けさんの映画レビュー・感想・評価

け

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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

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美しき仕事ですが
嗚呼美しきドニラヴァン!
となったのはなんというか想定内

躍動するドニラヴァンの肉体に
一生聴いていられるドニラヴァンのモノローグがかかると
それはそれはもう惚れ惚れですね

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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たしかに
どうしてもフュリーロードが最高すぎるので
こちらがテンポ悪く
見所少なく感じてしまうけれど
全然たのしめた

どうしても昨今の映画は何を観ていても
実際に今この瞬間におこっている戦争を無視し
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関心領域(2023年製作の映画)

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家庭って言葉が
家と庭から構成されているけど
妻の関心がほんとうに
家と庭だけなので
家庭という言葉の的確さを再認識するなど

ほぼフィックスで
過剰な展開はなく
淡々と生活を写し取るのが
ある種異様
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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

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良過ぎた〜〜〜〜
4Kレストア劇場鑑賞できて良かった〜
整音の歪さが最高に最高なことも含めて当たり前のように劇場で観るべき映画...

全編通してずっと不条理ではあるが
映画としての顔つきが
ロマンチ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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やっと観れたPAST LIVES、とても良かった。噂に違わぬ傑作でした。
情けなさが異様にリアルででも愛おしく思えてしまうユテオはLETOで、mixed emotionな佇まいがいつだって尊いジョンマ
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絞死刑(1968年製作の映画)

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とんでもない緊張と緩和
初めて劇場で観たけど
そうするべきだった
観れて良かった




ワンシチュエーションで進む舞台的構造→訥々と語り始めるR→死刑室を出て外へ→入り乱れる各者の空想世界と現実→姉
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

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おい!!!!!
大傑作じゃないか!

必見ですね
観て良かった
大興奮
これこれこうゆうこと


タイトル前が本当に素晴らしい
悍ましい物はひとつもうつってないのに
あんなに恐ろしいHSショット!!!
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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とりいそぎ


覚書



オッペンハイマーが幻想に見る、
原爆被害にあった女性は
ノーランの実娘だそう、とか、

タルコフスキーからの引用を感じた
湖のほとりでのアインシュタインとのシーン
惑星ソ
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美味しんぼ(1996年製作の映画)

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父子映画史上
いちばん好きかもしれない

テンポ撮り方台詞回し等
漫画的な部分もおおくて
それもまたいいんだけど
時々ギョッとするほど映画的な瞬間がある

樹木希林のデカンショLS
煮豆に三国連太郎の
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

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これから先の人生も
10年に1度見返しますね!
ありがとー続いてく人生

いっぱいいっぱい
感じることはあるのに
言葉にして体外に逃したら
もったいない感じの
私の体内に充満する私だけのあの時代!
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

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見逃してたけど縁あってやっと観た
映画の映画だから劇場で観たいなと思ってたけど、案外家でだらっと観るのが合ってたかもしれない

サムメンデスの映画なぁ。
割とどの作品観ても毎回、悪かないんだけど惜しい
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Here(2023年製作の映画)

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ghost tropicと連続鑑賞
先にghost troricをみたのだけど
アピチャッポンへのリスペクトとオマージュも感じつつ
余白多めな映画に対して
共感を超えた共鳴するほどの実体験は持ち合わせ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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お金をかけて撮ると
回収しなきゃいけなくて
そうするとターゲットひろげなきゃいけないから説明過多になるし
映画祭の結果も大事だから社会的なテーマも据え置かなきゃいけないし
みたいなことを
ランティモス
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

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岡山天音の最高さを浴び続ける映画


お前宇宙一しょうもないぞ
って言われた後の前原こうのリアクションと、そこに視線を残したカメラワーク、編集がすごくいいと思った
ツチヤみたいな人は世の中にほんの一握
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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PERFECT DAYSとか
SHOWING UPとか
ままならなく続く日常の愛おしさを描いた映画を、年明けたて続けに観ているなぁと思った

とりわけこの枯れ葉は、
現在のわたしたちに近い意味での市
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

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ファーストカウ、観てよかったけど
ショウイングアップもっと観てよかった

至福のケリーライカート2daysだった



ままならない日常の愛おしさ、
でも平々凡々生きるわたしたちの日常ではなくて、知ら
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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覚え書き










貧困層の暮らしを美しいものとして描いているみたいな批判を目にするけど
そこはそんなに感じなくて
妹家族との対比でわかりやすく
確かに貧困層であるという説明はされているんだ
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

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こんな最高な!
アメリカンニューシネマ!
全然知らなかった
最高に最高だったーー

どうしてもあらすじで
19歳少年と79歳女性の恋
みたいに紹介されて
しばらくは
79歳に思わせない少女性を感じて
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

