CoCoさんの映画レビュー・感想・評価

CoCo

CoCo

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.1

所謂ステレオタイプの黒人が出て来る映画を観て、色々考えたり心を動かされている自分もこの「黒人エンタメ」に踊らされているひとりなのか…とチクリと刺された様な気がしてしまった。

でも日本に住んであまり良
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僕の特別な兄弟(2018年製作の映画)

3.6

実話がベースとの事ですが、どのくらい実話に基づいているのでしょう?

若干、それってどうなの?🤔と思うところもありましたが、主人公の2人を演じた俳優さんたちが素晴らしくて心に響く作品でした。

全体的
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

結ばれなかったヘソンはあの時結ばれていたらどうなっただろうと言い、結ばれたアーサーはあの時君に会ったのが僕で無かったら自分が選ばれたのだろうかと言う。
そういう事っていくら考えても答えは出ないんだけど
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ミセスハリスが明るくて優しくてとてもチャーミング。
周りの人に親切にして、優しくして、それは自分に返ってくるんだよ、というまるで諺を物語にした様なお話です。
自分のやりたい事や夢に向かって進んでいく姿
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

前半じわじわと来て、後半号泣😭

いつも不機嫌で偏屈なオットー。
とはいえ、何だかんだ良い人なんですよね。
ご近所さんの対応から元々は良い人で、良い関係を築いていたんだろうなと。
引っ越して来たマリソ
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

3.8

PTSDによって社会生活に適合出来なくなり、人目を避けて生活する父親と娘の話。
お互いに大切に思っているのが伝わってくるので、徐々に進みたい方向が違ってくるところが切ないです。

トーマシン・マッケン
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.8

脚色されているとはいえ、実話だというのだから世の中、凄い人がいるものだとしみじみ思う。
「夢を追うのに年齢は関係ない」というセリフの説得力よ。
ダイアナとは違う強さを持ったボニーが素敵です。
ジョディ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.2

「おっ!なんか期待出来そう」と感じる始まりにワクワクしましたがイマイチ私にはしっくりきませんでした。
音楽家バーンスタインに焦点を当てるのかそれとも奥さんなのか夫婦の関係なのか…
欲張り過ぎてどれもボ
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

小学生女子のリアル。
小学生の時は単純に楽しい時もあったけど、あんな風に辛い時もあったなと懐かしくも苦しくもなりました。
あの年頃は学校が世界の全てみたいな所があって、友だちとの関係が上手くいかないと
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

衝撃的なシーンに目がいきがちで、避けてしまうかもしれませんが、若い女性に見て欲しいなと感じました…がお勧めするには人を選ぶな。

外では子どもの様に振る舞うベラに腹を立て、成長して行くベラには子どもの
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白鳥(2023年製作の映画)

3.6

短編四部作、これを最後に鑑賞。
最後にして良かった。

映像が可愛らしく、絵本の様で、時にコミカルなのに内容はかなり残酷。
ほぼ、語りで見せていくのだけれど実際の映像より自分の頭の中の想像が勝って身震
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

正直、普通に観るだけだとよく分からない。
見終わってから考えてそういう事だったのかな?と色々考えて自分なりに納得するも良し、よく分からないままでも、それはそれで良しとも思う不思議な世界観。

セリフ、
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(2023年製作の映画)

3.6

「ヘンリー・シュガー」に続けて鑑賞。

可愛らしいのにちょっと嫌な感じを差し込んでくる感じ、大好きです。

「ヘンリー・シュガー」同様セリフ、多い、多い。
でも短いのでまぁ、良しです。 
17分なのに
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.6

昨日観た「グランド・ブダペスト・ホテル」がイマイチ不完全燃焼だったのでこちらも鑑賞。

色彩と良い、展開と良い、まさに絵本の様。
テンポ良くどんどん進んで行って楽しい。
大好きな世界観でした。

セリ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.0

キャストが豪華。
おしゃれで可愛らしい映像。
それも相まって始めはワクワクして引き込まれましたが、よく分からなかったというのが正直な感想です…。
コミカルなのに急にグロテスクなものが出てきたり、時々ク
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.5

とても素敵な邦題。

「壊れたら分解して調べて組み立て直す」という義父の言葉。
自分の代わりに色々な物を破壊して、心を解放して行くデイヴィス。
奥さんを亡くしても何の感情も湧かない、泣くことも出来ない
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.0

人種差別を題材にしていますが、重過ぎず、暗過ぎず少しユーモアもありとても良い作品でした。
とは言え、やはりズッシリと心に響く考えさせられるテーマです。
こういった映画の中だけでもなんて酷いんだろう…と
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.6

良かった!
皆んなすごいお酒を飲む飲む。
今日は飲まないと言って飲む。もう飲まないと言って飲む😁
デンマークって年齢によって販売を禁止する法律はあっても飲酒自体を禁止する法律は無いんですね。ちょっとビ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

