mckeeさんの映画レビュー・感想・評価

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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.4

余計な喜怒哀楽を表すことなくどこか寂しげ、それでいてお仕事キッチリみたいなこの役柄はパク・ソダムにはピッタリ!
完全娯楽作品なのでストーリーに関しては何も思うところはないけど、この悪党たちがなんとも深
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

2.9

なるほどエロの描写は特筆もので汚さとキレイが同居するリアリティーは見事、それに十分応える松本まりかも素晴らしい。中盤、変な鳥が鳴いた直後の彼女の啼き顔は、タイトルを象徴するような笑い顔で、ぞっとするほ>>続きを読む

ロ・ギワン(2024年製作の映画)

3.2

日本に暮らす者には到底想像もできない苛酷さ重苦しさ…結構圧のかかった気分で観てたのに、終盤からラブになっちゃって尻すぼみの肩透かし。確かにチェ・ソンウンは間違いなく怪演だったけど。
前半の重厚な感じは
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悪女(2023年製作の映画)

2.6

あの事件がモチーフね!って思ってオバ様がはまり役過ぎて笑った。で、いつの間にかそっちかなんか~いwという…
ネタの割にはパーンとハジけどころもなく静かにストーリーなぞって終了。観たことを忘れてしまいそ
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.5

凸凹のコンビが意外と相性良くてサクッと楽しんで観られた。ドラマでも主演級の面々が多く出演していて、何気に豪華で演技力は確か。
暗にジェンダー問題を色濃く織り込んでいるのも強力に伝わって来てさすがのガー
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.0

予想通りに展開するストーリーで、特に感嘆するところもなく終盤まで。どんでん返しとまでは思わないけどちょっと良いサプライズ?ありで収束。実話とのことで金・保身・責任逃れと、どこの国でも程度の大小はあれ存>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

大物投入してあえてのリメイク。完成度としては本家を超えることはなかった印象だけど、役者陣はなかなか見応えのある芝居をしてたと思う。特に綾野剛の狂気は最近一歩突き抜けた感があって好き。日本ならではの感も>>続きを読む

ヒョンジェ〜釜山港の兄弟〜(2017年製作の映画)

1.9

部分的にはなるほどと思わせるエピソードあるんだけどバラバラでもったいない。構成がどうにも稚拙。
ソンフンもちゃんと芝居してなかったんじゃないかと…。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.0

序盤の退屈さに耐えるのが大変。こういう作風好きな人には良いだろうけど、終始漂う小劇場感が私の好みではない。ガラパゴスフィルムとでも言うべきか日本人ならではと思う。

沈黙、愛(2017年製作の映画)

2.9

これを愛と呼ぶかどうかは別として…財閥ってスゲーーー!!
身の程知らずの愛欲オヤジ、金目当ての女、正論でしか生きられない安い検事、父親を取られたくない純情娘、それぞれに人間らしくていーじゃなーい。
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愛に奉仕せよ(2022年製作の映画)

3.2

切実さは伝わるのだけれど、何故二人がこんな深く惹かれあったのか?というところが良くわからなくて、ラストまで釈然としない。しかもある意味ハッピーエンドだしね。
エロ満載で、しかもそれが結構な綺麗さで撮ら
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バレリーナ(2023年製作の映画)

4.5

痛快だし画もキレイだし音楽も良いし…エンドロールまで全部良かった。ストーリーはド直球だけど、それぞれの抑圧されてる感じが全編に渡って色濃く出てて、それがなんとも沁みる。主人公のか細いところを見事に表現>>続きを読む

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.4

タイトルが良い!かつタナダユキ名物とてもわかりやすい。映画って…の思いを全部セリフに乗せちゃうところは賛同しないけど、まあこうして地方の映画館なくなっていったんだろうなあと郷愁を感じる。地方のTV局の>>続きを読む

アウトサイダー(2018年製作の映画)

3.4

ヤクザ文化を理解してない?イヤイヤ十分でしょ。そもそも日本人だって堅気の人間がそんな文化を理解しているわけもなく…
なんとなく映像で切り取られた、ようなものをそう思いこんでいるだけ。外国映画であっても
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地獄の花園(2021年製作の映画)

2.9

バカリさんに期待しすぎたか!?もっとシュールな笑いがと思って観たけど。映画で撮るほど!?って感じ。
エンケンさんだけ面白くて、あと普段面白い川栄なんか良さ消されてて残念。
あと永野芽郁はさすがにもう少
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ニューイヤー・ブルース(2021年製作の映画)

4.1

年末に観ようと思ってたのになぜ今頃w
軽いタッチのオムニバス、四組四様にホッコリさせてくれて年末にピッタリ。良い年の瀬で新しい年はとても素敵な年になりそう。脇の脇まで豪華なキャストで、普段ドラマで見せ
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.1

