黒田研二さんの映画レビュー・感想・評価

黒田研二

黒田研二

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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

前作と違って完全オリジナルではあるけれど、しっかり魔夜峰央テイストも残っていて、独特な世界観に大満足。冒頭、魔夜ファミリーが登場するのファンにとってはたまりません。
とにかくくだらない。前作以上にくだ
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

4.2

よりファミリーに楽しんでもらうため、原作やそれに準じたテレビ版よりも、やや子供向けなテイストを多めに取り込んだ印象。とはいえ、原作どおりの深いテーマもしっかりと織り込まれていて、全年齢層が楽しめる娯楽>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

SFの皮をかぶったモンスターパニックもの。登場人物がみな個性的で楽しいし、インパクトあるシーンが随所に登場してまったく飽きさせない。テレビドラマの撮影中に起こったハプニングが本編にどう繋がるのか興味津>>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.9

独特な世界観。ホラー要素よりも、こんなことが現実に行われていた時代があったことが恐ろしい。

エスター(2009年製作の映画)

4.6

気になりつつも見逃していた作品のひとつ。続編(というか前日譚)公開をきっかけにようやく鑑賞。
どこからどう見ても優等生で可愛らしい女の子が徐々に本性を現すその過程にゾクゾク。ちょっとしたサプライズもあ
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デス・アプリ 死へのカウントダウン(2018年製作の映画)

3.0

呪いが連鎖していく「リング」系のお話。発想は面白いけど、呪いのルールがわかって「さあここから主人公のターンか?」と思ったあたりから違う方向に物語が転がり始め、急速にホラー度も薄まって、予想外の結末に💦>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

4.0

シャマラン監督最新作。原作ありきのお話だけど、いかにもこの監督らしい作品に仕上がっていて終始ワクワク😆
生々しいグロシーンは控えめになってはいるものの、その描き方が上手いので充分に衝撃的。
かなり荒唐
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フロッグ(2019年製作の映画)

4.1

ホラーなのかサスペンスなのかミステリなのか、ジャンルがよくわからないまま観ていると……ををををを!😳
めちゃくちゃ目新しいことをしているわけでもないのだけれど、とにかく見せ方が上手いので素直に驚き、感
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.4

公開当時から観たいと思っていながらずっと観逃していた作品。続編公開をきっかけにようやく視聴。
全編PC画面という斬新なアイデアも凄いが、とても丁寧に物語が構築されていることにも好感が持てる。主人公と共
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.7

個人的には好き😊 描きかた次第ではもっと面白くなったと思うし、ドラマパートがなんとも中途半端で消化不良だったけど、“それ“の捕食シーンでもう全部チャラにしちゃう😆

デ・ヴィル家への招待状(2022年製作の映画)

3.1

ゴシックホラーかと思いきや、終盤でガラリと作品の雰囲気が変わる超展開なお話。描き方次第ではもっと不気味で不穏な感じを出せたと思うんだけど…そのあたりがちょっと残念。
いっさいの予備知識なしにこの映画を
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.2

高いところが苦手な人間にこれはたまりません💦 ハラハラしっぱなしの100分余り。限られた空間、限られた人数でのシチュエーションサスペンス…もうそれだけで大好きな設定なのに、終盤の意外な展開に「ををを!>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

3.8

『リング』『呪怨』などのジャパニーズホラー要素を色濃く出しつつ、いかにもアメリカ的なクリーチャー系な化け物も登場して楽しい展開。
思わず目を覆いたくなるようなシーンも多く、映画館で観ることができたなら
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.6

噂どおり凄い作品でした💦 犯人を特定する手がかりが素晴らしい👏 ミステリとしてちゃんとしてるし(ミスリードが絶妙。真相を見抜けた人は少ないのでは?)、登場人物全員にキチンと役割があって人間ドラマとして>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

4.3

このシチュエーションで考えられるスリリングなエピソードをこれでもかとてんこ盛りで披露。もう大好きすぎる❤️ 夫婦の最後の台詞も印象的。それだけでも充分満足なのに、ラストで明かされるホワイダニット。シャ>>続きを読む

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

4.1

えげつない痛みやグロさは前シリーズと同レベルだけど、警察ドラマにしてしまったことで緊張感はかなり薄れてしまったよーな。犯人もバレバレなのでもう少しうまく隠してほしかったなあ。…てな文句も、ラストシーン>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

成長と絆の物語。数々の伏線が驚きだけじゃなく、感動までもたらしてくれるのがいい。こういった類のお話で悪役が存在しないのも面白いね(小悪党は出てくるけど)。お父さんの描き方も好き。

アオラレ(2020年製作の映画)

