延々と歩くさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

延々と歩く

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2 days トゥー・デイズ(1996年製作の映画)

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 xvideoでシャーリーズ・セロンが出てるとこだけ観たら最高だった。ハリウッドで売り出し中の時だから、演技力・色っぽさともに全開。彼女をそういう目的でみるなら「ディアボロス」でしょ~と思ってたけど本>>続きを読む

ビヨンド・ザ・スピード(2017年製作の映画)

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 フランス人が本気になってベッタベタなお話をやってる…という感じだろうか。映像は作りこまれていて迫力がある。ストーリーが劇的すぎてやかましいけど、個人的には楽しめた。アデル・エグザルコプロスは今回もお>>続きを読む

カリーナ、恋人の妹(2018年製作の映画)

3.3

 友人の死をきっかけにフラフラしたり、そのフラフラぶりを心配したりする青年ふたりのお話。ゴルチリン監督は本作でデビューし、制作国のロシアで高く評価されたそうだ。

 嫌いじゃないけど娯楽性は薄い。なん
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プリンス・オブ・シティ(1981年製作の映画)

3.9

 ニューヨークの警察官が内部告発に協力するが、かなり苦しい立場に追い込まれていく。

 あまりにお話が苦しすぎて、もう内部告発とかいいんじゃないかなという気持ちにさせられる。腐敗した捜査官たちも根っか
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恐怖の報酬(1953年製作の映画)

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 53年のフランス映画。人間ドラマ・冒険・サスペンスという要素をつめこんだので2時間半のスケールになっている。

 最近リメイク版の再上映・DVD化が話題になってるけど、完成度はこちらの方が上かなあ。
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.1

 「フレンチ・コネクション」「エクソシスト」の監督によるフランス映画のリメイク。危険な爆薬を運ぶことになった無法者たちのお話。

 石油会社に支配された弱小国の悲惨さとか、無法者たちのギラギラしたエネ
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.8

 子供が生まれなくなった近未来で、妊娠した女性をみつけて大騒ぎになるSF大作。監督はネットフリックス制作の「ROMA/ローマ」でオスカー像を手にしたアルフォンソ・キュアロン。

 長回し撮影がスゴイの
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.1

 近未来が舞台のSFミステリー。

 「視界の映像がすべて記録される→だから警察の捜査がメッチャ簡単」という世界で、その映像をハッキングされて連続殺人の証拠が消えてるぞ!というお話。

 「攻殻機動隊
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サスペリア(2018年製作の映画)

2.9

 77年の大ヒットホラー映画のリメイク。

 ヨーロッパの人はともかく、普通の日本人なら一度みただけで理解するのはかなり難しいと思う。ありがたいことに町山智浩氏による解説動画がYouTubeに30分も
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テキサス・チェーンソー ビギニング(2006年製作の映画)

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 伝説的ホラー映画「悪魔のいけにえ」の前日譚。スプラッタ描写でビクンビクンする方でもないので、これという感想は無い。ディオラ・ベアードの下着姿にノックアウトされ、米国版「プレイボーイ」のヌードグラビア>>続きを読む

戦慄の絆(1988年製作の映画)

2.9

 双子の高名な産婦人科医が、ある女優と出会ったことによって段々おかしくなっていくお話。小説の映画化だが、その小説も実際の事件を題材にしているというから驚く。

 カナダはこういう静かに狂っていくお話を
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コードネーム:リクイデーター(2018年製作の映画)

3.6

 ロシアの捜査員たちがチェチェン独立派のテロ計画を追う。

 ロシアの国策映画ではあるんだろうけど、政治的なメッセージはほぼ無いので気にせず楽しんだ。イスラム過激派の内部対立もそれなりに取り上げられて
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ベルフラワー(2011年製作の映画)

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 町山智浩さんが激押ししていた映画。「マッドマックス2」と車いじりが好きな男が色恋沙汰のせいで段々ヤバくなっていく。

 冴えない映画オタクが恋愛に手を出しても…という極めて「映画秘宝」向きな作品だが
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

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 トム・クルーズ&マッカリー監督のコンビってなんかそりが合わず、本作もながら見になってしまった。でも主役本人が操縦しているヘリコプターアクションはすごい。あとオーソドックスなカーチェイスも好き。しかし>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

2.9

 映像はすごいがそんなに面白くなかった。ただカーラ・デルヴィーニュはこういう派手な映画が良く似合う。あまりシリアスになりすぎずこの路線をキープしてほしい。

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.9

 「色情狂」二部作の完結編。あまり期待してなかったけど十分おもしろい。平均点は軽々こえてる。正直「この長さ必要か?」って思わなくもないが、そこらへんはトリアー監督なりにヨーロッパの長編小説とかをリスペ>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.0

 助けた女がニンフォマニアック(色情狂)で、彼女のトンデモない身の上話を聞いていく映画。

 予想よりずっとコミカルだった。浮気現場にのりこんでくるユマ・サーマンのくだりがおかしい。まあ居合わせた当人
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ヘンリー(1986年製作の映画)

3.2

 実在の殺人鬼ヘンリー・リー・ルーカスが主人公の映画。4年ほどお蔵入りになっていたのを有名な批評家ロジャー・イーバート、本作のテープを送りつけられたというマーティン・スコセッシの評価によって名が広まっ>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.0