最近なにかと露出の多いソン・ソックとマブリーのガチンコ対決だと面白くない…とは言えないムード。でもなんか期待したほどでは…
ソン・ソックの狂気は迫力あって見応えありだけど、マブリーはなんだか肥大化して
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ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.2

迫力の演技で見応えあり。冒頭のソウル女の描き方からして一本筋の通ったメッセージを感じがつつ、リコーダーが刺さるべきは逆であって欲しかったラスト。その期待が裏切られたことがこの作品の本質であるように思う>>続きを読む

君の誕生日(2018年製作の映画)

4.5

重く陰鬱な空気感のまま進む終盤まで、陽の部分を一切排除した画面に息苦しくさえなる。
さすがのベテラン二人が寸止めの芝居で観るものの感情をも抑えて、ジクジクした気持ちにさせられる。
そして誕生日会、終わ
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高速道路家族(2022年製作の映画)

3.5

題名から受けるイメージとはかけ離れた重苦しい作品。
すでに壊れかけていた二つの家族がひょんなことから絡み合って、さらなる深みへ落ちていく…ところまで。
序盤コメディタッチのところもあるが、父親がリアル
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

4.0

やはり再生のストーリーは観ていて心地よい。ソジュンとIUのコンビのリズムが良くて、二人の作り笑顔のやり取りがツボだった。
ソジュンのサービスカットは多めだったのに、IUのはそんなになくて残念。それでも
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

2.9

テクニックを駆使して怖がらせようとしてるのが際立ち過ぎて興醒め。ライティングやら音楽やら上手いな~とは思うがそこまで。
ツッコミどころが多すぎて、10年前ならまだしも流石に今の韓国でそれはないやろ的な
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

阿部サダヲは常に過大評価されがちで作品も雰囲気先行。ムダにグロいシーンはあるけど、別段驚くほどではない。なんとなく既定の枠のなかに収めた、なんちゃってサイコ映画。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

2.4

いろんな意味で鑑賞後どよんとした気持ちにさせられる作品。
草彅氏の演技がものすごい高評価だが…
それは命懸けで母性を貫いた汚いおっさんとしてのものなのか?(凪沙は女性として描かれているはずなのに)
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.5

エンドロールでグッタリする系。劇中でも効果的に使われてた안개がまた良い。
ちょっとだけネタバレ読んでから観たので、なんも予備知識なくして観れば良かったと後悔した。
思い返してみると、もしかしてあれも?
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スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.8

非常宣言に続いて怖~いイム・シワン。目がマジで怖いからw
日本版も昔観たけど、怖がらせ方はこっちの方が一段上、流石です。
バスルームでのチョン・ウヒに臨場感が足りなくて、そこで急に覚めちゃったけど、そ
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下衆の愛(2015年製作の映画)

4.5

映画観たなあと思える作品。
暗いライティングもB級のキャストも安いエンディングも好み。
まあ下衆でクズと見られる向きも、物差しを変えれば純粋で真っ直ぐ、ノイズだらけに見えて実にピュア。こういうところか
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ノイズ(2022年製作の映画)

2.4

豪華キャストの割にはあれれ?って感じの作品。ネタばらしが刑事の独白ってところもいかにも陳腐。
脚本の稚拙さを役者がなんとかカバーして体裁は整えたけど、もったいないの一言に尽きる。
濃密な人間関係の中の
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.2

こんなに入られちゃう脆弱な極道組織ヤバいだろと思いつつ、邦画アクションものとしてはかなり面白かった。
岡田准一は云わずもがな、坂口健太郎の新味も出てたし安定の北村一輝、そして何より松岡茉優のクレバーさ
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.5

最初の入りとチョ・ジヌンのキャラでコメディ刑事もの印象。とは言えクライムとしても見応えあるシーンがそれなりにあって完成度は高い。
ストーリー的にはあっ!っと驚くようなことはないが、水の入ったバケツに次
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.5

ずっと息つく暇がなくて、終始結構な音量で流れる重苦しいBGMに煽られながら、緊張しっぱなしの2時間半で大満足。
どう考えてもフィクションだし、ストーリーが甘いところはところどころあるけれど、それを補っ
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

2.0

この監督の作品は当たり外れが極端だけど、これは間違いなくハズレの方。
行き場のない生きづらさとか、階層化のそのまた階層化とか、丁寧に描けば面白くなりそうな要素はいっぱいあるのに、どれも手をつけてそのま
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三姉妹(2020年製作の映画)

4.5

序盤から三姉妹の暮らしの凄まじさ、それぞれに形の違う息苦しさがすごい。ソニョンさん筆頭に三姉妹はもとより今回は脇の脇まで、ノンフィクション?と思わせるくらいのお芝居がもっとすごい!いや魅せてくれますわ>>続きを読む

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