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ぐったりするほど残酷だけど
不思議と読後感は軽やかだった
私にとっては個人的な映画になり得なかっただけの話かもしれないけど(重度の認知症患者が家族にいたら話が変わってくると思う)

ノエの映画でこんな
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

5.0

ぶっ刺さりすぎて無理!!!!!!!!
石井裕也は!
もう一生!
言いたいことだけ言って
撮りたいものだけ撮ってください!!!
そして映画界はそこにちゃんと金を落とせ!!!
おい映画人!
全員諦めるなよ
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(2023年製作の映画)

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とりあえず、
加瀬亮の顔がずっと浮腫んでるっぽかったのが狙いだとしたら最高



壮大なコントなので
中村獅童大森南朋あたりのやりすぎ芝居もそこまで気にならなかったかも
加瀬亮は方言と芝居かましすぎで
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オオカミの家(2018年製作の映画)

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これは。。。。。
とんでもねえもん観てしまった



まさか自分がマリアにこんなに
共鳴するとは思わず
思いの外しんどかった。。。


フェイクプロパガンダであることを知らずに
アニメーションかわいい
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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リアリティのない私的な物語だからこそ楽しめたなぁというかんじ!
一人称じぶんがたりが軸になっているのでそこの文学性と、マイケルファスビンダの美しい身のこなしとの映像的見応えと。
配信でみる方が多いので
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栗の森のものがたり(2019年製作の映画)

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絵画的なショットの美しさが永遠に続く〜!
こちとら昨夜タルコフスキー浴びたばったかりだと言うのに!
全編通して赤茶色と陰影が綺麗だったなあ

音楽、使ってる音楽はめちゃくちゃ素敵なんだけど、タイミング
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(1974年製作の映画)

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以前にみたときには
全てのショットの美しさに圧倒されてしまってたんだなってことがよくわかった
自分が大人になったということなのかもしれないけど、こんなにも語りかけてくる映画だったんだっけな
映像的にも
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

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イスラム過激派について特集しているクレイジージャーニーを観ていたら
この映画を観たことも記録しておこうという気持ちになった

思想は拡まるし残るので恐ろしいなと

最後に息子に思想が根付いてしまってい
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キリエのうた(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

酷すぎる。最低最悪。

広瀬すずとか粗品とか虹郎くんとか、キャラ造形のダサさ。。。今時あんなダサいストリートアーティストいるか?リサーチ不足もしくは馬鹿にしすぎかと。

時代を行き来してるからとはいえ
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

やっと見れたので覚え書き


水中のカットが綺麗で気持ち悪くて、良かった。
リリーさんの出、カフェで居眠りしてる姿の面白さ。リリーさんはつらつらつらっ、と台詞言うのに、伝えたい台詞はばしっと効くから流
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

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わたし、この映画をとてつもなく楽しめるし愛でしかないって思うから、そうゆうの大人になって良かったところかも、って思った。

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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結局わたしたちは永遠にジーナローランズから目が離せないので、ジーナローランズを追い続けて他に何も映っていないカメラワークが最高なのだ。
なんだあの何も映っていないキスシーンは!
あれ以上ない!!!
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

すごい露悪的でめっちゃ嫌だった。
行き過ぎた承認欲求てよりも、境界線パーソナリティ障害だしミュンヒハウゼンだと思うけど、こうゆう精神疾患を描くなら圧倒的な愛をもってやってほしい。
皮膚病発症してすぐく
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東から(1993年製作の映画)

4.2

自分がひとつの映画の撮影を終えたばかりだったので、映画とは、撮影行為とは、みたいなことを今日ちょうど考えていて、
そんなタイミングで観るのがこれ以上ないくらい抜群だったので、やはり映画の神様に愛されて
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ソウルに帰る(2022年製作の映画)

3.7



DJのいる飲食店で踊りまくるシーン、
クラブとかで周りに人がいて小さくは踊り慣れてるけど広いスペースで自由に踊る人の踊り方で、少しずつ解れてくような解れないような感じめちゃ好きだった


そのシー
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

3.5

こんなわかりやすいのも撮ってたんですねファスビンダ先生...


全員しっかり傲慢で自分本位に揺らいでて、そうゆう意味でめちゃ大衆映画...

旅行から帰ったら後の仮定の話をする、
雨上がりのカフェの
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

観終わって改めて
innocents
意味を調べたら唸ってしまった

無邪気、無知、に加えて
無実、無罪、無害ってのも。

無邪気な遊びが邪悪に転じ、
無害で無罪だった子は罪を犯し、
無知だった子は痛
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マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

5.0

いやー最高だ
言葉を失うくらい最高だった

いい台詞も多過ぎた


初めての移転後のル・シネマ、素敵だったし
観終わってエレベーター待ってる時に女性から話しかけられて
あのラストってどうゆうことだった
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