動画で2回途中断念し、今回は映画館で何とか完走。
日本におけるミニシアター・ブーム、ヴィスコンティ ・ブームの火付け役となった作品とのことだが、最後の最後でようやくその理由がわかったような、わからない>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ひたすら哀しい物語。最初の山小屋で結末が見え、後はその時をジリジリと待つ形となってしまい、何となく居心地が悪い作品ではあった。
ただ、わかっていても、終盤の山小屋からのシーンは胸を打つ。ヴィッキー・>>続きを読む
邦題のとおりの作品。
主人公はいるようでいない。
「みんな」が主人公で、みんなのヴァカンス。
フランスの庶民の夏休みの様子がわかります。ゆるいんだけど、なんだか楽しそうで良いですね。
エルヴィス・プレスリーの偉大さを知る。
白人が黒人の音楽を演奏すると罪に問われかれない時代に、好きなものは好きと突っ張る。スポンサーの求めるものを無視して自分のやりたいことを貫き、結果を出す。これこそ>>続きを読む
面白い題材なのに映画としてはいまひとつ。スパリュアの話とバレット親子の話と並行していて焦点が定まらないからか。
例えば、パリで冷遇されていたはずのスパリュアが、いつの間にかフランスワイン界の大物を呼ん>>続きを読む
舞台はマルタ共和国→パリ→ハンブルク→パリ?で船長さんはオランダ人なのだね。英語しか話せない男とか言われてたから、何人?イギリス人?と気になっていた。(途中で出身地が分かる会話があるが、それも欧州の地>>続きを読む
大変勉強になりました。
裁判それ自体だけではなく、時代背景に関する説明、映像資料も豊富でわかりやすい。わかりやすすぎるものには注意が必要ではあるけれど、とりあえず一度は見てみるのが良いと思う。(とは>>続きを読む
コロナ禍で公開された感染症系ゾンビ映画。
ゾンビ化した人間は本人の意識が残っているが悪行を止められない。だからこそ辛い、悲しい。
…という設定は悪くないが、何かが惜しい。血だらけだけど、血だらけ場面>>続きを読む
うーん、ロードムービーとしては良かったが、終わり方がいまひとつ。
追手がそこまでするの非現実的過ぎだし、このエピソード自体が意味不明。最後フロリダに向かう決断をどうしたか、肝心なところをごまかされた>>続きを読む
美しい作品。
話はシンプルだけども、画面は一つ一つ絵画のよう。
死んだ美女に魅せられて滅びる男と
昔も今も変わらず葡萄畑を耕す農夫たち。
マリア・ジョアン・ピリスの
洗練されたショパンと
農夫たちの>>続きを読む
今日ではチェコ共和国は全世界で最も宗教人口の少ない国家の一つだが、9世紀から19世紀まではキリスト教がほぼ国教だった。それ以前はスラブ神話が支配的。映画の舞台は13世紀。原作が出版されたのは宗教の力が>>続きを読む
よく出来た短編。
年上の美女にあこがれる少年たち。その視点で物語は進む。ストーカー過ぎて引くところもなくはないけれども。
どうでもいいが、少年たち、銃に撃たれて死ぬ真似めちゃくちゃうまい。ノリノリ>>続きを読む
基本はちょっとお行儀悪めの魔性の女が男たちを振り回すコメディ。サスペンス要素も少々。
フェミニズムの観点で見ると、虐げられた女が状況を逆手にとって男たちに復讐し、のし上がる物語のようにも見え、なかな>>続きを読む
1993年製作、日本での公開は1994年の中国映画。香港、台湾の映画界の才能も参加。日中戦争前から文化大革命後まで、時代に翻弄される京劇役者の一生。
いやーすごかった。ほぼ3時間は長いけど、見方を変>>続きを読む
ロシア反体制派のリーダーの、文字通り命がけの政治活動を記録したドキュメンタリー。現在進行形。
一番の見どころ?は毒殺未遂事件のからくりが解明されるところなんだろうけど、ナワリヌイ氏の家族の様子…心配>>続きを読む
何とも言いがたい作品であった。
ブルーノが良い人なんだが、うーん、なぜあのタイミングで。責任感があって後継者ができたからなんだろうか。という具合に全体に少しずつ違和感がある。
職場がだんだん家のよう>>続きを読む
ハイコンテクストな作品。
ポルトガル出身の詩人、フェルナンド・ペソアや当時の政治情勢についてある程度知識がないと厳しい。
(ポルトガル大使館の方の作品解説は参考になりました)
しかし中途半端に知識が>>続きを読む
現代社会と現代アートの偽善を正面から追及する作品。表現の自由とポリコレの関係、一方でアクセス数稼ぎで表現が過激化する弊害も。その問題意識にはとても共感する。
