キャンチョメさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

荒野の用心棒(1964年製作の映画)

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ちょっとクサいけど、自分にとってのカッコいいが詰まってる。イーストウッドの渋い演技、早撃ち、一人対大人数、咥えタバコ、等々。

「さすらいの口笛」は何回流れても聴き惚れる。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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知れてよかった歴史だし、リリー・グラッドストーンの演技も良かったけど、流石に長い…。

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

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カーチェイスも素晴らしかったけど、尾行のシークエンスもかなり良かった。カーチェイスとは違って静かだけど、バチバチやってた。

寒そうで危険な香りのするニューヨークの空気感がひしひしと伝わってくる。
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獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

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すごい。実写の時代劇のような空気感と血生臭さを感じる。川尻善昭監督は存じ上げなかったが、他の作品も観たくなった。

実写では出せないようなリアリティある表現も良かった。忍術なんかまさにそう。エロ要素が
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

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破滅的なアウトロー割と好き。
最後の、一瞬視線を交わした直後に蜂の巣にされる一連の流れが良かった。ボニーの全てを悟った表情が切ないけど、絆も感じる。
『明日に向って撃て!』同様に死線を行き来するような
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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慣れた手つきで周到に標的を殺す主人公が、落ち着いたトーンかつテンポの良い編集と相まってカッコいい。けど、そもそもの発端は自身の失敗なので、躍起になる様子に可笑しさを感じる。最初のモノローグも、長い前振>>続きを読む

アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

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カオス。最後の方の、燃えながら動く車椅子が怖かった。

あんまり自分には合わなかった。色彩が派手で、常に画面がゴチャゴチャしてる感じが苦手だったのかな。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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洒落てて繊細でカッコいい映画。ジャン=ピエール・レオの、動作は垢抜けているけど表情はまだ少年の趣を感じる演技がとにかく良かった。一丁前にタバコ吹かしたり、酒みたいに牛乳飲んでるのが可愛いけど、ちょっと>>続きを読む

呪怨(1999年製作の映画)

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普通に怖い。70分でも長く感じた。
アングルと、被写体との距離で「来るぞ…」ってのが分かる。そういう意味では、映像的演出と一番密接な関係にあるジャンルはホラーなのかもしれない。バストショット、アップシ
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ピンポン(2002年製作の映画)

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悪くないけど、マンガとアニメに比べると見劣りしてると感じた。原作とアニメ版が極まりすぎてる。
松本大洋の絵とか、湯浅政明風の独特な躍動感があって完成してる。生身の人間が言うと何でか台詞も響かなかった。
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第三の男(1949年製作の映画)

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陰影を活かしたモノクロの映像が抜群に良かった。好みで言ったらカラーよりモノクロかもしれない。
有名なテーマ曲もめちゃくちゃ良かった。キャッチーで親しみやすいけど、哀愁も感じる。
オーソンウェルズの存在
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

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シックなギャング映画。長いけど飽きが来ないのがやっぱりすごい。
監督と主演3人が本作について語っている映像で、「映画はキャラクターが大事だ」とスコセッシが言っていたと思う。魅力的なキャラクターの人生っ
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波止場(1954年製作の映画)

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何というかシンプルで古き良き映画。マーロンブランドはずっと見ていられる魅力があった。「男らしさ」に敏感な時代だけど、ガタイが良くて、無骨で、多少強引だけど優しさも感じる男は惹かれてしまう。もちろん「男>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

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おもろいけど、マフィア映画的なカッコよさは感じなかった。正義(主人公)VS悪みたいな構図だとそうなんのかな。ケヴィンコスナー演じる役人がエリート然としてるせいか、「正しい」よりも、「悪そう」の方が惹か>>続きを読む

サッド ヴァケイション(2007年製作の映画)

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変だけどリアリティもある不思議な世界観。

石田えり演じる母親がキモい。周囲の人間を、自分の都合の良い様に動かすことしか考えてない感じ。普通にいそうなリアリティがある。

浅野忠信の優しさと怖さが常に
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

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初ウディアレン。ロマンティックコメディとして普通におもろい。ちょっとイタいアルビーに所々で共感。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

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今まで観たスコセッシ監督作の中で一番面白いし、カッコよかった。
ジャック・ニコルソン渋い声で存在感あるし、クイーナン、ディグナムも良いキャラ。
ディカプリオは普段よりカッコよく見えた気がするし、マット
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