 実際にあった「男と女、どっちがテニス強いか決めようぜ!」というお話。

 しばらく放っておいた映画だけど、観てよかったです。まあまあのフィール・グッド・ムービーじゃないかな…こういうと怒る人もいるか
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

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 別居中の夫婦と二人の子供たちのお話。

 ウディ・アレンがワインスタイン騒動にまきこまれて沈没、彼の衣鉢を継ぐのがバームバックなのだろう。そんな詳しくないジャンルだが本作は観て、といいたい。80分と
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

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 ブラジル製の実録犯罪映画。傑作なのでみんな見てください。マーティン・スコセッシの流れを汲みつつ、「グッド・フェローズ」「カジノ」のレベルにとどいた唯一の作品だと思う。

MAD探偵 7人の容疑者(2007年製作の映画)

3.9

 ジョニー・トーによる異色ミステリー映画。霊視能力がすごすぎて警察を追放・周囲からは変人扱いの男が、ある拳銃紛失と連続凶悪事件の捜査を頼まれる。

 トー監督はオリジナリティありすぎてついていけない時
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マルセイユの決着(おとしまえ)(2007年製作の映画)

3.6

 面白かったけど、じっくり展開しすぎかなあ。2時間30分は長い。

 戦争を生き抜いたフランス人の厳しさと、古風な気取りかたをみれたのは良かった。そこまで仁義にこだわらんでも…と思うが、原作者のメチャ
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絞殺魔(1968年製作の映画)

3.9

 「ボストン絞殺魔事件」が題材の映画。容疑者・捜査官など実際の名前が使われている。

 一部のシネフィルたちに語り継がれてる作品で、気になって観たけどすごかった。異常性欲を扱ったカルト・ムービーでしょ
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コッポラの胡蝶の夢(2007年製作の映画)

4.2

 若き日に女に逃げられ、研究にも失敗した老教授が自殺を決意する。しかし雷に打たれ、体は若返りだすし知性もガンガンあがりだして…というお話。

 「エィガ一刀両断」で「面白いけど詰め込みすぎ」と語られて
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オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.0

 イギリス・マンチェスター出身のロックバンド「オアシス」のドキュメンタリー。バンドのデビューから25万人をあつめたネブワース公演までを追う。ネブワース以降もいい曲はあるのだが、全盛期だけに集中してあと>>続きを読む

エリック・クラプトン~12小節の人生~(2017年製作の映画)

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 天才ギタリストについてのドキュメンタリー。

 クラプトンの曲ってどれもモワッとした雰囲気があって熱心に聴きこんだことは無い。ライブバージョンの「 I'm So Glad」は好きだった。この映画だと
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スネーク・アイズ(1998年製作の映画)

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 ミステリー的ネタが早々に割れちゃったり、全体としてはヌルい印象。でも好き。12分に及ぶワン・カット撮影やニコラス・ケイジのハイテンション演技、カーラ・グギーノの色気など、いろいろ過剰すぎてB級っぽい>>続きを読む

ファム・ファタール(2002年製作の映画)

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 どんな内容やったかなコレ…面白い力作だったという記憶だけはある。まあフランスの資本が入ってるから変テコなお話のはず。デ・パルマの個性が色濃く出たのも本作が最後か。

ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

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 実話がモデルのミステリー映画。

 デ・パルマが面白かったのもここまでだよねーとナメてたけど、初期の傑作「キャリー」から30年も頑張ってたわけで、やはりすごい監督でした。原作は「アメリカ文学界の狂犬
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スパイナル・タップ(1984年製作の映画)

4.0

 ハードロック・バンドが主役のコメディ映画。疑似ドキュメンタリー(モキュメンタリー)の形式で彼らのアメリカ・ツアーを追いかける。

 モデルにされてるらしいスレイドなどのグラム・ロックやオジー・オズボ
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アメリカン・ハニー(2016年製作の映画)

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 アウトサイダーな若者たちの青春群像劇。「トレインスポッティング」というよりフランシス・フォード・コッポラが誰にも注目されなくなってから撮ってたいくらかの作品に近い気もする。誰がみても面白いってヤツで>>続きを読む

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

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 センスはすごいんだけど意味は全く分からないタイプのやつ。

 カラックスならまずジュリエット・ビノシュと別れるまでに撮った初期三作品をみるべきかな。寡作な人なので、それでも彼のフィルモグラフィの半分
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25時(2002年製作の映画)

3.3

 密告により刑務所いきのきまった主人公が、入所前の最後の一日を恋人や友人たちとすごす。

 監督はスパイク・リー。今年「ブラッククランズマン」でようやくオスカー像を手にしたわけだが、彼については社会問
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

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 「ゴッドファーザー」シリーズで有名なフランシス・フォード・コッポラ監督のサスペンス映画。70年代のコッポラは緊張感があって格好良い。「地獄の黙示録」で燃え尽きちゃってからはユルユルな映画ばっかりで…>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

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 この映画好きって人多いですよね。埋もれてるSFジャンルの名作としては「アイアン・ジャイアント」と本作というイメージ。もう20年も前かあ、オレも年を取るはずだぜ。ビタースウィートなオチが素晴らしい。こ>>続きを読む