きょうさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

牛首村(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

村シリーズあるある、冒頭のアッキーナ配信パートが一番ワクワクする。
(コメントにジーニーがいて笑った)

今作は「怪談・牛の首」と「忌み子(双子)を "牛の子" として神に還す人減らしの風習」が合わさ
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樹海村(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

樹海・オブ・ザ・デッド。

『樹海村』と言いつつテーマ的にはコトリバコのような。
だとしても最後の指から産まれる樹木ゾンビーズは意味が分かりませんでしたが…コトリバコってそんなだっけ?
村の幽霊達はあ
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『犬鳴村』恐怖回避ばーじょん 劇場版(2020年製作の映画)

2.0

DJ INUNAKI!

ストーリーの復習としてあえてこちらのバージョンを鑑賞。
見ている側が大丈夫か…?と心配になるほど制作側がふざけ倒している。

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

2.0

残念ながらバイオハザードからキャラクター名と要素を借りただけの単調で平凡な作品。

ゲーム原作と似つかない迂闊な行動ばかりの登場人物達に呆れるし、名前から絶対に死なない事が約束されているのでいくらピン
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致命的 (恐ろしい)(2020年製作の映画)

2.5

ガネーシャと地球を汚染する怪物(人間?)の戦いを語りつつ、母親が赤ちゃんを水に沈めるお話。

日本語字幕が無く雰囲気しか分からないが、神秘的な本編とサイケデリックなOPで脳が壊れる。

水に浸かった赤
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ローラは眠れない(2019年製作の映画)

3.0

"来る" と分かっているジャンプスケアの溜めほどヒヤヒヤするものはない。

目的不明の理不尽さが実にショートフィルムっぽい塩梅で、鬼気迫る演技も良い。

『スマイル』の前身的な短編だけに、荒廃するセッ
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コンフィデンスマン ある詐欺師の男(2012年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

副題の通り、ある詐欺師の出所後のお話。
悲しいかなサミュエル・L・ジャクソンの渋さで保たれている映画。

服役前は凄腕の詐欺師であったとの事だが、その手腕が描かれるのはまさかのラスト30分に入ってから
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スペル(2020年製作の映画)

2.5

釘が、長いッッッ!!!

無意識に特権意識を振りかざしていた主人公への罰か。VS フードゥー教ホラー映画。

前半の緊迫感や嫌な予感をとことん感じさせる演出はかなり良かったが、それが予感のまま終わって
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.0

思想教育のための教訓めいた物語が暗喩的に込められた作品。

人体錬成のように崩壊と生成を繰り返しつつ、二次元と三次元が入り交じり常に変容を続ける様は悪夢のよう。
最初から奥行きと立体感がバグって脳がお
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(2021年製作の映画)

2.5

「骨から死者を蘇生し婚約(破棄?)する儀式」を記録した映像が発掘された、という体の短編ストップモーション・アニメ。

音と声が怖すぎるし、時々ストップモーションではない映像が挟まるのが非常に不気味。
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

BODY IS REALITY.

痛みの無くなった近未来、臓器が生成される "加速進化症候群"、退廃的な世界でプラスチックを食べる子供、有機的なベッドや嚥下をサポートする朝食用の椅子、内なる美コンテ
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.0

ベンチに座った男女の口説きあいに、タイムマシン要素をちょい足し。
アーケードコントローラー並みのでかい装置を持ち歩く姿がシュール。

お話としては「ど○でもドア」の怖い解釈に流行りのマルチバース要素が
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

テレビアニメで夏油の過去話まで来たので、ちょうど良いタイミングかと思い鑑賞。

元々ある程度独立したエピソードだけに、まとまり良し。
補完された部分も若干引き伸ばしは感じるが丁寧だったと思う。
アニメ
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.0

フォーマット的ではあるが複雑すぎず、「故郷を守りたいノア(人類)」「故郷に帰りたいプライム」「故郷を失ったプライマル」の三者が融和した物語がかなり良かった。
ペルーの大地で暴れまわるトランスフォーマー
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.0

延々と続く陰鬱さ◎
張り詰め続ける緊張感◎
子役達の演技◎

子供達だけの静かなる超能力バトル。
無垢ゆえの残酷さと、イタズラから暴力への変遷、悪意を学んでいく混乱が描かれていた。

本当に悪しきは子
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映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

今作はコメディ要素強めで、自分には本編のようなハードな雰囲気が肌に合っているようだった。

応援の扇動など例年より本来のターゲット層向けな演出になっていた印象。
理屈で見てしまったので色々と納得できな
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映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(2023年製作の映画)

3.0

見たいものが見れた感がすごい。
短い尺に描きたい事が詰め込まれていた。
(そのせいでギラが流し流されしてしまっているが…)

ロボ戦を無くし戴冠式や死の国のCGが豪華で見応えあるものに。

人生を地獄
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

12歳、「死体」という非現実を探すひと夏の冒険。
あぁ、なんというノスタルジー…。

なんとない話だが、当人達にとっては大人の世界に抑圧された認めたくない境遇からの逃避であり、自尊心を保つための本気の
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

