skipさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ティモシー・シャラメとエル・ファニング演じる大学生カップル、雨のニューヨークでの恋模様。雨の描写が美しく、ニューヨークの街並みは雰囲気があってうっとり。
前半のドタバタコメディ的な雰囲気から、もとの鞘
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.8

私はあなた、あなたは私を存在させる。という言葉にハッとさせられる。
ちょっとめんどくさいところもあるけど、哲学とユーモアをもつじいさん強い。法廷シーンは胸がすくようだった。そんなじいさんを包み込んでく
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

メインの9人のエピソードが影響しあって繋がっていくのかと思ったら、エピソードが重なるのは数人ずつで、それぞれの登場人物のいくつかのメインストーリーが同時進行で進んでいく群像劇だった。

それぞれの登場
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.9

42人もの老人を殺害していた介護福祉士斯波とそれを裁こうとする大友検事の対立。
過酷な介護の現場を見せつけられ、どんどん気持ちが重くなる。

斯波と大友検事の接見室でのシーンは息を飲んだ。対立していた
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

70年代アメリカ、高校生男子とカメラアシスタントの女性の歳の差恋愛。気持ちが近づいたり離れたりハラハラしたり。全力疾走で駆け寄るシーンは、やはりキュンとしてしまう。
ブラッドリークーパーの濃いキャラに
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.0

まだ映画はちらほら観るくらいの頃に観ました。叙述トリックがスゴくて、パズルのピースがハマっていくように伏線回収されるのが気持ちよく、どんでん返し映画にハマったきっかけの映画。
ただ、伏線回収の気持ちよ
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.7

今どきの若者4人が絡む恋愛話。
激しい性描写やドロっとした展開もあるけど、モノクロ映像のおかげかしっとりした雰囲気で、ラストシーンも綺麗に纏めていた気がする。
ブラックなネタを作るカミーユの妹が気にな
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

初代仮面ライダーや庵野監督作品は、ほとんど知らず見に行きましたが、軽〜く楽しみました。
本郷、一文字と呼び合う件とか、テーマ音楽!ライダーキック!とか、気分上がりますね!1号2号のバディ感とか一文字の
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

不貞やダメダメな行動を繰り返すけど、どこか憎めない登場人物たち。(イケメン浮気旦那が可哀想で笑ってしまった。)
いろんな愛の形や終着点があろう中で、この映画のラストシーンがこの形で良かったと、素直に思
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.6

ダブル不倫で離婚寸前、ドロドロな話のはずなのに、どこかとぼけたふんわり感は、猫たちの存在感のおかげですね。猫好きな方にはたまらないんでしょうね。
河原で4人が猫抱いて佇んでるだけで、とても画になってス
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Winny(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

法廷ものとして、また、警察内部の思惑や愛媛県警の事件とからめる構成は面白かった。
また、キャストは皆さんとてもハマっていた。とくに秋田弁護士の老獪な雰囲気を匂わせる吹越さんが良かった。

どうやって無
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

脱獄囚ネッドとジミーが神父に間違われたことから起こるドタバタコメディ。

2人の凸凹感がとても良いバランスで、このままこの先もドタバタし続けるのかと思っていたら、ラストに違う道を選んだことに驚いた。
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

主役の兄弟は、もはや演技と思えないほど。観たあと、しばらく余韻が消えない。
妹にこんな酷いことさせる兄、酷すぎるけど、兄の妹への思いに縛られて、離れられない2人に切なさを感じる。

湯道(2023年製作の映画)

3.1

豪華キャストが綴るお風呂にまつわる群像劇。

さまざまなエピソードがある中で、タイトルである「湯道」のくだりが、自分にとっては一番違和感あったので、作品の主旨が捉えられていなかったのかもしれないですが
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

同級生をズルいって思う自分に嫌悪したり、せっかく一歩踏み出しても怖くて逃げ出してしまったり…そんなネガティブになりがちな気持ちをやさしくつつんでくれるような作品。
雪さんとうららちゃんの女子トークもと
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

子供の頃ワクワクしながら見ていたアニメのスタッフロールで流れる「作画監督」「美術監督」「撮影監督」「制作進行」「色彩指定」等々、何やってるのかわからないながらに憧れた様々なスタッフの具体的なお仕事見れ>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.6

クセが強い役者さんたちの競演、話の展開は分かりやすく、楽しめました。あんなところにあんなわかりやすくお札留める帯封落とす⁈とか、ツッコミ入れるのも楽しかったです。
そんな、ある意味軽い印象を受けてしま
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

高級ブランドGUCCIのお家騒動。「実話を元にした」系のお話は、より興味深く観れます。ファッション業界全く知らなくても、トム・フォードとか出てくると、おっ!て感じになるし。
豪華キャストの演技も魅力的
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

信長と帰蝶の物語。
うつけと呼ばれていた頃から本能寺の変で討たれるまでを演じ切れる、画面からほとばしるパワーはさすが木村拓哉さん。
対する綾瀬帰蝶も負けずにかっこよく美しかった。それが見れただけで、こ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

聴覚障害を持つ両親と兄、聴者である主人公の家族の話。
主人公が父親の前で歌うシーンは、聾者と聴者、父と娘の壁を越えたことが伝わってきて素晴らしかった。
難しい将来の選択を迫られる中、主人公の夢のために
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.5

ドラマが好きだったので、楽しく観ました。
正義を貫こうとするとぶつかる壁に、悩みながらも正面から乗り越えていく、マジメ一筋の坂間千鶴を応援したくなってしまいます。そんな彼女を支える入間みちおのバランス
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最近気になる赤楚くん目当てに鑑賞。
役者さんたちの魅力なのか、撮影のテクニックなのか、自分にはありえなかった青春のせいなのか、キラキラ輝いていて眩しい。
雨の中、朱里と理央のキスシーンを目撃しちゃう乾
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さんかく(2010年製作の映画)

3.5

吉田恵輔監督に興味を持ったので鑑賞。
ポップなラブコメかと思いきや雲行きが怪しくなっていく展開は、この頃から健在なんですね。どんどん沼にハマっていく過程が怖い。仲野太賀さんを見つけて、なんか嬉しくなっ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

さかなクンをのんさんが演じてるのがいい。
おとことかおんなとかどっちでもいい、というメッセージがまっすぐに伝わってくる。
クスッと笑えるシーン満載だし、ストーリーのテーマである多様性についても考えさせ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.8

3話からなるオムニバス。どの話も、静かで淡々とした雰囲気でありながら、思わぬ展開で面白かった。2話の渋川清彦さんの教授が面白い。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

畳み掛けるように落ちていく展開が、嫌〜な気持ちにさせられつつも、面白かった。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

絵も話も音楽もみんな素晴らしかった!
井上先生の絵が動いてるという感動。登場人物のすみからすみまで、みんなが生きてるという感覚がすごい。
連載当時も毎週興奮しながら読んでましたが、あのとき以上に気持ち
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

若草物語!子供のころアニメも見たし、小説も読んだ。随分昔に見たきりなのに、エピソードを結構覚えているもので、変わらない四姉妹が嬉しくなってしまう。懐かしさを感じる一方で、現代的なアレンジのバランスがと>>続きを読む