雑多だったり感傷的なんだけども、具体という意味での床の穴はそれがあれば描けるということの証明のよう。
不穏な何かという意味ではビンビンだったが、何かの記号として機能し始めるとそこまでに。いやでもおもろかったかも
夢と現実を繋ぐ感覚が上手いというか。
倒錯的な妄想と意外と直球なサスペンス(身バレ)で展開されるが、外部の存在が内部を刺激するかのように響く。
ポツンと現れる空虚な車椅子。
立場の反転、それは妄想にも>>続きを読む
気だるい悪夢のようでカジュアル。
ドキッとする霊的表現もあり。
何か起こりそうな夜。犯行。空撮からの街。すごくいい。
人物とやや距離を置いた構成。いやらしいスリリングさはなく、事実性をフィクションで重ね合わせる。
粘着的すぎる外部からの訪問者。不気味さよりもキモさが際立つ。
登場時の鏡や卵など直接的。
キモおじさん暴走モノとしておもろい。
後頭部ばっか。
狂った男から深遠さへと、そして彼がわからないと言ってしまったら、そうなのかと何故か成立してしまう。復讐とも違う彼の言動は複雑さを持ちつつもストレートな強度すら持っている。
カメラ以上に>>続きを読む
気味悪い取り憑かれた男の話を純度をもって描こうとする、奇妙な瑞々しさ。受け付けなさはありつつも、なんだろうか…
スマホは禁止だといえばもうそっからは手紙の出番ですよと。
決断たるものに動的なアクションで呼応しようとしてるのに好感がもてる。
愛さなくなることへの歓喜が印象的。
自転車ってものが、こうも走っていること生きていくことに映画的な作用を及ぼすかってこと。一回溜め込んだりとか、引き返したりとか、でも向き合ったりとか、ラストのフィクション性は置いておいて、さりげなくて、>>続きを読む
実はこうだったという説明になりがち。ゴシップの域とその羅列。あっけなさは大事にしたい
人と家そして歴史。
鈍重に陥らず、会話の流れ人の流れ、何よりカメラなんだろうな。
家の内部からの外の使用人、泣きそうだった
手持ちと人物の顔の独占。引きになるには彼らが動き出すしかない。
胡散臭くなくカットが提示してくれる。
世界の外部から個人の内部へ。くどいぐらいのビジュアル。良くも悪くもあっけらかんとして、いやらしい
シーン単体で純度に満ちた美しいものが溢れている。カットによる時間の連続性とか映画としての本質というか純度。
シーンの流れがことごくいいというか。
コミュニケーションの不成立とその間。
痛覚となった切なさややりきれなさがあって、辛い。
スプートニクを見上げながら、地下へと下がっていくシーンがいい。
牧歌的でありアメリカ映画的なもの
フィクションの前面化はフィクションを後退させる。やりすぎはよくない。前作然り