韓国版は未鑑賞。
韓国版のポスタービジュアルから陰惨で泥沼な作風を期待していたが、リメイクである本作はありきたりなテンションのクライム・サスペンスに落ち着いてしまった気がする。

なにより看護師マリー
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

『X エックス』の続編にして、殺人婆パールの若かりし頃を描いた物語。

ホラーというよりはミュージカル・ドラマのような作風で、意外性は無いが分かりやすく、悪く言えば続編/単独作どちらとしてもエグみと独
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

2.5

十数年振りに同じ役者さんが演じられたというのが興味深い、もはやファーストキルどころではない続編兼前日譚。

鑑賞者に『エスター』のタネがバレている状態を逆手に取り、別の思惑との交差、騙し合いの攻防で前
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ファウンド(2012年製作の映画)

3.0

一家それぞれが抱えた秘密、兄の部屋にある生首とそれを見つけてしまった弟。
見せかけの平穏に潜む、兄弟の歪んだ影を描くジュブナイル・スリラー。

根本の問題解決をしない大人たちに "いい子" を強いられ
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画家と泥棒(2020年製作の映画)

3.0

絵を盗んだ泥棒とその画家との奇妙な関係、挫折と再生を映した作品。

ドキュメンタリー風かと思ったが、本当にドキュメンタリー…らしい。
終わり方や構図があまりに決まりすぎていて、フェイクなのではと思って
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

多彩で多様なアニメーションは今作も言わずもがな。
色彩や網点でのぼかし表現などアートが極まっている。

特にグウェン次元の水彩画のような表現が好きだった。警察署長である父親とのやりとりで背景の色合いや
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

某No Way Homeばりに贅沢な映画。
マルチバースを扱う作品だが、多元宇宙をスパゲッティで例えたり、キーアイテムをトマト缶1つに集約していてだいぶ分かりやすくなっていた印象。

ストーリー、キャ
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

VFXは陳腐だし、わざとらしい演技や音響は目も当てられない…が、俗物すぎる登場人物が好みな作品だった。

追い詰められると自分のエゴを剥き出しにするパワー系主人公。
嘘をつき他人を利用して目的を達成す
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テリファー(2016年製作の映画)

3.0

殺人ピエロが追う!逃げる!詰めが甘いので死ぬ!以上。
なので約80分は見やすくてちょうど良かった。出だしのシーンが効いてくるのも好みな構成。

喋らない殺人鬼アート・ザ・クラウンがギコギコしたり、バブ
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All Hallows' Eve(2013年製作の映画)

3.0

『テリファー』アート・ザ・クラウンのスピンオフ元という事で自動翻訳を駆使しつつ鑑賞。

小馬鹿にするようなサイレント笑いと殺しのやり口が邪悪。でもすごい楽しそう。

紛れ込んだビデオテープに収録された
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

なんて楽しい映画!

オムニバスで描かれる一癖も二癖もあるキャラクター達がただただ魅力的で、絶妙なテンポと間で交わされる人生の一片を切り取ったような何気ない会話が心地いい。150分があっという間だった
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

高橋一生演じる岸辺露伴は好きだし、ドラマの雰囲気そのままで楽しめるが、残念ながらハマらなかった。

パリの街並み、ルーヴル美術館の荘厳さや空気感。お洒落な絵面。
そこには確かに "本物" があり、何と
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カポネ(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスタージャケットのような渋さとかっこよさは無く、アル・カポネの晩年を描いた作品。
晩年と言っても48歳だが、梅毒により麻痺と認知症が進行している姿が痛々しい。

学が無く梅毒の症状を把握していなかっ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「スキズム」というデスゲーム配信へ荒らしコメントをしていた主人公は運営の怒りを買ってしまい、ボルトで両手に拳銃を固定されデスゲームに無理やり参加させられて…というあらすじ。

両手が塞がっているが故の
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

はぐれ者達の家族愛。
皆が家族のために奔走する姿が胸を打つ、痛ましくも愛しい映画だった。

瀕死の重傷を負ったロケットの過去を軸に、それぞれが自身の抱えているものと向き合い成長し、再出発する。

「あ
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.5

本監督の作品にハマりつつある。
不気味で悪趣味な世界観、アート的な表現だが解釈がしやすい塩梅なのが自分に丁度いい。

前後半でメイン視点が入れ替わる構成や、民話を現実で辿るとどうなるかの想像性が面白か
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

吹き替えで鑑賞。
エンドクレジットまで力を入れているだけあって違和感なく見れた。

主要なマリオシリーズからの再現ネタ、オーケストラ・アレンジされた原作BGMの数々、質感まで含めた美麗なCGグラフィッ
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.0

光アレルギーの子供達のため厚手のカーテンを閉め切った屋敷を舞台に、母親である主人公が「見えない侵入者」や「怪しい三人の使用人」という複数の理不尽な状況と対峙していく物語。

基本的な光源がランプの灯り
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