きょうさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

2.5

兄妹を中心としたある一家が『悪魔という概念的な恐怖』に晒される7日間を描いた映画。

ポスタービジュアルのインパクトからもっと激しめの展開を期待していたため、物足りなさを感じてしまったのが正直な所。
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デモニック(2021年製作の映画)

2.0

過去に大量殺人を犯し現在は昏睡状態に陥った母親の意識下に潜入すると、そこには得体のしれないモノがいて…。

潜在意識を仮想世界としてゲーム的なポリゴン透過やジャギーのあるテクスチャで表現しているのは斬
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

かつての連続誘拐殺人事件と類似した少年2人の失踪、その事件を担当する刑事の自宅で起こる不可解な現象。

全く関係性が見えない2つの現象の点が、段々繋がって線になっていく構成は見事!

不穏しかないBG
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.5

いわゆる無敵の人に礼儀を欠いてしまった結果、恐ろしい事態に巻き込まれるという教訓的なお話。

序盤のフラストレーションを感じさせる造りがすごい。
母親の行動がいちいちマイナスなので、ラッセル・クロウ演
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.0

残念ながらSAWではない。劇中にも出てくる通り模倣作という印象。

ひたすら刑事ジークの目線で進むサスペンス感や、演じるクリス・ロックは良かった。

だが、視聴者側には犯人がバレバレだし、仕掛けるゲー
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

2.0

見たまんま、想像したまんまのビックリ系ホラー映画。
実際にZoom繋いで撮影してたりするのかな。

Zoomならではの機能を使用した演出があったり、POVという事で結構見入る部分はある。

が、色々と
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.5

冒頭から驚くほど傷の似合うイケオジ。

一般人だと思った男の逆鱗に触れてしまったら…という『ジョン・ウィック』や『イコライザー』とも通ずる設定。
(今作はハッチによる八つ当たりからの自業自得感はあるが
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ディストピア感溢れるワンシチュエーションスリラー。

月に一度ランダムな階層に2人が割り当てられ、食事はプラットフォームで運ばれてくる上位階層の食べ残しのみ。下層になるほど食べるものにありつけない。
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

殺人事件とゾンビをかけ合わせた摩訶不思議なミステリー。

ナチュラル演技の神木隆之介と、ただただ顔面の強い浜辺美波のやりとりが好み。
シュールな笑いを誘う演出が多く、肩肘張らず気楽に見れる映画だと思っ
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ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)

3.0

とうとう来る所まで来たジェイソン君。
今度の舞台は2455年の宇宙船!

急なラブロマンスやアホの子の暴走など、お決まりの展開から面白いようにフラグ回収されるのはいつもの事。

今作が一味違うのはSF
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.0

ゲームを題材にしたトレジャーハンター物の最新作!
だが、登場人物や謎解きの展開などテンプレート的で目新しさはあまり無かった。

トム・ホランドは大活躍するので、彼の演技、アクション、肉体を堪能したい方
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地球の12箇所に来訪した異星人(ヘプタポッド)の目的を知るべく、言語学者ルイーズが交流を図るお話。

SF物としてはかなりゆったりとした雰囲気になっている。
丁寧で美しい映画でありながら、異星人との対
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.0

前作でモグワイの生態を説明し終えた分、グレムリンの多様化に重点を置いたモンスターパニック映画に。

ただ、一方的にグレムリンに翻弄されるだけの展開が続くので食傷気味だった。
ギズモは相変わらず愛らしい
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グレムリン(1984年製作の映画)

4.0

古き良きSFブラックコメディ。
表情豊かなギズモがとても愛らしい。

中盤から割りとハードな展開になるが、CGが当たり前な今、セットやパペットを駆使したグレムリンの暴れっぷりは見どころ。
テレビに影響
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ミュータント・タートルズ -TMNT-(2007年製作の映画)

2.0

初っ端から壮大な世界観設定を見せられて置いてかれたり、13の怪物があんまり意味なかったり、細かい設定や展開のツッコミはあれど安定のTMNTだった。

欲を言えばもっと癖のある展開や描写があるとより好み
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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃(2014年製作の映画)

2.5

前作の裏で行われていた、アテナイとペルシア軍の海上戦を描いた作品。

前作より続けて鑑賞したのでどうしても比較になってしまうが、前作で惹かれた要素が本作では真似事になってしまったように思う。

青を基
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.5

戦争映画の皮を被ったサスペンス映画という印象。

防波堤:1週間、海:1日、空:1時間の3つの時間軸を同時に描く構成にまずビックリ。
次になんと言っても映像が凄い。どうやって撮ったのかツッコみたくなる
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

特殊な能力のあるエリーが1960年代ロンドンの女性サンディの意識に共鳴するも、その時代の裏側に広がる闇や幻影が段々と現在に侵食するタイムスリップ・スリラー。

展開にハマる楽曲、印象的なネオンライト、
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.5

ティム・バートンの独特なキャラデザが活きるストップモーションアニメ!

