目指すフォード・モーターのお話。

 熱くてカッコいい男たちの世界を、ちょっと長めに語る映画。その点でマイケル・マンを連想した。

 
>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

-

 「Facebook」誕生の裏側を描く実話もの…なのだが、少しブラックコメディの要素があってそこが監督のデヴィッド・フィンチャーと合っていない気がする。フィンチャーはやっぱサスペンスとかスリラーの人だ>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

-

 ヒロインのクレア・フォーラニはすごい美人だしこういうヒット作(まあラジー賞にえらばれちゃってるけど)にも出てたのに、その後パッとしないのが残念である。ハリウッドでのし上がるには雰囲気が上品すぎたの>>続きを読む

沈黙の陰謀(1998年製作の映画)

-

 全部みてないけどメモ。メモりたくなるほどカミーラ・ベルが可愛すぎる。あとドーナツの穴にロープを通して屋上から引き上げる場面にビックリした。

ゾディアック(2006年製作の映画)

-

 いまだ捕まっていない連続殺人犯「ゾディアック」のお話。この手の映画は解決してないとかモヤモヤするわ~って人も出てくると思うが、僕は好きです。真相にとどきそうでとどかないゾクゾク感、というか。

 フ
>>続きを読む

ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

-

 みんな大好き(だよね?)「インデペンデンス・デイ」以降のエミリッヒ監督だと、本作が一番おもしろい。悪役の泣かせる動機も、まあまあ効いていたと思う。

リンカーン(2012年製作の映画)

-

 「感心はするけど感動はしない」というか。真面目な時のスピルバーグ監督はこういうのが多い。お話としてはかなり踏み込んでるとは思う。

アウト・オブ・サイト(1998年製作の映画)

-

 ソダーバーグ監督によるクライム・コメディ。ソダーバーグは良くも悪くも「冷めた業界人」っぽい雰囲気のある人で、そのためつまらない請負仕事もままあるのだが、本作は良いですね。本作と「コンテイジョン」あた>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

-

 2011年の細菌パニック映画。この時代にそんなの見たくねえよ~って方もあるやもしれないが、ちょいちょい名前が挙がりますね。ソダーバーグ監督の仕事としてはトップ3に入る出来だと思う。
 あまり恐怖感を
>>続きを読む