4.0

煽り運転怖いとかもうそーゆーレベルの話じゃなかった💦
原題がUnhingedだから言わずもがなか。
ラッセルクロウは徐々に常軌を逸していくのではなく、最初から狂気全開😆
カーアクションって普通はドキド
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃ面白い素材にワクワクしつつ、ややこしすぎて頭の中はぐちゃぐちゃに。でも150分があっという間。解説サイトを観て、よーやく納得したけど、あれこれ考えたいことがさらに噴出して、やべ、これ夜寝ら>>続きを読む

13月の女の子(2020年製作の映画)

4.0

アイドルを多数起用した青春ものって、演技にハラハラすることが多かったりするんだけど、この作品に関してはまったくそんなことはなく、みんな難しい役柄を見事に演じていました。
青春SFものにありがちなチープ
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.8

前作を観ていないと、まったく話が理解できないであろうシリーズ第2弾。そーゆー意味では、1作目と2作目を続けて上映することを決めた日本の映画会社さん、素晴らしい👏
めちゃくちゃ面白かった前作。さあ、今回
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.2

阪神大震災の起こった1995年、凶悪犯罪の時効廃止が決まった2010年、そして現在の2017年を上手に繋ぎ合わせて作られた小気味よい作品。要所要所にワクワクな見せ場があり、最後までまったく飽きさせない>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.6

冒頭、配給会社のイントロムービー(ちょっとした仕掛けあり)を観た時点で早くもワクワク。同じ時間をループしながら自分を殺した犯人を見つけようとするビッチな女子大生(めちゃくちゃ可愛い)の物語。単なるホラ>>続きを読む

劇場版パタリロ!(2018年製作の映画)

4.0

2016年の舞台版をベースに映画化。映画とはこうあるべきとゆー概念をぶち壊しまくった超問題作。大ヒットした「翔んで埼玉」も相当クセのある作品だったけど、これはもうクセのあるなしとか、面白い面白くないと>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.1

たぶん、マニアにはたまらない1本。僕はそこまでゴジラに惚れ込んでるわけでないけど、それでも次々と登場する懐かしい怪獣たちの勇ましい姿に釘付けとなってしまいました。
怪獣たちの戦いがド迫力で凄まじい反面
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.1

原作厨の感想。ほぼ原作に忠実。とくにジャッカルの再現度が素晴らしい😊 アクションは原作以上。
クロちゃんのファブルに対する憧れ指数が低かったな、とか、ヨウコにもうちょっと活躍してもらいたかったな、とか
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パージ:エクスペリメント(2018年製作の映画)

4.2

シリーズ最新作はパージ制度が施行される以前の世界を描いたエピソード0的物語。マンネリに陥らず、毎回新しい切り口でストーリーが展開していくので、今回もラストまで楽しく観ることができた。ただ、シリーズを重>>続きを読む

アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ(2016年製作の映画)

3.8

無性に馬鹿馬鹿しいB級ホラーが観たくなり、勢いで選択。僕の選択眼は間違っていませんでした。突然変異のドーナツが人間を襲うお話。モンスタードーナツの造形も、襲いかかるドーナツたちの動き(特撮などではなく>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.8

実は、映画が話題になるまで、TVシリーズのほうもまったくチェックしていませんでした。なぜ、こんなにも面白い作品を見逃していたのかしら?
1-2話を観たところで劇場版を鑑賞しましたが、それでとくに問題な
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燃えよ!失敗女子(2019年製作の映画)

4.7

「夢を追いかける4人の女の子たちに密着したドキュメンタリー番組」という体裁のお話かと思いきや、後半、番組の舞台裏が明らかになり、次第に彼女たちの本音が浮き彫りに…
昨年大ヒットした「カメラを止めるな!
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.2

漫画の実写化は難しい。原作愛が強ければ強いほど不満は出やすいもの。魔夜峰央信者の僕はさほど期待せずに出かけたんだけど……ををを、原作を丁寧になぞりつつ、未完で終わったストーリーを魔夜テイストはそのまま>>続きを読む

ALONE アローン(2016年製作の映画)

3.8

僕の大好きな、限られた空間、限られた登場人物で展開するシチュエーションスリラー。主人公は地雷を踏みつけたために一歩も動くことができず、彼に接するのは敵か味方かわからぬ地元民1人だけ。もうそれだけでヨダ>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

前評判が凄すぎて、ちょっと期待しすぎたかも。観ている最中はドキドキ感よりも、謎があまりにも多すぎるため物語がどこに向かって進むのかさっぱりわからず、戸惑うことのほうが多かった。とはいえ、少女のクセで怖>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

8つ年上の姉が洋楽ファンで、とくにクイーンはよく聴いていたので、当時小学生だった僕の記憶にもしっかり刻まれていて、興味はあまりないけど曲はほとんど知っているとゆー不思議な状況での鑑賞。いや面白かった。>>続きを読む