えり子さんの映画レビュー・感想・評価

えり子

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ジェロニモ(1993年製作の映画)

3.4

マットディモンが23歳の時に出演。
若くて、少年のようでした。
インディアンより白人が悪いのではないかと、認識を改めた。
力に勝る西洋人はみんな、有色人種に同じ事をしたのです。
淡々とした展開。
ウォ
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Il cappotto(原題)(1952年製作の映画)

-

冴えないけれど、美しい字を書く男の悲喜劇でした。
貧しい階級と特権階級の対比が鮮やかです。
外套が富の象徴のようです。
主人公の恨みがましい表情が目に焼き付きます。
ラストは希望を持たせます。
一寸、
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

地震がテーマなのでしょう。
日本は地震が多い。
他人事ではない。ミミズに「もののけ姫」を思いました。
映像は素晴らしかった。
自然、風景描写。映画館の大画面で見たら凄い迫力だったでせう。
新海監督はユ
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プレイス・イン・ザ・ハート(1984年製作の映画)

-

四十年前の作品だけど、映像が鮮明だった。
夫に頼りきりの女性が夫亡き後、後家のふんばりで、強い女になっていく。
淡々とした展開で、もう少し濃ゆくてもと思った。
南部テキサス州は黒人差別がひどかった。あ
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.0

文句なしに面白い。
テンポよしストーリーよし。
さっぱりとした、男女の関係よしでした。
ウォルター、ヒル監督好きよ。

8月の家族たち(2013年製作の映画)

3.6

台詞が多いのは舞台劇の映画化だからなのかしら。
メリル、ストリープ。ジュリア、ロバーツ熱演でした。
ただ、橋田壽賀子さんのドラマを観ているようでした。
説明的な台詞が多い。
分かりやすいですけど、何気
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激突!(1971年製作の映画)

4.1

傑作です。
スピルバーグ監督25歳で代表作を作り、その後は何だかなあでした。
サスペンス、ユーモア、恐怖、全て一級品でした。

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

-

カトリックの不可解さ、不条理は名作「テレーズ」や「誰のものでもないチェレ」を見て深く感じました。
この作品も、キリスト教に従事する人々の偽善を感じた。
まあ、10代で異性と関係して妊娠は褒められたもの
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不死身の保安官(1959年製作の映画)

-

コメディーらしい。
あんまり笑えなかった。
ラオール、ウォルシュは「白熱」という傑作を作った監督。
期待して見たのですが。
ジェーン、マンスフィールドを初めて見た。
20代なれど貫禄ありました。歌はコ
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.9

淡々とした描写がいい。
智氏の子供時代を演じた子が自然でよかった。
母役の小雪さんも好演。悲しみを湛えた表情が、阿修羅像のように神々しかった。盲聾者のになっての苦悩如何許りかと思ったが、飽くまでもポジ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.3

「泣くもんか」と思ったけど、涙ぐんでしまった。
いじめと病気では辛いけど、いじめの部分はあっさりとしていた。
何故か、家族、肉親への愛に飢えている人々。
宮沢りえは美人過ぎる。
でも演技は素晴らしい。
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夏時間の庭(2008年製作の映画)

4.0

大好きな映画。
個人主義で冷たい印象のフランス人なのに、実に情があっていい。
亡くなった母に恋人がいた。
家族を重んじる息子が泣くのです。
どうしようもなく悪趣味、残酷な作品もあるのですが矢張りフラン
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プライベート・アイズ/100カラットの報酬(1989年製作の映画)

4.0

昔テレビで見て、もう一度見たくて検索したらVHSで売っていたので買ってみました。
アメリカ映画になっているけれど、ユーモアと言い、大人の会話といい英国ミステリー映画です。
面白かった。
後で脚本があの
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パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

2.8

ゲイの黒人の優しい青年がダンスするシーン。よかった。
青年が仕事終えてお金をと言うと依頼主が「明日お金を払うわ」と言う。「もう一度建てたものを元に戻すよ」と言い返すシーン。
フランスではパリでは強くな
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

-

大好きな馬が見られるだけでも嬉しかった。
競走馬の馬主になるには金がかかる。
それでも、みんなでお金を出し合って一頭の馬に夢を託す。
大怪我にもめげず優勝したドリーム。
実話だそうですが感動的です。
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

3.3

素直に感動した。
最後は泣きました。
ハチの演技が素晴らしかった。
NHK BSで見ました。
コマーシャルなし、字幕。
NHKさんありがとう。

ダブル・サスペクツ/ルーベ、嘆きの光(2019年製作の映画)

2.5

署長はいい人なれど、他の人々は皆エゴイストで不誠実で見ていて不快でした。あの名作「二十歳の死」のアルノー、デプレシャンの作品とはね。
寒々とした映像なのは同じだけど。
デビュー作が一番よかったのではな
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.8

大好きな映画。
「丘の上の本屋さん」と同じくらい。
悪人が出てこないのもいい。
フランスは移民が多い。彼らは夢と希望をもってフランスに来るのだけど、
現実はそう甘くない。
ニュースでは移民が排斥され挙
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

