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アパッチとの銃撃戦はとても良くて、ワクワクが止まらなかったが、それ以外は何とも言えない。
ただ、傑作との評判高い作品だから、見落としや、読み解けなかった良さがあるんだろう。
この時代の俳優って時代>>続きを読む
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凄い…。
間違いなくあのタンクローリーは生きている。排気ガスを撒き散らし、轟音を響かせながら、大きな茶色い体で追い回してくる生き物。
運転手が正体不明な故に、もはやタンクローリーと運転手は一体化して>>続きを読む
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藤子・F・不二雄の短編集を思い出した。SF×ファンタジーという感じ。特に、不思議なキノコや、月にいる異星人とか。
月に顔があって、目にロケットが刺さる。よく思いついたなぁ…。「好奇心は猫を殺す」とい>>続きを読む
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面白い!、けど、『モダンタイムス』の方が楽しめた。何故だろうと考えたら、『モダンタイムス』は映画館で観ていた。同じ場面でみんなが笑い、しんみりとしていた。あれがチャップリンの映画が持つ大きな魅力なのか>>続きを読む
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主要な登場人物6人の人生をなぞりながら、ハリウッドの歴史を体感できて面白い。
豪華絢爛なパーティーの他に、象の糞、吐瀉物、見せ物小屋等々、汚物・奇物も映りまくって、色んなベクトルで画の強さを感じる。>>続きを読む
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存分に楽しむために必要な予習量が多い。
あーだこーだと注文をつけて、観客好みの作品にしたい訳でもないんだがな。
ルイス見たかった。
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最高にアツイ映画だった…。
途中までCGの動きが気になってしまった。けど、この映画の主役は3人のジャズなんだと気づいたら、あまり気にならなくなった。
自分は音楽の教養はないが、3人の性格が滲み出た>>続きを読む
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何とも不憫な話だが、主人公の気の強さゆえ、微かな希望も感じる。
ユーモアのある会話が良い。
同時上映の『開拓の花嫁』が見つからなかったので、感想をここに記す。
随分牧歌的な映画だと思ったら、移>>続きを読む
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スーツを盗むシーンと、研究所に侵入して爆弾を仕掛けるシーンは、手際が良くて気持ちよかった。
こういうヒーロー映画で、個人の圧倒的なパワーではなく、チームプレイで戦う場面が多いのが、自分には新鮮で面白>>続きを読む
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この丁度良い適当さ。
エヴァはずっと見てられる魅力がある。踊るシーンが特に好き。タバコ吸ってる姿も良い。
最後は3人バラバラということかな。それぞれあるべき場所に戻ったという感じもする。
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リリアン・ギッシュの多彩な表情が本当に素晴らしかった。そして何より、「人形のよう」という比喩は、彼女のための言葉だと思うほど、人間離れした可憐さがある。
ただ、役名、キャスティング、演技があまりにも>>続きを読む
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サンタだけではなく、家族も躊躇なく敵を殺す展開が、文字通りバイオレント・ナイトという感じで面白い。
サンタクロースのキャラは面白いけど、奮起するまでが少し長く感じた。
推察はできるけど、父親の手紙>>続きを読む
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山本さんが家族と過ごす描写が少ないので、山本さん一家の、愛・絆の深さがいまいち分からなかった。
山本さんの人柄、それに感化されるラーゲリの日本兵、最後の手紙等々、良いと感じたところはある。けど、それ>>続きを読む
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最後まで演奏を続ける楽団と、浸水する部屋で抱き合う老夫婦にグッときた。
アイリッシュ音楽に乗ってダンスするシーンが結構好き。活力あるリズムと、日頃の鬱憤を晴らす勢いで踊るローズが噛み合っていて、心が>>続きを読む
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半袖半ズボンで駆け回る姿が少年のよう。着せられているかのような、不自然で似合わない制服姿。自分の世界に素直な故に、浮いてしまうあみ子が切なく愛おしい。
「弟の墓」を母に見せる前の、不穏な風で、「不味>>続きを読む
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この余韻の深さは長回しが為せるものなのかな?