心が温かくなるファンタジー作品。
大好きな映画のひとつになりました。

過去に戻った後の未来については少しうーん🤔と思うこともありましたが、途中からそういう複雑な事は考えず楽しみました。
家族の関係が
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.2

「ミッドサマー」を観て、衝撃を受けて
儚げな美しさを持つビョルン・アンドレセンを確認したくて、「ベニスに死す」を見直したなぁ。

服を脱ぐように言われて戸惑う姿に心が痛む…。
ビスコンティの嫌なやつっ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

シアター入り口に「長時間の上映です。休憩はありません。ご了承ください。」と張り紙があって、そんな注意書きをするほどなの?と少し不安になりましたが、それ程時間は気になりませんでした。
途中、名前が出てき
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BTS:PERMISSION TO DANCE ON STAGE –LA(2022年製作の映画)

-

バンタン、大好きです💜
歌詞の意味もザックリとは知っていたけど、とても丁寧に字幕がついていたのでより、歌詞の内容が入ってきました。
やっぱり、曲も歌詞も素晴らしいなと再確認出来ました。もちろんパフォー
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.9

岸辺露伴先生のあの世界観が好きです。
ジョジョ好きな人以外はどう思うのかな、この世界観伝わるのかなと思いながら観ていました。
完全にファン向けなのかな。
原作では露伴先生はもっと若い設定だけど、実写で
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BTS: Yet To Come in Cinemas(2023年製作の映画)

-

ARMYなんで観るしかない💜って事でスコアなんてつけられない…。
初っ端から涙出た、MIC Dropスタートはヤバすぎる。
今度はいつ7人揃ったステージが見られるんだろう。そう考えてまた泣ける…。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

アカデミー賞作品賞。前回の「コーダ」との振り幅凄いですね。
無難な「コーダ」よりこっちを選ぶ感覚の方が私は好きですが、なんかふざけ過ぎ感があり過ぎてちょっとついて行けない所も多々有り。
私としては最終
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

インディシリーズ大好き!
第3作目公開当時はこれで最後とのことだったので映画館の大きなスクリーンでインディを観られるのも、あのテーマソングを映画館で聴けるのももう最後かーと思って何回か観に行って涙して
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.3

映画館の建物が素敵、海辺の風景も素敵。
人種差別や生き辛さを抱えた人たちの関係。
最後はチクッと胸が痛むけど心に沁みる作品でした。
オリビア・コールマンは本当に良い俳優さんですね。コリン・ファース、ト
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

結果は知っているけどワクワクドキドキしながら観てしまいました。
今となっては一大ブランドのNIKEにもこんな時代があったとは全く知りませんでした。
やっぱりこういうサクセスストーリーって心踊りますね。
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.0

賢くて気は優しくて力持ち的なちょっとおバカな可愛らしいワンちゃんが主人公。
冒険あり、寂しげな年配男性との関係、強欲な嫌な敵キャラも出て来て小学生が課外授業で観に行く映画って感じというか大人になってか
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

豪華絢爛でいてカオス、そして悲哀で満たされた作品。
好き嫌いが分かれますよね。私は好きでした。

サイレント映画時代にパワー全開だっただけに、トーキー映画の波に乗れずに取り残されてしまったジャックとネ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

何だか奇妙な作品。よく分からないながら、その奇妙さがちょっと好きかもと。

高級店や有名シェフになるとこれは単なる自己満足なのでは…と思う様なところや美味しさより芸術性を追求しているのかなと感じるとこ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ミステリー要素の入ったヒューマンドラマといった感じでしょうか。

色々な人に裏切られてるカイヤの人生が辛すぎる…。よく分からないものは気味悪がり、悪の様に扱う閉鎖的な街の人達。雑貨店のご夫婦と弁護士さ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

ドキドキ、ハラハラがあってそこそこ面白かった…けど、何かが足りない、もうひと押し欲しいと言った感じでしょうか。
兄妹が良かった。
弱々しかったフィンが友達の力を借りて強くなっていく成長記でもあるのかな
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聖なる証(2022年製作の映画)

4.0

宗教って信じることによって救われることもあれば、追い詰められてしまうことも。
この作品の様に現代でも宗教の教えや神に許されるためになどの理由で近くの人や子どもを死に追いやる様な事をしてしまう事件が時々
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

長い作品故、観たいと思いつつ手をつけていなかったのですが、思い切って観てしまうと長さはあまり感じませんでした。

人物の名前は変え、何が事実かそうで無いかを決して明らかにしない事が映画化の条件であった
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.8

終始、不安を煽る様な音楽。それが幸せそうな生活に何かあるんだなぁと予感させる。
ちょっと、「ゲット・アウト」を感じさせる様な作品。

フローレンス・ピューは精神的に追い詰められる役が合いますね。
あと
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