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途中までは強盗たちに同情できなかったから、そんなに怖くなかったけど、女性が監禁されてるのが発覚してからは怖かった。ほぼ一軒の家の中だけで、色んなパターンのスリル展開があって面白い。

お爺さんの聴覚で
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インセプション(2010年製作の映画)

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おもろい。仲間がみんな良いキャラしてる。

こういう終わり方好きだけど、ちょっとイジワルだな笑
ただ、子どもの顔を見ることができたのと、コマが止まるか確認しようとしてないことから、コブにとっては夢か現
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メメント(2000年製作の映画)

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複雑だけど引き込まれた。おもろい。

テディに事実を明かされたシーンは、こっちまで頭がグラグラした。
記憶や主観って曖昧だけども、その不正確性や、妄想と記憶の混同、無自覚な都合の良い解釈に敏感になって
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親密さ(2012年製作の映画)

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他の濱口監督作品もそうだけど、言葉の一つ一つが粒のように輪郭を持っている。それが、俳優の自然な演技と合わさって、不思議な実在感のある世界が出来上がっている。ただただ現実を映したのとは何かが違う「自然さ>>続きを読む

いまを生きる(1989年製作の映画)

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キーティングみたいな先生は好きだし、考えにも共感したけど、あの学校で行う授業スタイルでは無かったのではと思った。
自由に感じ、論じ、表現することはめちゃくちゃ大切だし、「自由思想家たれ」という教えも賛
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

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やばいやつに関わってしまって、状況がどんどん悪化していく様が面白い。でんでんは言動がほとんどヤバすぎて、笑ってしまうほどイカれてたけど、死に際が切なかった。セクハラ、人の話聞かない、高圧的な態度なんか>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

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カッコいい映画。ビジュアル、映像のキレ、音楽が良い。「ゴール!」は笑った。

クスリやったことないけど、キメた瞬間床に沈む感覚になるのなんか分かるな。他の行為でも、落ちていく気持ち良さみたいなものがあ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

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まず構造がめちゃくちゃ面白い。
「TV番組の企画によって作られた箱庭的世界で生きる人間の、本物の人生」という設定は、リアリティを包み込んだ虚構である。そしてその虚構を、「これは『トゥルーマン・ショー』
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モテキ(2011年製作の映画)

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終わり方が微妙だったけど、とにかく森山未來が最高だった。エンドロールの幸世君は普通にカッコいい。
サブカルネタも分かるやつが来ると嬉しい。「最終兵器彼女かっ!」が個人的ベスト。要所要所で平成を感じた。
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

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シュールなコントか。いや、こういう映画もありなんだと思わせてくれて、面白い。

先生がテストの点数低いやつの名前呼んで、答案校庭に投げるとこでワロタ。

飲み物飲む時のやたらデカい音とか、親父の黄身チ
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

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まだ微かに残っていそうな、自分が生まれていない時代の空気を感じた。昭和と平成の間のような。

その時代の空気感を具体性を持ってパッケージした作品は、むしろ普遍的になり得るってこういうことなのかもしれな
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

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海外から見た奇怪な日本系作品と言うより、犬の話として観た方が楽しめると、観終わった後に思った。イケボ犬のキャラや、犬同士のドラマが面白かった。

字幕版で観たが、アタリの日本語が聴き取りづらかったり、
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

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「ほぇー、知らんかったわ」ぐらいの面白さが全編続く。

イノセンツ(2021年製作の映画)

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子どもの「遊び」の中に潜むイノセントな暴力が怖いし痛い。好奇心に駆られてミミズを踏み潰したり、アリの巣を破壊する。暴力的な「遊び」を行う子どもたちには悪気はなく、無垢な笑顔を浮かべる。自分にも身に覚え>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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ホラーになったりシュールになったりで何とも言い難い。
悪魔というより宗教と人間が怖い。

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

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ぶっ飛び過ぎてて笑えてくる。アパートの女と交わるところ良かった。

夜泣きにうなされると、赤児はエイリアンの様に見えてくるんだろうか。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

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『ロング・グッドバイ』原作は読んでないけど、アルトマンの映画版は観ていた。その時はいまいちピンとこなかったけど、本作を観て、『ロング・グッドバイ』観てて良かったなと思った。青春にいつまでも固執するのは>>続きを読む