上手く形容する言葉が見つからない。とにかく味わい深くて、美しかった。
息子だと分かっても、駆け寄らずにそっと後ろから見守って、涙を流す、お春の悲しさと美>>続きを読む
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役者の演技と脚本が最高。声を抑えながらずっと笑っていた。
ロサンゼルス編のウィノナ・ライダーの尖り具合が良い。ガサツで無礼だけど芯が強い。「yes,mom」に含まれる反抗的な態度と生意気さ。最後にち>>続きを読む
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主人公たちの前に訪れる障害が、現実の問題をやたらとカリカチュアしたものだったり、見飽きたものだったのは少々ストレスだった。
ただ、コロナ禍のあれやこれやと、現実への皮肉を煮詰めたようなストーリー展開>>続きを読む
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面白い。親父が優しい。香川京子独特の美しさ。
事態がこじれにこじれた故の愛と逃避行。
山に逃げるわけだけど、2人には馴染まない(おさんの着物姿など)し、町に戻るわけにはいかない。世の中にいる場所がない>>続きを読む
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水面に広がる波紋が美しい。
概ね悲劇的だけど、それだけでは終わらない展開が多く引き込まれる。
厨子王が奴隷から脱せたのも、結局生まれの身分が高かったことに起因する。家宝がなかったら関白に謁見できな>>続きを読む
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「銀残し」の良さはよく分からなかった。
岸惠子演じる姉が、どうしても17歳には見えず、最後まで引っかかってしまった。キレイな方だと思うが、17歳にしては大人っぽ過ぎて、子どもらしい振る舞いとはミスマ>>続きを読む
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強烈な一本。OPの大砲や銃の轟音で、背筋が伸びる。
戦地に復帰したくない兵士の気持ちが、嫌というほど伝わる。切断された手足、ぎゅうぎゅう詰めの負傷兵等々、まさに地獄絵図。
軍医とのロマンスは、どう>>続きを読む
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市川雷蔵の声が良い。
韋駄天っぷりを早送りでやるのはなんとなく予想できたが、やっぱりシュール。雷蔵本人はカッコいいけど、演出がズレているように感じてしまった。
花畑での斬り合いは面白いけど、作り手>>続きを読む
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『菊次郎の夏』と『HANA-BI』はあまり好みに合わなかったけど、今作はかなり好きかも。
相撲のシーン最高。
ヤクザの抗争には場違いなほど、美しく平穏な沖縄の風景が映える。ハイビスカスの赤、海の青>>続きを読む
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画面が常にカラフル。赤、ピンクと青、水色が多めな印象。
全編ミュージカル調なのはどういう意図だろう。悲劇性の回避?感情のぼかし?
ギイもジュヌヴィエーヴも、子どもに同じ名前を付けてるんだな。確かに>>続きを読む
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自分と違う人がいることを、誰もが当たり前として受け止め、その上で支え合おうとする空間だ。そういう空間は、今日の日本の学校ではかなり「特殊」なので、大空小学校の卒業生はギャップに困惑しただろうな、と思っ>>続きを読む
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この余計なものを削ぎ落とした、リアリズムあるサスペンスに徹する描写がかなり好き。
慎重に、着実に、地道に、脱獄の手段を整えていくフォンティーヌの精神力と知恵たるや。
生きる意志は失っていないと、常>>続きを読む
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デルスと探検隊との交流に思わず頬が緩み、胸が熱くなる。
苛酷なタイガを生き抜く知恵と生命力を備えたデルスは逞しいが、その振る舞いには愛らしさも感じる。
後半の老いに怯えるデルスは、人間が晩年に感じ>>続きを読む
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アクションがリズミカル。
ラーマが父親を“銃”で撃つのが良い。父親は銃で殺す「価値のある」人間だ、と言わんばかり。インド人は銃弾以下の価値と言われたことへの反乱であり、その銃弾を使って英国人を撃ち殺す>>続きを読む
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『すばらしき世界』を先に観ていたので、もしかしたら本作のオマージュがあったのかなと気になった。
亡霊的に現れる、滅茶苦茶な柄本明が印象的。
役所広司は、我慢と自己の抑圧をしながら生きる人が似合う。滲>>続きを読む
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ジェームズ・ディーンカッコいい。
頼りない父親と無理解な母親に、こっちまで反抗心が湧き上がってくる。極め付けは鬱陶しい不良ども。しかしこの人たちがいてこそ、ジムの魅力が際立つ。ちょっと変わり者だけど>>続きを読む
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なんとも言えない思い切りの良さを感じる。
説明的じゃないところは好き。ただ、静的なシーンが多いから長く感じてしまう。
それと、クスッとする笑いどころをつくるのが、ものすごく上手なんだろうな。