ルーティン。作って、食べて、洗って…。カットも構図も行為も反復を繰り返すが、微妙にズレていく。というかはなから同じなんかではない。ドキュメンタリックそうで全然ドキュメンタリックではない何か。部屋に蠢く>>続きを読む
グラっとしてるホアキン魅力的だな。
しれっと外連味があったりして、アガる。シーンのラストの引き画。
実はこっちにも抱えてるものがあってだなという不必要な程の配置とバランス。な分途中独立したものとして空転しだす。
ナレもフラッシュフォワード含めた編集も奇妙だし、出てくる人たちも多国籍とアメリカ的と言えるかもしれないが、奇妙。
親と子のフィルターを外して、他者として向かい合う時に何かそこに生まれるのか。そして真っ白。
映像的記号のような、映像の情報の提示に多少ムカつく。
しっかりしてない人たちだからこその浮遊感というか、銃を交えた奇妙な関係性とその振り幅。情動を超えた衝動というか、突き動かすものによる動線。シンプルなんだけどすげぇ奇妙な映画。
フィクション的抑揚はさらっとしてるけど、実在感あふれる瑞々しさに溢れてる。
終わり方が好きというかエンドクレジットに刹那的な一抹の寂しさを感じさせるあたりがまさに青春映画。
俯瞰と煽りのオンパレードが奇妙過ぎるグルーヴになってたけど、自己語りが辟易するし、自己語りからわかりやすい記号のようなものが浮かび上がってしまう。
墜落して夜の海に流されるとこがちゃんと怖かった。
車の見送りの構図が逆転するのがいい。
ウィルソン、写真入り時計、開けない宅配箱。ゼメキスいいな。
時間が引き延ばされてる分、何かのっぺりしてる不可思議な時間。停滞のようでいて本当に停滞。気づく気づかないの顛末を水漏れと編集で接合するのは凄いなと。くだらなくて、終始おかしかった。
4階で止まるエレベーター、浸水した部屋、鳴り続ける電話。ワンシーンワンシーンの豊かさというか予感というか。直線的で単純な感情だったりするけど、ドキッとさせてくれる。青春映画だよね。
時間空間を非連続的に捉え過ぎだし、良くも悪くも映像そのものがある種説明的になっている所もある。
隠したいこと疚しいこと嫉妬や憎悪などの激しい感情、微妙な人間関係、生死を孕む倫理観は当たり前のように終着していくけど、決定的な瞬間は撮れてないよなと感じたが。
何かを好きになることは他者と線を引く違いでもあって、でもその違いが時にほとんど同じ人がいて共鳴しあえるけど、時間が経過するごとに同じなんかではない、違いに溢れた他者であるという認識。
SMAPのたいせ>>続きを読む