主役ターを演じたケイト、ブランシェットのワンマンもといワンウーマンショーでした。指揮者は強くないとと思う。日本の西本智美さんに似た感じでした。美貌であの髪型、長身。
映画はヒロインの栄光と転落の物語で
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白い巨塔(1966年製作の映画)

-

手術の場面が生々しい。
新劇界の錚々たる名優が出演し、教授を誰にすべきかで暗躍する。
昭和のまだ日本映画が衰えていなかった頃の作品で、田宮二郎がはまり役です。氏があんな最後を遂げたとは。分からないもの
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

4.1

気が早いけれど、今年観たなかで最も好きな映画ですね。
自分も本が好きだから、全編本の映画なので楽しかった。
出てくる人が本屋さんのリベロを始め、善人ばかりでよかった。
淡々とした展開だけど、少しも退屈
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コンペティション(2021年製作の映画)

4.0

実に面白かった。
二人の方が脚本、監督されている。
珍しいですね。
映画監督役ペネロペ、クルス、俳優役のアントニオ、バンデラス。オスカル、マルティネス皆さん快演。
アメリカの映画界を痛烈に皮肉っていま
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アメリ(2001年製作の映画)

3.9

好きでした。
複雑な筋立て、しゃれた演出ジャン、ピエール、ジュネは天才ですね。
今度、デジタルマスター版でユーロスペースで再上映されるという。
好きな映画館で上映で嬉しいです。

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.0

お久しぶりのアルモドバル作品。
期待を裏切らない、複雑で不思議な展開なのに見終わって、キチンと細部まで考え抜かれた脚本と演出に感動する。
ペネロペ、クロスも「オールアバウトマイマザー」の時と変わらぬ若
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暗黒の鉄格子(1953年製作の映画)

3.0

1時間15分の短かさなのでダイジェスト的でした。
顔を出さない真犯人が出るシーンでノコギリを擦るような不気味な音楽が流れた。すぐに切れる犯人役の俳優の太い眉が印象的。
テレサ、ライトのいつも悲しく、涙
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.4

ポランスキーのヒロインは怖い目に遭う。「反発」のドヌーブ。
ポランスキー自身は何度か少女達にに性的暴行をしてアメリカには行けないのです。
オカルトブームの先駆けです。
それにしても、シャロン、テートは
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黒い足音(1943年製作の映画)

3.0

戦争中に製作されただけあってスパイが暗躍する。
それにしては主人公も、亡命した人も優雅にパーティー三昧で、アメリカは豊かな国だったのです。
スパイ映画特有の分かりにくさでした。
誰が敵か味方か最後まで
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霧の夜の戦慄(1947年製作の映画)

3.4

ジェームス、メイソンは名優なれどもごもごした発声です。
中々見応えある犯罪心理映画でした。
恋人が殺されて、その復讐をした医者が逃走するも霧で阻まれる。
この辺りのハラハラ感。そして事故で瀕死の少女を
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ドンファン(1973年製作の映画)

2.6

正直、バルドーの顔は野暮ったく品がない。
演技もうまいと思えない。
肉体派女優なのでしょう。
ドンファンのロジェ、ヴァディムが元妻のバルドーの映画を監督した。
モーリス、ロネ。ロベール、オッセン。マチ
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恐怖の一年(1947年製作の映画)

3.3

予知能力があったらなあと思うけど、現実には絶対ないですね。
少し「スター誕生」のような脚本でした。
奥さんが自分より有名な男が酒に溺れ、結局は殺されるのね。
殺した詩人役がこれがデビュー作のリチャード
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二重生活(1947年製作の映画)

3.3

ロナルド、コールマンの熱演。
それに尽きます。
アカデミー賞を受賞した。よかった。
シェークスピアの4大悲劇はみんな男性の名前なのね。
「マクベス」「リア王」「ハムレット」そして「オセロ」
女性は脇役
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狙われた結婚(1950年製作の映画)

2.9

越路吹雪のような顔のクローデット、コルベールの演技泣き叫びで大袈裟だと思ったけど実際、現実にこんな事が起こったら精神が錯乱するでしょう。
結婚式に重婚だと言われるのだから。
信じてくれたロバート、ライ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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高校の時読んで、感動した本を宮崎監督が映画にする。
それで、今か今かと完成を待ちました。
遂に完成。ところが内容は原作とは全く違うらしい。
らしいと言うのはまだ見ていないからです。
皆さん、一様に難解
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

-

少女の頃より自分を主張する人だったベネディッタ。
マリア像が倒れてきた時マリアの乳首を吸う場面が一番エロティックでした。最後まで乳房に固執した。
母なるマリアの象徴なのか。
ヒロインと関係する少女が実
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真夜中のパーティー(1970年製作の映画)

-

最もゲイっぽい役の人以外は殆ど、ゲイの俳優が出演していたといいます。
まあ、あの時代のアメリカのゲイは今より生き難かったでしょう。
さらっとした感覚ではなく、重苦しかった。
舞台劇の映画化のせいかしら
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ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.0

夜の都会で繰り広げられるカーチェイスが凄かった。ライアン、オニールが代役なしで運転したのかしら。超絶の運転テクニックだった。
ドライバー役のオニールは無口、無表情、一度も笑わなかった。
イザベル、アジ
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