現世が白黒で陰惨、死者の世界がカラフルでコミカルという所に皮肉さを感じる。
月夜にドレスのなびくエミリーはため息の出る美しさ。
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オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.5

まさに原点回帰。
前作の複雑さが排除され、かなり見やすく楽しめるエンタメ作品となっている。

敵役を分かりやすく、個々人のスキルの積み重ねが最高の仕事・カタルシスに繋がる…この感じを待ってた。

調査
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

内容をまとめるとこんな感じか…?
────────────
①ルマーク師匠がオーシャンズを褒めた事に嫉妬したナイト・フォックスが、前作の被害者ベネディクトへオーシャンズの正体をリーク。あわせてオーシャ
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

連続殺人犯の精神世界に潜り込み、セル(監禁房)に囚われた被害者の居場所を探る!

ポリスサスペンスとダークファンタジーがまさかの融合を果たした映画。
分裂症を患った犯人の精神世界は『鮮やかな色彩や前衛
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ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

特殊能力ジュブナイル物かと思いきや、まさかのSFモンスターパニック映画へ。

序盤の緩やかな非日常感はとても良かったが、色々な要素が混じりすぎて噛み合わず最終的に大味になってしまった。。

ネタバラシ
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.5

逃れられない死のピタゴラスイッチ!

ほどよいハラハラ、ほどよいグロさ、ほどよいストーリーが心地良い。

序盤、飛行機墜落に至る不穏さの積み重ねが一番の見所かもしれない。
その後もつまらないと言うわけ
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

2.0

くずがくずを呼ぶ連鎖反応。。
まさか男の嫉妬、あてつけをメインに見せられるとは思わなかった…苦笑

モンスターが出る事も、対象がソウルである事も特に意味があるものではなく、無くても成り立つように思う。
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仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(2022年製作の映画)

4.0

Vシネで真価を発揮する福田脚本と、エモーショナルで斬新な画作りの上堀内監督。
仮面ライダースペクターに続き、またも『罪』をテーマにタッグを組む。

ど頭からPOV撮影でのサスペンス要素満載さ、予想を裏
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.5

ティム・バートンらしい奇抜で大袈裟な世界観や美術が素晴らしい。

ウンパ・ルンパのために作られたのではないかと思うくらい、ウンパ・ルンパの風刺ミュージカル演出が好きすぎる。
やってきて帰る所までじっく
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

"必死に生きるか、必死に死ぬか"

希望があるからこそ絶望もあるわけで、自由だからこそ変化についていけるのか不安で恐い。
その時に諦めるのか、報われるまで希望を持ち続けて努力するのか。

そんな事をじ
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Lights Out(原題)(2013年製作の映画)

3.0

『ライト/オフ』の原点も鑑賞。

やっぱりこのワンシーンに魅力が凝縮されていると実感。

ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.5

灯りの無い所にだけ現れる人影、シンプルに恐い。

このアイデアと少し意外性のある出自が面白い。
その特性を活かしてマズルフラッシュで弾が当たらない演出、大好物です。

中盤からよくあるホラー物になって
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

こちらライト層の特撮ファン。
個人的に見たかったものが見れて満足。

リスペクトからの原点回帰と現代アレンジの融合。
当時のBGMやSEにあわせて闘う、リファインされたCGのウルトラマンや怪獣の塩梅に
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スマイル(2017年製作の映画)

1.0

なんとなく見つけてふらっと鑑賞。

夜寝る前・朝起きた時、その思考の違いや方向性を朗読するような内容だった。

表現が感覚寄りなのと、自分がネガティブに悩んでこねくり回したいタイプなので、ほーんという
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タイタンの逆襲(2012年製作の映画)

2.0

何となくパーマになったペルセウス君に解釈違いを起こし、見れてなかった続編をついに鑑賞。

冒頭から「人々が神に祈らなくなり神の不死性が失われた」というゼウスに対して、『祈られるような行いを日頃から行え
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

思っていた以上にサム・ライミ節のきいたホラーテイストが新鮮なMCU映画だった!

マルチバースを利用したあれこれは、エンドゲームやNWHに続きドラマやその他マーベル作品を追いかけてきた人へのサプライズ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

COVID-19が大流行した今、フィクションではなくなってしまった映画。

妻子を亡くした父親、医療従事者、国際機関…色々な立場で戦う人達が描かれる。
デマや陰謀論の流布、市民の暴徒化など、体験してき
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