mariモさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.2

the予定調和。まさにジャンル映画。
クリスマス映画ってことで

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

3.8

よくある底抜けの楽天さまでにはいかず、家庭不和のシリアスさを維持しつつ、少年が人生と向き合っていくさまを軽快に描く。少年の強固な眼差しによって決意が伝わる。

ポネット(1996年製作の映画)

4.0

幼い子供とだけでは形容しきれない純粋無垢な意思の貫き。そして縦横無尽な動き。

アンフレンデッド(2015年製作の映画)

2.5

身内暴露合戦と低俗な死に方に一体何を見てるんだ俺は状態。単純にうるさい。ネットが持つ未知の領域としての異様さ不気味さが見事に矮小化し続ける。静止画になりスマホだけバイブで動く画はゾッとしたが。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

冷徹な視点のようでいて、パワーやエネルギーを剛腕に見せつけるようなとこもあり、外連味としても見れるが肩透かしのようにも感じる。

愛、アムール(2012年製作の映画)

3.2

ワンカットが顕著なようにシーン内では時間を連続的に引き伸ばして見せるが、シーン間には非連続的で残酷なレベルでの結果が当然のように配置されている。そして決定的な出来事はワンカット内で起きる。
一見崇高そ
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.6

個人を取り巻く世界的不条理からある個人の内部に拡大されていく。それは矮小化とは違った趣き。異様な高揚感すらあるラスト。個々のディテールがキモい。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

リアルとフィクションの往来。そこにはちゃんと切実さがあった。
アップの魅力。無表情の少女と凹凸による陰影を含んだハッとさせられる草彅剛の顔面力。
ラストに行くにつれて映画というものの中に詰め込もうとい
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.6

入って出ていくまで。歪な関係性や空間に半ば強引に取り込まれるが、決定的な何かより不意な何かが決着をつける。そこに対してすごくいいなと。

バーフライ(1987年製作の映画)

4.0

あまりにも揺るがない信念のようなものがあり、大体がその揺らぎにドラマを見いだそうとするが、こいつは揺るがない。そうとしか生きれないじゃなくて、そう生きていたい人々。自覚済みである。
ずっと酒浸りや喧嘩
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袋小路(1965年製作の映画)

4.1

あるコミュニティや関係性に異物が加わるという設定は大体がある種の緊張感や不和、そして混沌のようなものが待っていたりするが、この作品は勿論そういう要素もあるがかなりだらっとしている。引き延ばされた時間が>>続きを読む

脱出(1972年製作の映画)

3.7

自然に立ち向かい、その中で自分自身の中に隠されていた力に気づいていく。
少年とセッションし、一瞬通じ合ったかなと思ったら拒否される。この居心地悪さみたいなのが全編にある。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.3

苔脅しにも見え兼ねない記号性を孕み、その一部を切り取れば面白いと思えたりするが、全体で見ると雑然さは見逃せない。そうだから面白いとも取れるが。彼自身の利己性だけでなく、現代アート云々が絡んでるからエゴ>>続きを読む

スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと(2004年製作の映画)

3.7

予測の出来ない事態や展開というか、かなりビターで、言語や文化や立場などによるズレやディスコミュニケーションを通して、繋がりの希薄さ、相手を想う気持ちの欠如まで見えてくる。諦念のようでもある。着地点も含>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

3.8

ヘンテコで愉快な仲間たちとの目的地へのロードムービー調はクレしんの映画的源流を踏襲しつつ、人間的な子供キャラという第三者を置くことにより広がりすらある。ぶりぶりざえもんがいることによるプラスがかなり大>>続きを読む

青春残酷物語(1960年製作の映画)

3.9

目に見えない巨大な何か、抗えない何かに抵抗するが如く、欲望を貫く無軌道な男と女。俗物的な物や人たちにも囲まれている。そして破壊、自己破壊へと。おばさんの追跡はなんとも言えない緊張感が。
女が後退りする
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ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

3.2

混沌としたエネルギーとぶつ切りのストーリーテリング。抽象化されたというか。もちろんショットの凄みとかあるけど、どうしてもキツさは感じてしまう。

恋人たち(2015年製作の映画)

4.0

聞き手がいない自己語り。画面を超えて直接届く瞬間でもあった。

トニー滝谷(2004年製作の映画)

2.0

ほんとかったるい。
カメラを横にゆっくりスライドし、遮蔽物を通してシーンを変えるやり方のように、全体をムードや流れ、雰囲気のようなもので埋め尽くす。
妻と同じサイズの人を求めてるはずなのに、何で同じ顔
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.1

夜映画としてトップ。
スマートさやクールなだけでなく映画としてのバカバカしさもちゃんとある。

よこがお(2019年製作の映画)

3.8

音にびっくりする。鳴き声やクラクションのような叫び。

激突!(1971年製作の映画)

3.8

覚悟を決めるアップの連鎖。
ラストの石投げ。