きょうさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

ホラージャンルを超えた何か。
設定、映像、演出がかなり大胆だがしっかり面白い。

暗闇を使ってめちゃくちゃ怖く魅せたり、機械的なカメラワークで不安を煽ったりとホラーテイスト満開かと思えば、『アクアマン
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

エンドロールのスタッフ陣を見て驚愕のストップモーションアニメ。
どれほどの労力と時間がかかったのかは想像もつかない。

荒廃した世界観の割りにキャラクター達の言動が俗っぽくて親しみやすい。
生々しくも
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

まず正方形の画面サイズと白黒の映像による、陰惨で窮屈な画に度肝を抜かれる。こういう雰囲気は大好きです。

ストーリーは言ってしまえば4週間灯台に残される老齢と青年2人の姿を描いただけの物だが、様々な暗
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

常に追われる緊迫感!
長回しのアクションで一生戦ってる人たち!

契約や誓約が絶対の世界なのに犬のためにタブーを犯す人たち!

薬指!寿司屋!

一生戦ってる人たち!
会って戦うのが嬉しい人たち!
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

笑わせてもらいました。
悪魔の帝王であるサイコ・ゴアマンに負けないほど、ひねたクソガキッズの癖が強い。

B級映画に分類されると思うが、大真面目にふざけ倒そうという気概が感じられる。
CGやストップモ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

こんなにもキャラクターが生き生きとしているアニメ作品は久しぶりに見た気がする。
それが劇中でも触れられる上映時間・テンポ感の良さとあわさって、非常に感情が揺さぶられた。

ジーンの映画への想いを『編集
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.5

主人公に降りかかる理不尽の波にヒヤヒヤする。。

これは主人公はキレていい。
自分が同じ境遇になったらキレる自信しかない。

病院で一瞬の内に人気が無くなる演出はアナログながらもゾクッとしてお気に入り
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CUBE(1997年製作の映画)

3.0

初めてまともに見た気がする。
展開が早く話も分かりやすいのでさくっと見れた。

罠のビジュアルがえぐいのは序盤の網と酸くらいで、後は極限状態になった人間達の本質バトルという感じだった。

翻訳で見たか
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カラスの親指(2012年製作の映画)

4.0

タイトルから不穏な内容かと思いきや、存外心暖まるファミリー物だった。

映画の時間はちょっと長いが、程よい緊張感のあるシーンもありそこまでダレずに見れた。
本当の意味でタイトルが理解できた時は清々しい
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仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ(2021年製作の映画)

4.0

ノリや展開はいつものライダー映画という事でご愛嬌。

今回注目したいのはやっぱり、中尾さんと古田さん、そして藤岡弘、さんのリアルご子息である藤岡真威人さん。

中尾さんと古田さんのお芝居で一気に雰囲気
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前情報なくなんの気無しに見てたら、最後の殺人犯のやり方でトラウマになるかと思った。

少年達の会話の内容や万能感、謎の無鉄砲さなどジュブナイルを感じる前半。
後半からは「結局警官が犯人なのか否か」が二
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シリアルキラー・ジャックの12年に及ぶ軌跡を語りと共に見せる映画。

何となく共感し得るような殺人への芸術性や哲学を語るが、計画性も無く衝動的、家の建築も拘っているようで全く進まない。
地獄に落ちてか
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ダークハウス(2015年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

どうにも色々中途半端という印象。
警官vs悪魔という構図になっていくのは新鮮だった(何も解決できずだったが)。

既に霊障でひどい目に合っているのに頑なに降霊術をやりたがる面々、脅かしだけをしにくる幽
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ノリと勢いが前作の1.5倍くらいになってまるでジェットコースター!
ヴェノムが喋りまくるし動きまくる。
カーネイジへの変身シーンやビジュアルもヴェノムと差別化された不気味さで良かった。

ただ、弱点や
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ボスタービジュアルに惹かれて鑑賞。

独特なテンポと緩急、台詞ではなく定点長回しの演技と音楽で魅せるスタイルは(個人的に見慣れず)新鮮だった。
序盤が顕著だが、ショートムービーっぽい印象がある。

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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.0

ゴジラとコングが青春熱血アニメの如く闘り合う姿は、約束された迫力とあわせて段々可愛く見えてくる。

船上やネオン街での闘いは迫力有り。
あの第3の怪獣の登場で立ち位置が変わっていくのも期待した展開だっ
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機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!(2021年製作の映画)

2.5

本編開始前なのでキャラが若干定まっていないのか、冒頭の戦闘シーンではそれぞれの珍しいアクションスタイルが見れる。

当時の役者さんご本人が演じるスーパーワルモノを召喚できる世界、強すぎる…。
番組開始
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魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム(2021年製作の映画)

2.5

よくあるスーパー戦隊夏映画のノリと展開だが、キラメイジャーらしい明るさは元気が出る。
酷使されるガルザ…。

羊モチーフの敵デザインがかっこいい。

そしてPPAPをここで持ってくるか。今でもちょっと
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.0

冒頭掴みの映像でこんなワクワクすることある?

ご都合主義ありの王道ながらも、後の伏線回収とか魅力的なキャラクター達でしっかり面白いSF戦争映画だった。
特にJ・K・シモンズ演じるお爺ちゃんのビジュア
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ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー(2021年製作の映画)

3.0

前作に続き『正義の危うさ』という重いテーマに全力で挑んだ作品。
見ていて健やかな気持ちにはなれないかもしれない。

滅亡迅雷.net、不破さん…ゼロワンをやりきるという覚悟を感じた。
或人が宇宙から戻
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

新登場キャラが多く設定も壮大なため、大味な映画になるかな?と思っていたが流石のMCU。
一言で言うと『愛しか勝たん』。

キャラの個性もスーパーパワーの違いだけはなく、『エターナルズ』という種族だから
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

真犯人を追うミステリーではなく、SNSとメディアの悪い部分が状況をくっちゃくちゃにしていくドキュメンタリー風な作り。
なので、警察の捜査とかは一切描かれない。

ほとんどの登場人物がリテラシーが無く、
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.0

規模が…規模がでかい!

ギミックの種明かしはまぁまぁ楽しめたが、正直終盤までカイジでなくても成り立ちそうだと思った。
登場人物も増えたけど、その場限りのギミック要因で全体的にキャラの掘り下げが表面的
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カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年製作の映画)

2.5

みんな「罰は地下帝国での一生労働」「あんな地獄二度と嫌だ」と言いつつ、ひょいひょい戻ってきている人物が多かったり、カイジは分かってるのに借金して逆戻りしていたりと、重みがない。
また命のやりとりをする
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.5

ブレイブメンロードはちょっとだれるが、全体的にテンポが良い。
またなんと言っても藤原竜也、天海祐希、香川照之の安定感がすごい。非現実的ながらも説得力のある熱演が見ていて気持ち良い。

ゲーム自体もああ
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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

パッケージ然り、終盤まで視聴者側に偏見を持たせる作り。
タイトルだけが最初から真実を語っていたという。

少年達が隣人に幽霊を信じ込ませるいたずらを仕掛け、その姿や変化を監視する実験をドキュメンタリー
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

ノーラン作品顔なじみのキャストに思わずニヤリ。

緊迫感、飽きさせないテンポ、読めない展開。
唯一無二の構想とそれにリアリティを持たせる手腕は相変わらずすごい。

展開上、夢の階層がクロスカットで描か
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