しかし一本の映画としてみると、ちょっと長>>続きを読む
2008年のムンバイ同時多発テロをもとに、最高級ホテルでホテルマン達が客を救うため奮闘する物語。
終わりが見えない、テロリストがどこに潜んでいるかわからない中で正解の対応はない。個人的にはザーラとデ>>続きを読む
嵐の夜まではちょっと退屈。ミュージカルである以外は、まああるある話だし、やはり本職ではないせいか歌苦しそうなとこもあるし。
しかしそれ以後はとても面白かった。アネットの表現がファンタジックで素晴らし>>続きを読む
マーヴェリックの後に自宅で?年ぶりの再鑑賞。
実戦部分が何がポイントか分からずやや微妙なのと、恋愛パートが尺をとってる割に雑すぎるのがピンとこなかった理由の模様。最後の博士が戻ってくるとことか都合良す>>続きを読む
トップガンはどこかで見たはずだけど、オープニング以外覚えてない、そういう思い入れのない状態で見たが、面白かった。展開的に友情、努力、勝利な感じなので、多くの人が楽しめるはず。
有人飛行は時代遅れ、い>>続きを読む
ダンスシーンのない落ち着いたインドの恋愛映画。弁当配達人というシステムがあるのはインドならではだが(誤配送が続く理屈は全くもって謎)、それ以外は日本でもありそうな話多い。
すっきりしたオチはないので>>続きを読む
すごいなトム・フォード。
心底怖かった。
原作の題名は「トニーとスーザン」。
スーザンは元夫の書いた小説を読む。小説の主人公がトニーであり、スーザンはトニーに移入して物語を読む。しかし、実際は最後に>>続きを読む
「インファナル・アフェア」を想定していたが、実際は「あぶない刑事」ぼかった。どちらも1986年の作品なんだね。この時代の雰囲気かなあ。(とはいえ、あぶない刑事は断片的にしか知らない)
それはそれとし>>続きを読む
うーん、正直あんまり面白くない。ただ、意欲的で作家の個性が出ているところは買う。
全体に汚っという描写多い(砂糖ぼろぼろこぼすとか、掃除したくてたまらない)。服を脱ぎつつ脱いだ服で隠すの中途半端。ト>>続きを読む
気分悪くなる系傑作。
介護、格差、親権争い、子どもにどういう教育を受けさせるか、夫婦の隠し事…国は違えど共通するものがあり、理解はしやすい。
ある事件があって、裁判になるわけだが、その謎解きの要素も>>続きを読む
初リヴェット。
画面は本当に綺麗なんですが、人間?関係がよくわからなくて意識飛ぶところあり。
最後は宝石めぐって決闘してて、ふふってなる。昔の特撮ヒーローテイストあり。まあ時代が同じだもんね。
エールの方に感想。
CODAがChildren of Deaf Adults(聴覚障害者を親に持つ聞こえる子ども)の略称というのは知りませんでした。エールよりコーダの方が、彼らの抱える悩みがよりリア>>続きを読む
コーダ→エールの順番で視聴。
アメリカ東海岸の漁業者とフランスの田舎町の酪農家という舞台設定の違いは大きいけど、基本的な物語、見せ場はほぼ変わらず。あまりにも「まんま」で、オリジナリティという観点から>>続きを読む
話めちゃくちゃで逆にそこが面白かった。
特にジュリエット・ビノシュが出てくる場面がいちいち良い。ジュリー・デルピーのバイクも良い。絵づくりも音楽の入れ方も良い。でもヘンテコ。
死に至る感染症が出てき>>続きを読む
前半、これといったアクションはなく、画面が暗く、バットマンはかっこいいんだが黙り込む場面が多く、全体に話の展開ゆっくり目。疲れていたこともあり、ついウトウト…市長の葬儀までは観てたはずだが、次は秘密の>>続きを読む
心温まる系良い話かと思ったら、全然違った。この邦題はちょっとミスリーディングでは。
舞台は1979年の米国カリフォルニアで、同性婚が認められていないどころか、同性カップルに対する差別描写ばしばし。彼>>続きを読む
ここまでど真ん中の恋愛映画は久しぶりに観たかもしれない。夏に運命の恋が始まって冬に終わるまでのお話。オーソドックスかつ繊細な描写。
詩や音楽や美術があって、そして何より夏の北イタリアの空気感が素敵だ>>続きを読む
5時間17分、ようやく観られました。
長すぎて退屈するかなと心配していたが、話に起伏があって普通に面白かった(除く重力のワークショップ)。
根本的にはコミュニケーションの難しさのお話かな。関係を維持>>続きを読む
1961年の映画も舞台も観ていて、ロミオとジュリエットも好んで色々観てる。シェイクスピアの原作も。ウェストサイド物語はロミジュリの翻案としては最高峰だと思っている。
なので楽しみにしてたんだけど、細>>続きを読む