mariモさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.1

感傷に至らない、10年間の断絶。カットが変われば何かが変わってる。
しゃがんだら誰かがいてくれること。ある種の親密さ。良い。

ベルイマン監督の 恥(1966年製作の映画)

3.9

強烈な画。まさに逃げ場がない。
背景化していた戦争なるものが、どうあがいても滲み出てくる。夫婦間の関係との相対。崩壊。
よくわかんないけど何か起こってるという画的な連鎖。

ダブル・サスペクツ/ルーベ、嘆きの光(2019年製作の映画)

3.9

社会ではなく世界への視座
過去性を現在で語ろうとするシャープさ。

雪の峰(2021年製作の映画)

3.0

いくら息子とは言え、貪欲で強欲な何かに突き動かされたかのような主人公。彼の奥にあるモノがもっと見えてほしかった。

(1955年製作の映画)

3.4

そうとしか生きれない、生きたくない。
パーティでの相手にされなさに限界を感じる。彼の中で響くモノがいくつか出てきたのだろうが、這い上がれない。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.1

良さげな感じが全体を包んでいるが、全体を引っ張るようなモノが希薄なため、ぼんやりとした印象でしかない。色々な情報があるにはあるが情報でしかない

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.1

散らばるってのはいいなと思ったが、結局は観たような展開。秩序もない剥き出しの人ももちろん、私利私欲の人たち、生への執着ってことに。ディザスタームービーの範囲内。2012

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

3.7

複雑にせず、潔いストレートさ。
だらっとウェットな瞬間あってもいいけど、ぽんぽんと進む。逆にキレこそはないけども。アダムサンドラーだからこそ

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

思いれも何にもないのに冒頭でなぜか泣きそうになる。トムクルーズがアップになればまた泣きそうになる。
過剰の連続がエンタメとしてフィクションとして人を楽しませようとする。そのことに感動してしまう。

さがす(2022年製作の映画)

2.9

過去性が物語を失速させる。かったるい。
映画的な記号をちりばめたという。

悪魔のような女(1955年製作の映画)

4.1

仕組みとか仕掛けとか置いといて、恐ろしいし、嫌味のない上手さ。うわー見てしまった感あったよ。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.2

相変わらずあざとい。
起こったことを振り返る過去性と現在進行形のバランス。失速してくもんな。

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.3

彼を取り巻く社会や世界だけでもないし、個人の性質だけでもないし、偶然や必然も重なり蓄積となった上でのこと。常に引っかかりを残し続ける。
コミュニケーションに対して、なんとなく成立しているようにみえる消
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ロッジ 白い惨劇(2019年製作の映画)

3.3

子供からの他者に向かう視点と女からの他者に向かう視点。どちらともコミュニケーションが成就しない不透明なもの。
あるカラクリと覚醒。噛み合わず

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

3.8

一見抽象的に見えるが起こっている映像を羅列すれば説明的でもある。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.2

mv感覚って音楽と断片的なそれっぽいものの繋がりだと思うけど、この映画に関していうと刹那的で儚いものなんだって、何せ重みがあるから。ちゃんとそこに着地。